~イーハトーブ発 ものづくり ~とどけ世界へ 感謝の想い~」 に参加するために,平成25年11月28日木曜日は,岩手県JR北上駅近くにある
「ブランニューキタカミ」 に行って来ました.無理のない移動としては,7時16分東京発の「はやて101号」に乗るのが精一杯でした.9時55分に北上駅に到着,岩手大学 理事・副学長の岩渕先生のオープニング講演
『産学官連携による「ものづくり」への期待』 には,ギリギリ,間に合いませんでした.途中からの聴講となりましたが,「K(経験),K(勘/感),D(度胸)」の「KKD」に,Scienceを付加した「KKDS」にしなければならない.COI(Center of Innovation)か,COC(Center of Community)か? プロセス・イノベーションに取り組むべき立場であるハズのところに,プロダクト・イノベーションが求められる.大学人としてのジレンマについては,共感するところも多く,大いに考えさせられました.
午後13時からC室で行われた 「CAD/CAM/CAE/CAT」 のセッションでは,私の研究室の修士2年KNK君が,
「産業用ロボットを用いた研磨作業の自動化 ―切削用のNCデータを利用したロボットプログラムの作成―」 という題目で発表しました.実験結果が出たのが今週の月曜日で,昨日の夜まで発表内容を検討するという綱渡り的な状況だったのですが,発表時間ギリギリまでの努力が伝わったのか,たくさん質問していただけました.回答の内容も適切かつ前向きで,好印象だったのではないかと思います.彼の持ち味が十二分に発揮され,私自身が清々しい気分になりました.
一番最後に,岩手県 復興局 理事兼副局長の方が
「東日本大震災津波からの復興に向けた岩手県の取組 ~いのちを守り 海と大地と共に生きる ふるさと岩手・三陸の創造~」 という題目で講演された特別講演Ⅱは,色々と考えさせられました.千年に一度という未曾有の大災害に対して,事前の取り決めなどあるハズはなく,そのようなものを整備しながらの復興作業は,思うように進まない.現場との意識の違いを,強く感じました.なんとかならないのでしょうか.
翌日1限に講義があるため,KNK君とともに19時3分北上駅初の 「やまびこ66号」 で帰京しました.3時間入れ替え制の
「居酒屋やまびこ」 で,最初の1時間はKNK君と大いに語り合いましたが,中盤以降のKNK君は,お疲れ&慣れない日本酒でダウンでした(笑)
|
車内販売で購入した弁当 |
|
カップ地酒 |
岩手県にタッチ・アンド・ゴーの出張でしたが,充実していたためか,あまり疲れを感じませんでした.これで,今年度の大きな出張は終わりです.今後は,卒論と修論の指導に,一意専心します.