懇談会のテーマについての議論の中で,工作機械の制御・操作技術はどうだろう?という話題になり,最近,26年間世界一だった工作機械生産額が,2009年は中国にダブルスコアで負けたことを知り,二週間前の寄り合いで「日本の5軸加工がこんな状態なのは,あなたにも責任があるのではないか」とやさしく指摘されたことなどで,このような議論について敏感になっていた私は,日本のNC装置の問題について思うところをぐちゃぐちゃとしゃべってしまい,かなり顰蹙を買ってしまいました.自己嫌悪です.最低です.
会議後に,会議室と同じ階にあるレストランで懇親会となりましたが,参加者の皆さんとは,工作機械業界について本音で話すことができました.委員長の先生は,これから日本の工作機械メーカーは,韓国や中国のメーカーと敵対するのではなく,パートナーとして交流し,共存の道を進むべきだと考えておられるのですが,私もこの意見に賛成しています.正直申し上げて,今後,日本の工作機械生産額が世界一になるのは難しいと思います.本当に悔しいですね.でも,このままでは,上から目線のまま消えていったアメリカの工作機械業界と同じことになりかねません.「あなた達の方が大きくて,パワーもあるかもしれないけれど,私達は先生.技術では負けませんよ」 という姿勢を,いつまでも貫くことができればいいなと思っています.
当事者は簡単に割り切れるものではないということは理解しています.あくまで私見ですので,ご理解いただけると幸いです.


0 件のコメント:
コメントを投稿