2013年7月5日金曜日

「アートビーム有限会社」を見る

「たまの力 ~多摩ブルー・グリーン倶楽部会員企業のNEXT STAGE~」 の取材のために,平成25年7月4日(木)の午前は,京都八王子市にある 「アートビーム有限会社」 を訪問しました.

 アートビームは,金属板金加工および成形加工,とりわけ精密な加工を必要とする製品の試作,特注製品の製作などに高い技術を持つ会社です.素材選定から量産検討まで,商品化までの一連の流れすべてを,一括して対応することも可能です.見学させていただいた工場には,ベンダーマシンやレーザ加工機が多数導入されていました.しぼりの入った部品に対応するために鉄板を積層して作った簡易プレス金型など,独自の工夫も随所に見られました.多軸ヘッドを装備したレーザ加工機も導入されていて,複雑な溶接や切断などにも対応できます.納品に際しては,3次元測定によるデータを添付した精度保証を標準としており,他企業の仕事との差別化を図っています.まさに,板金加工による試作のスペシャリストといえるでしょう.

 一番感銘を受けたのは,独自に自社研究所を保有するなど,素材の特性改良から環境問題への対応まで,さまざまな研究開発を行っているということです.東大および松下電器との共同研究によって開発された超精密放電加工機による超微細加工や,三菱電機と共同開発した放電加工による金属表面へのチタンコーティングなど,高付加価値加工技術の開発事例について,大変興味深い説明を聞かせていただきました.あらためて,中小企業でも研究開発に取り組まなければならないという思いを強くしました.

 取材終了後,京王八王子駅の近くに鎮座する子安神社の拝殿の右にある 「金刀比羅神社(ことひらじんしゃ)」 を参拝して,担当している9社の取材が無事終了したことについて御礼した後,今回もよい記事になるように祈念しました.取材内容を整理して,じっくり書かせていただきます.

2013年7月3日水曜日

自分を好きになるということ

 月曜日の夜,宿泊先のホテルでテレビを見ていました.22時から始まったHNK総合の「プロフェッショナル仕事の流儀」は,サッカー日本代表・本田圭佑選手でした.途中,講演会のような場所での質疑応答の場面,ある質問に対して,「自分が好きだから…」と考え,逆に質問者に対して「自分が嫌いですか?」と問いかける.ちょっとこれは衝撃的でしたね.自分が嫌いという状態では,何も行動できないと思います.逆に,自分が大好きかと問われれば,常日頃から,自分はまだまだと思っていますし,人から批判されれば,そう言われるのはもっともだと思う.正直な気持ちを述べると,自分から見れば,他人の過半数はナルシストに見えます.でも,そういう人達の方が行動的で,よい仕事をしているとも感じています.最後まで自分を応援してくれるのは,自分自身ですからね.というわけで,もう少し自分を好きになって,アクティブにいこうかと思いましたが,どうやったらいいのか分かりません(笑)なんか,このようなテーマの啓蒙書があるみたいなので,ちょっと読んでみようかな? なんだか,取り留めのない話ですいません.ネタがなかったんです(笑)

平成25年度精密工学会IMS専門委員会第1回委員会

 平成25年7月2日火曜日は,「平成25年度精密工学会総合生産システム専門委員会第1回委員会」 に参加して,岡山県にある二つの企業を見学しました.

先ず,午前中に見学したのは,JR赤穂線邑久(おく)駅からタクシーで10分ほどのところにある 「株式会社 岡山村田製作所」,セラミックの電気的特製を利用した電子部品のメーカとして有名な 「村田製作所」 の生産拠点の一つで,セラミック原料,積層セラミックコンデンサ,多層デバイスの製造を手掛けています.今日は,多層デバイスの工程を見学させていただきました.

①セラミックのシートをカット⇒ ②穴あけ(100μm)⇒ ③穴に銅ペーストを充填⇒ ④銅ペーストで内部電極を印刷⇒ ⑤積重ね⇒ ⑥外形カット⇒ ⑦圧着(100t)⇒ ⑧カット
①焼成(約1,000℃)⇒ ②めっき⇒ ③マウント工程⇒ ④樹脂を塗布/研削/印字/溝入れ⇒ ⑤溝入れ|1次ブレイク⇒ ⑥2次ブレイク⇒ ⑦特性選別/テーピング

 村田製作所と言えば,現物を見ても,模倣できない製品を作ることで有名ですが,その秘訣は,①原料の調達から調合,製造まで一貫生産,②生産設備の自社開発,ということです.要するに,外部に流出する余地のない生産体制を確立しているということです.特に,材料を独自開発していることは大きなアドバンテージですね.そして,「模倣されるよりも早く新製品を開発すればよい」 という言葉には,正直,シビレました.やはり,この企業は,一味も二味も違います.

 続いて午後は,JR山陽本線上道(じょうとう)駅より徒歩10分ほどのところにある 「ナカシマプロペラ株式会社」 を見学しました.途中,上道駅前にあるイタリアンの店でランチとなりました.
タコの入ったペペロンチーノ風パスタ
ナカシマプロペラですが,まだ修士課程の学生だった,おそらく2004年の秋に,見学したことがあります.当時は,フルバックのカッターを同時5軸制御して大きな舶用プロペラを削っている様子や,職人らしき人がサンダーで仕上げ加工をしている様子など,豪快な加工が強く印象に残りました.工程は,ほとんど変わっていないようでしたが,今日の見学では,加工の様子を見る機会はなく,意外に静かな印象でした.船の仕事自体が減少しているのかもしれません.
人工関節,骨接合材料等の医療機器の開発,製造,販売を手がけている 「ナカシマメディカル株式会社」 も見学しました.舶用推進機器のメーカーが,なぜ,医工学の分野に? という質問が多いとのことですが,訪問した医師の方からの,「人工関節は曲面が多いから,曲面加工を得意としているなら,やってみては?」 という何気ない提案がきっかけだったということです.前回訪問したときにも,人工関節の加工を見せてもらった記憶はあるのですが,どのような取り組みも,本当に事業化するためには,長い年月が必要なのだということを感じました.

 はじめての訪問と,約20年ぶりの再訪,どちらも大変勉強になりました.中国地方までの移動は大変でしたが,参加してよかったと思っています.

夏の涼風御膳(なつのりょうふうごぜん)

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2013年7月1日月曜日

岡山に来ています

 明日,精密工学会の研究委員会が岡山で予定されているため,前日の今日から岡山に入りました.本当は,経費削減のために,日帰りできればよかったのですが,午前中から予定されている会に出席するためには,早朝6時東京発の「のぞみ1号」に乗車しなければならず,郊外の多摩に住んでいる私には不可能でした…orz
 しかし,タダでは転ばない私は,大阪の共同研究先との打ち合わせを午後一に突っ込み,夕方に岡山入りしたというわけです.有意義な一日でした.それにしても,関西は暑いですねぇ…
 はるばる岡山まで来たということで,土地もんを食べようと思っていたのですが,結局,駅ビルに入っている岡山ラーメンの店になりました… ま,いいんですけどね… 卵とじではなく,「ドミグラスソース」 なるものをかけたカツ丼とのセットが売りのようでしたが,歴代2人目の結石患者を出してしまった研究室の責任者としては,そのような自暴自棄なメニューを選択する余地はありませんでした… ま,単に食べきれないという判断からですが(笑)
 すり鉢のような形をした器には,少し違和感を覚えましたが,これは,スープを全部飲んでしまうという悪行を重ねる私にとっては,とっても素晴らしい仕組みだということに気が付きました! 麺の量に比例するように,スープの量が減っていきますから!
夕食後,ホテルにこもって仕事したところ,恐ろしいくらいにはかどることに歓喜してしまいましたが,これは,休養充分の週末を引っさげた月曜日であることが原因であるということに気が付きました.出張することを肯定するようになったら,サラリーマン失格だと思っています.やはり野におけ蓮華草.明日の研究委員会,しっかり勉強します!


2013年6月30日日曜日

2013年も,あと半年

  2013年も,今日で6月最後の日,明日から7月と折り返し地点,今日は半年分のお礼参りをしに,布多天神社を参拝して,「茅の輪くぐり」 を敢行しました.「茅の輪は、茅草(かやくさ)で作られた大きな輪で、正月から六月までの半年間の罪穢(つみけがれ)を祓う夏越しの大祓(おおはらえ)に使用され、それをくぐることにより、疫病や罪穢が祓われるといわれています。」
  「水無月(みなづき,六月)の夏越(なこ)しの祓(はらひ)する人は 千年(ちとせ)の命のぶというなり」 と唱えながら,「先ず 正面よりくぐり 左方にまわる.次に正面よりくぐり 右方にまわる.次に正面よりくぐり 左方にまわり、次に正面よりくぐって 参拝いたします.」 これで残り半年,元気に活動することが出来そうです.

  2013年の6月は,色々なことに取り組むなどして,かなり忙しかったですが,色々な成果も得られ,大きく前進したことを実感できたよい月でした.6月の朔日参りで引いたおみくじの大吉は,大当たりでした.区切りの日が日曜日で,月曜日からスタートというのは,モチベーションも上がりますね.7月も,色々と挑戦します.