2012年12月26日水曜日

まず「肝心カナメ」を乗り越えよ

が今日26日の 『日々のことば 本田宗一郎「挑戦」』 のことばでした.『肝心カナメのところが一番むずかしい。しかし、それが分からずして、ものごとの進歩、発展はない。とにかく、肝心カナメを見つけ、それをまず乗り越えることである。』 という解説が添えられていました.どんなことにも,「肝(キモ)」 があると思っています.そのキモを捕らえることができれば,どんなことでも前進しますが,キモが何処にあるのか見えなければ,いつまでも問題は解決しないと思います.卒業論文の指導は,このキモを理解させることに尽きるような気がします.卒業研究の目的は,与えられたテーマをなんとかすることではなく,一つの問題に対して真剣に向き合い,取り組む姿勢を学ぶことなのです.きれいな結果が出なくてもいいのです.でも,卒研レベルで答えが出ないことをやらせている教員は,私の学科には存在しないと思いますけどね.卒研で答えが出ないという人は,与えられたテーマに対して真剣に取り組んでいないのだと思います.出来ないことは仕方ないかもしれませんが,自分が出来ないことを,人のせいにしてはいけません.あ,また宗一郎先生をつんぼ桟敷に置き去りにしてしまった.いかんいかん.

0 件のコメント: