平成27年12月20日(日)は,伊豆下田旅行の二日目,6時半に起床して,宿の正面の海から昇る朝日を見ました.日の出を拝むのは,何時以来だろう? 特に海からのSUNRISEは,最近の記憶にはありません.やっぱり,Rising Sun は,山よりも海の方が綺麗ですね.朝食も美味しくいただき,素晴らしい一日のスタートとなりました.
10時にチェックアウトして,伊豆急下田駅まで送迎バスで戻り,すぐに市内観光を始めました.メインストリート(?)の
「マイマイ通り」 を南進し,唐人お吉の記念館がある
「宝福寺(ほうふくじ)」 を見学しました.今回の旅行まで,
「唐人お吉」 について考えたことがありませんでした.公のために個を犠牲にするようなことは,あってはならないことだと痛感しました.
文久三年(1863年)一月十五日,山内容堂と勝海舟が
「宝福寺」 で会談し,坂本龍馬が脱藩の罪を免ぜられたということをも知りました.謁見の間が,当時のまま残されていました.伊豆半島の南端にある下田が,歴史上重要な寄港地であったということを実感しました.
気まぐれに立ち寄ったつもりが,思いのほか長居してしまった
「宝福寺」 を後にして,最後の見学と予定していた
「了仙寺(りょうせんじ)」 を参拝しました.しかし,楽しみにしていた御朱印はゲットできず,一番の目的としていた国内最大規模の黒船・開国関係の資料を収蔵している宝物館は工事中... ああ! モリシゲ,不運...orz
振り上げた拳の行き場に困り,
「下田開港博物館」 を見学することにしました.これはこれでよかった.とてもとても.ペリー提督,アメリカ初代総領事ハリス,ロシアのプチャーチン提督など,下田に縁のある偉人について,大いに学ぶことができました.知っているつもりで,知らないことばかり.現地ならではの学習です.
最後に,今回の旅行最後の地と決めていた,
「ペリー艦隊上陸記念碑」 を見学しました.今は絆の深いアメリカ合衆国との関係が,この地から始まったのだと思うと感慨深く思いました.日米の先人たちによる多大なる業績に,敬意を払いたいと思います.みんな,一生懸命だったんだ.
お吉が開業した小料理屋
「安直楼(あんちょくろう)」 を見学しなら,伊豆急下田駅に戻り,駅前にあるなまこ壁で造られたレトロな時計台のお店で,クリームあんみつと紅茶のセットで休憩しました.うーむ,紅茶はともかく,あんみつは八王子のゴルフ場の方が美味いぞ?
伊豆急下田駅14時16分発の
「スーパービュー踊り子8号」 に乗って,16時42分に品川駅に到着,一泊二日の旅行を全うしました.初日の海に感じ,二日目の歴史に学び,新しい刺激を得る充実した旅となりました.