夕方,「ホンダジェットの開発経緯」という題目で,ホンダでF1マシンやジェット機の開発に携わった方の特別講演がありました.どうも最近,長時間の講演を寝ることなく最後まで聴講を全うした記憶がありません.今回の講演も,正直に言って半分ぐらいは寝ていたような気がします.でも,決して内容がつまらなかったというわけではありません.とてもよいことを話されていました.特に印象に残ったのは,研究・開発は継続することが重要だということです.ホンダは今回話題となったビジネスジェットだけでなく,二足歩行ロボットの開発でも有名ですが,どちらの研究・開発も30年ぐらい前から取り組んできたもので,目立った成果が出てきたのは最近ということです.その間,色々な壁にぶつかり,特に1993年頃の経済危機のときには,これらの研究・開発を断念するかどうかの瀬戸際まで追い込まれたそうですが,結果的に継続することになりました.そのうち,ロボットが歩き,走り,ジェット機が空を飛ぶようになったということです.今では,どちらもホンダの技術力の高さを示すものとして一般にも広く認知されています.逆に,これらの成果がなければ,現在のホンダのイメージはだいぶ違ったものになったことでしょう.以前投稿した,TOTOのウォシュレットの話を思い出しました.
m-shige's log: 将来性を信じブレずに臨む
夜の懇親会では,後輩が就職した工作機械メーカーの方と話す機会があり,その後輩の近況を聞くことができました.かなり苦労もしたようですが,がんばっているようです.最近の会社の状況について伺ってみると,電子機器や家電の需要は世界的に回復しつつあり,数的には売れてきているが,これまでの値段では買ってくれないので,昔のような大きな利益は期待できないということでした.相手はおそらく中国企業ですね.完全な買い手市場ということですが,仕方のないことだと思います.他にも,人生を左右する貴重な情報を入手するなど,かなり充実した大会二日目となりました.


0 件のコメント:
コメントを投稿