
学部教授会が長引いて,20分ほど遅れて説明会場に指定した部屋に行きましたが,既に10名ぐらいの学生が来ていて,卒研生の説明を受けていました.来ていた学生は,みんな見たことのある学生ばかりで,少しは私の研究室に興味を持ってくれているのではないかと思っています.
例年は,最初に私が長々と研究室の概要を説明していたのですが,今年は最初から卒研生に自分が取り組んでいる研究の内容について説明してもらい,私は質問があった時だけ答える,という方針にしました.
私の研究室は,ものづくりに関する実践的な研究をしています.ものづくりに携わる人たちを支援するということが,大きな目標となっています.
アプローチは二通りを考えています.
一つは,きつい,あるいは難しい作業を完全自動化して,そのような仕事から人を解放するという取り組みです.5軸制御加工経路計画や産業用ロボットを利用した作業の自動化などのテーマが,この方針にあたります.
もう一つは,誰もが楽しくものづくりに携われるように,新たな仕組みを構築しようというものです.操作が難しい工作機械を直感的に扱えるようなインターフェイスや,子供でも簡単かつ安全に使えるデスクトップ型工作機械の開発などに取り組んでいます.
どのような学生が配属されてくるか分かりませんが,成績はいまひとつでも,第一希望の学生で枠が埋まれば理想的だと思っています.
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