なかなかに難しい問題です.講師の皆さんの会社は,それぞれ海外に進出して実際に成果をあげておられるので,講演そのものは成功談として聞くことができますが,すべての中小企業が海外に進出できるわけではありません.進出するにあたっては,現地の友人の存在など,なんらかのトリガーがあるように感じました.
やはり,良い仕事をすることが一番大事だと思いました.「工業製品は,通貨よりも普遍的な価値がある」 良いモノが知られることなく,悪いモノが一般的になるなんて,とても残念なことです.こんなことにならないように,きちんと仕事をしている人は,自分の仕事をしっかりアピールする必要があると思いました.付加価値の高い製品を知ることがなければ,それを必要と思うこともありませんから.ただし,必要以上の付加価値は,「過剰性能」として問題にもなります.日本と同じモノを,海外も求めているのか? アピールには,客観的に見た必然性が不可欠だとも思いました.
「10年後の会社を語る」 という最後のテーマ,自分にも矢印が向いて,まったく考えがまとめられない自分に絶望していました.自分の研究室の活動も,明確なミッションを定義しておかなければいけませんね.

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