2012年11月22日木曜日

研究室説明会兼懇親会

 本日の夕方18時より,来年度卒研配属のための研究室説明会兼懇親会が,学内のレストランで開催されました.私も,研究室の学生2名を引き連れて会場入りし,会場の片隅に研究室の概要を説明するためのパネルを設置して,学生からの質問に対応しました.
 このような懇親会は,毎年開催されているのですが,質問に来る学生は1,2名程度で,正直,会を開催する必要があるのか疑問に思っていました.しかし,今年はたくさんの学生が訪れて,研究室の学生からの説明を熱心に聞いていました.質疑応答も非常に活発でした.しかも,一つの研究室だけでなく,色々な研究室の説明を聞いて回っているように見えました.学生の態度が昨年までとまったく違うので,驚いている教員がたくさんいました.確かに,3年前に学科が改組されてから初めて卒研配属される学生達なので,その影響はあると思いますが,それだけが原因なのでしょうか? よく分かりません.
 配属希望調査の〆切は今月末となっていますが,私の研究室は,既に枠いっぱいの希望者がいるようです.今後,さらに希望者が増えて,枠を超えてしまったら,全員と面接して誰かを切らなくてはなりません.これまでに経験したことのない,悩ましい問題です.

2012年11月21日水曜日

2013年度卒研配属のための研究室公開 二日目

 今日の午後,昨日に引き続き,来年度の卒研配属の学生のために研究室を公開しました.昨日の見学者は6名でしたが,今日は12名の学生が見学に来てくれました.おそらく,後期から担当している必修科目のマシンデザインⅡで教えている学生が興味を持って来てくれたのでしょう.昨日と同様,教員の私は一切口出しすることなく,卒研生が対応してくれている様子を見ているだけでした(笑)
 研究室での活動が楽かどうか質問した学生がいたようですが,卒研で楽ができる研究室なんて,ありはしません.大学の研究室に限らず,どんな組織に所属していても,日常の活動が楽だなどと感じたら,その組織から見捨てられていると自覚した方がいい.見捨てられると,その組織に所属している期間は,まったく成長することができない.成長するためには,ある程度の負荷を与えられることが不可欠なのです.負荷を与えられるのが嫌ならば,まっとうな組織に所属することは諦めた方がいい.
 やりたいことをやらせてもらえると思っている学生がいるかもしれませんが,私の研究室の研究方針は,どんなモノを使って,どんなことをしてもよいから,現状の生産システムを改善しなさいというものです.私が用意する研究テーマには,それぞれ明確なゴールが設定されており,それは不変のものです.ひとりよがりな考えで,研究テーマのゴールを変えることは許されません.もちろん,研究室の方針に沿っているものであれば,学生自身が考えたテーマで研究することを許可することもあります.その場合でも,世の中の役に立つという大義は不変です.
 明日の夕方には,学内のレストランで,卒研配属対象の学生と学科教員の懇親会が予定されています.学生の皆さんが,配属を希望する研究室の教員と積極的に懇談して,ミスマッチを防ぐようにすることを切に願います.

2012年11月20日火曜日

2013年度卒研配属のための研究室公開 初日

 今日は,来年度の卒研配属の学生を対象とした研究室公開を行いました.今年度から,研究室公開はオープンキャンパス期間中,および,オープンキャンパス前1週間~11月末までの任意の時間で行うことになっています.私の研究室では,今日と明日の13時から16時10分までの時間帯に研究室を公開し,卒研配属の対象となる学生からの問い合わせに対応することになっています.

 お昼に,2008年度に修士を修了したMZさんが訪ねてきてくれました.一緒にランチを食べながら近況などについて話し合いました.彼女も,色々と悩みながら,日々の仕事を頑張っているようです.途中から,MZさんの親戚で,今年,私の学科に入学した学生も合流して,今年の1年生の様子などについて話を聞くことができました.今月,神奈川の公立高校に出張講義に行ったときから疑問に思っていた,機械のことを知らない高校生が,大学の機械科を志望する動機は何なのか質問したところ,就職に有利である点や,職業との関係が見えやすい点など,いくつか理由を話してくれました.高校生の時から,大学の先のことを考えているということなので,正しい動機だと思いました.若い人がどんなことを考えているか聞く機会は,大変貴重だと思います.

 13時からの研究室公開では,概要説明ぐらいしようかと研究室に向かったところ,概要説明も含め,すべて4年生で対応することになっていたようで,私の出番はまったくありませんでした(笑)でも,研究室のことを自分で話そうという学生達の姿を見て,嬉しく思いました.研究室のことが嫌いだったら,自分から話そうなんてしないと思いますから.見学に来てくれた学生も質問しやすかったようで,ずいぶん長い時間話をしていました.今日の見学者は,13時にやってきた6名だけでしたが,第1希望の学生が配属枠ぴったりというのが,教員と学生の双方にとって一番丸く収まるパターンだと思うので,こぐらいでよいのではないかと思っています.明日の公開,何人来てくれるか楽しみです.

2012年11月19日月曜日

森重研入室のしおり Ver.2.0

 明日と明後日の午後,来年度卒研配属の学生を対象に研究室を公開します.木曜日の夕方には,3年生との懇親会が予定されています.土曜日のオープンキャンパスでも研究室を公開するので,今週は卒研配属対象者に研究室のことを知ってもらうための一週間となりそうです.

 昨年の1月,このブログで研究室における活動の心得のようなものを公開し ⇒「m-shige's log: 森重研入室のしおり」」,今年の2月に,修正内容を投稿しました ⇒「m-shige's log: 残業&休日出勤根絶宣言」.ここで一度,きちんとまとめておきたいと思います.

1.4文字以上の言葉大きな声相手の顔を見て きちんと挨拶しましょう.挨拶できない人は人間失格です.
#「挨拶なんかできなくても,仕事が出来ればいい」 と思うかもしれませんが,仕事の出来る人は,気持ちのよい挨拶が出来る人がほとんどです.挨拶ぐらいで印象を悪くするのは,つまらないと思いませんか?

2.コアタイムは 11:00 から 17:00 としています.この時間帯は在室していてください.在室時間と能力の増分は比例します.
#これも仕事が出来れば,いつ仕事しているかは関係ないと思うかもしれませんが,コアタイムに居なくても仕事が出来たという人は,これまでに存在しませんでした.結局,自分のペースでしか活動できない甘さなのでしょう.

3.休むときや,遅刻するときは,必ず連絡してください.
#私は,居ることを前提にして考えています.居ないことは想定していません.事前情報もなく,想定外のことに遭遇すると混乱します.

4.日曜日はもちろん,土曜日もお休みです.しかし,やらなければならないことがあると,休むことはできません.土日にしっかり休めるように,平日は頑張りましょう.
#特に,卒論や修論の追い込みの時期に,プライベートやサークル活動を優先する学生,まったく理解できません.

5.定期的なアルバイトは原則として禁止します. 事情がある場合には黙ってやらずに相談してください.自己管理のできない人は滅びます.
#アルバイトも社会勉強になるという人もいると思いますが,大学生は,大学で勉強することが本来の姿です.アルバイトで経験するようなことは,就職してからいくらでも経験することができます.アルバイトは,自分の時間を切り売りしているのだということを理解して下さい.

6.使ったものは,もとの場所に戻してください.大学の研究室は,幼稚園の砂場ではありません.
#あると思っていた物がなかった時のショックと,それを探すための時間の浪費.当事者の身になって考えてください.

7.研究室にある物は,大事に使いましょう.修理できるものは修理し,リサイクルできるものはリサイクルしましょう.
#国民の皆さんの,税金で買ったものです.自分の持ち物以上に,大事に使わなければいけません.

8.メールは毎日チェックしてください.就職情報からお茶代の請求まで,多くの連絡はメールによって行なわれます.

9.締め切りは守ってください.「裏締め切り」 などというものは,本研究室には存在しません.
#締切りを守らないのは,相手を冒涜する行為だと思います.どんなに些細な仕事でも,約束は守らなくてはいけません.

 以上の項目について,実行が難しいと思うのはともかく,同意できないという学生は,私の研究室を希望しない方がよいでしょう.

2012年11月18日日曜日

複数の人から教わるということ

 今日の午後は,夫婦でゴルフスクールに行って来ました.今日はいつもお世話になっている先生が法事のためにお休みということで,代行の先生に教えていただきました.まさか,今頃になってグリップやアドレスで気付きがあるとは思いませんでした.ただ,よく考えてみると,いつもの先生が教えていることと,結論は同じだということにも気が付きました.教え方や言葉遣いが違うだけです.ただ,誤解のないようにしておきたいのですが,これはいつもの先生の教えていることが足りないということではないのです.いままでのレッスン教わったことがベースにあるから,今日のレッスンで教わったことが腑に落ちる,という感じでしょうか.その逆もしかりで,今日のレッスンで教わったことにより,これまでのレッスンで教わったことも腑に落ちたような気がしました.

 このように,色々な人から教わることで新しい気付きがあるということは,スポーツだけでなく,勉強や研究に対しても当てはまることだと思います.私は,同じ事でも可能な限り多くの人から教わった方がよいと発信しています.ここで大事なことは,教わった内容を置き換えていくのではなく,すべての教えをすり合わせなければならないということです.答えが分かるまで違う人に質問し続け,分かった時のやり方だけ取り上げるという態度は,教えてもらった人達に失礼であるだでけなく,本人にとっても非常に勿体無いことだと思います.教えてもらう時は,どんな時でも,どんな人に対しても,謙虚な姿勢でありたいものです.

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