平成27年11月7日土曜日は,インスタントラーメン発祥の地・大阪府池田市を探訪しました.主目的は,阪急池田駅から徒歩10分くらいのところにある
「インスタントラーメン発明記念館」 の見学でした.
私は,日清食品創業者である
「安藤百福(あんどうももふく)」 氏を尊敬しています.いや,「尊敬」 ということばを超えて,もはや
「敬愛」 という気持ちに近いと思います.前日,
「大阪企業家ミュージアム」 を見学した時,安藤百福氏のブースの前に立った瞬間,思わず泣きそうになりました.ある日の日記のような投稿に,安藤百福氏への思いを埋もれさせるわけにはいかないので,後日の投稿で何回かに分けて述べたいと思います.
まず,心を落ち着かせるために,阪急池田駅から記念館とは反対方向に数分歩いた場所に鎮座する
「呉服神社(くれはじんじゃ)」 を参拝しました.
「呉服」 は,
「ごふく」 ではなく,
「くれは」 と読むことを現地で知りました.モリシゲ,一週間の不覚... orz 呉の国から渡来し,日本に織物や染色の技術を伝えたとされる
「呉織(くれはとり)」 を祀った神社.通称は
「下の宮」 さん.今回も,身内のことを祈念しました.
そして180度回頭し,悲願としてきた
「インスタントラーメン発明記念館」 に進撃.入場は9時半からだと思っていたのですが,団体の見学に対応するために早めに開門していたらしく,10分前の9時20分に入場できました.
安藤百福氏の研究小屋が再現されている
「チキンラーメン誕生」 のコーナーから,
「安藤百福とインスタントラーメン物語」 のコーナーへ進みながら,安藤百福氏の足跡と,インスタントラーメンの歴史や変遷などについてじっくり勉強.特に,知的財産のコーナーでは詳しくは知らなかった情報が多く,安藤氏の考え方や取り組みに大いに感銘を受けました.
カップを自由にデザインして,スープを選び,お好みの具材をトッピング,オリジナルの
「カップヌードル」 を作れる
「マイカップヌードルファクトリー」 では,前夜の練習の成果をいかんなく発揮(?),まあまあの出来のイラストを転写することが出来たと思います.自分が考えた構成のカップヌードルが,フタをされたり,シュリンク包装されたりしていく様子を見て,ワクワクしました.
その場で喫食できる
「テイスティングルーム」 では,スタンダードなしょうゆ味を食べるつもりだったのに,10月5日に新発売ということばに踊らされ,
「パンプキンポタージュヌードル」 なるものをチョイスしてしまった... モリシゲ,一日の不覚...orz 「かぼちゃの甘みあるスープにチーズのコクを利かせ、濃厚に仕上げました。具材はかぼちゃに加え、チュダーチーズ、ニンジン、キャベツをトッピングしました。」 うーむ,ハロウィン狙いなのかなあ? 不味くはないんですけどね...
入口方向に戻りながら,これまでに販売されたインスタントラーメンのラインナップが展示されている
「インスタントラーメン・トンネル」 を見学.子供の頃に食べたパッケージを見付けて,懐かしく思うと同時に,インスタントラーメンが日常のものであったことを実感しました.
2時間程度と,予定よりも早く記念館の見学が終わったので,池田駅から北へ歩いて20分以上の丘に鎮座する
「伊居太神社(いけだじんじゃ)」 を参拝することにしました.
「伊居太」 を,
「いけだ」 ではなく,
「いいだ」 と読んでしまったのは,仕方のないことですよね? 最初に参拝した
「呉服神社」 と対をなし,
「穴織(あやはとり)」 を祀った神社.通称は
「上の宮」 さん.池田市に現存する最古の神社ということですが,圧倒的な幻想感.宮司さんが不在で,御朱印はいただけませんでしたが,参拝してよかったです.
まだ時間があったので,途中に天守らしきものが見えていた
「池田城跡公園」 に立ち寄りました.長い階段が続いて,ちょっとしたハイキングみたいになってしまいましたが(笑) 小高い丘の上から池田の住宅街を望むことが出来ました.
駅に戻って,カフェで休憩した後,13時過ぎには池田の街を後にしました.池田は,良い意味で大阪らしく,庶民的で良い街ですね.知らない街の普段の様子を見てまわるだけでも,十分に楽しく思いました.思い出に残る,良い旅行となりました.次の街も楽しみです.