若者に向かって,「自分の人生について考えろ」 と言うのはいいけど,「こう考えろ」「こうするべきだ」 などと,プロセスについて云々いうのはどうかと思うんだよね.だいいち,無責任ではないだろうか?
例えば,今の大学生の目標は,よい就職をすることだと思うけど(本当は,ちょっと違うと思うけど…),彼らに対する私のアドバイスはひとつだけ,「たくさん知るように動きなさい」 たくさん知るためには,長時間,速く動いた方がいいですよね? 早い時期から,手当たり次第に見聞きする,ということになりますか.
プロセスを教えようとする人は,自分が成功したプロセスしか語らないと思う.後から見れば,そのプロセスは単純な一本道に見えるかもしれないけれど,スタートからまっすぐその道を歩けたのだろうか? そんなハズはないと思う.色々と失敗しながら,紆余曲折の後,いつの間にか成功していたのではないだろうか?
失敗の経験を話すのも,どんなものだろう? その人が失敗したからといって,他の人が同じように失敗するとは限らない.だいたい,失敗しないで成功した人なんて一人もいない.致命的な失敗をしないように,小さな失敗を重ねて,最後は成功に繋げる.失敗できない人は,成功もできない人だ.
なので,私が学生を叱る理由はただひとつ,「なんで動かないの?」 まだやれることあるじゃない.なんでやらないの? うまくいくかどうか分からない? やってから言いなさい.だいたい,挑戦して失敗した人を,叱ったりなんかしませんよ.その失敗を生かして,また次,頑張れ!
以上,今日行った第1回輪講で説教じみた話をした自分を振り返りながら反省した次第です.結局,一番の教育は,尻を叩いて,自分から動くように仕向けることだと思います.かく言う私自身も,もっと動かなくてはいけませんね.
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