2013年6月3日月曜日

経営者の目線で考えてみる

が,私がバイブルとしている本 「暮らしの絵本 お仕事のマナーとコツ」 の冒頭に載っている 「お仕事10か条」 の第9条でした.『もしあなたが経営者だとしたら… 従業員が、勤務時間内に長々と私用電話をしたり、仕事中に居眠りすることをガマンできますか? 名前を呼んでもムシする態度を許せますか? ときどき、経営者の立場に立って、「今の自分は会社が快く給料を出すほどの仕事をしているか」 と考えてみましょう。』 という解説が添えられていました.


 この10か条は,私が研究室の学生に対して講義するために引用しているものですが,部屋から出るならば電話は禁止してませんし,居眠りしていても起こしたりしませんし(さすがに,2時間後にも寝ていたら起こしますが…),名前を呼んでもムシするような学生はいません.研究室のマナー教育の標語として,この第9条は使いにくいと感じていましたが,最近,自分自身に矢印を向けることになりました.

 自分は,経営者の目線で考えるということが出来ているのだろうか? 会社の予算が無いというのに,これを買ってくれないと仕事が出来ないとか,会社が進めようとしているプロジェクトに対して,自分のポリシーとは違うから協力しないとか,独善的というより,サラリーマン失格ですよね.自分に与えられたもので出来ることを,しっかりやっていこうと思います.任されてもいないのに,与えられたもの以上のことをやろうだなんて,完全なる自己陶酔,単なる自惚れなのだと気付かされました.
 誤解のないように言っておきますが,私は絶望しているのではありません.むしろ,目が覚めたというか,これまでになくスッキリした気分です.強がりではありません.今後の私の仕事ぶりにご期待ください.

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