2015年2月9日月曜日

根回しをするということ

根回しをしなければならないって,悔しいことですよね.

「ね-まわし【根回し】 交渉や会議などで、事をうまく運ぶために、あらかじめ手を打っておくこと。下工作。」 出典:iPadの大辞泉

 意見が通るとか,通らないとか,根回しの有無で左右されるなんて,ホント,おかしいと思っています.本当に採用するべき意見であれば,根回ししなくても通らなければならないハズですし,根回しがあったから反対しないなんて人を見ると,なんだかなあ? という気持ちになります.だから,根回しすることがキライ⇒出来ないという人の考えは,理解しているつもりです.

 でも,何としてでも通したいという意見があるのであれば,根回しぐらいしてもいいのではないかとも思います.「根回し」には,以下のような意味もありますから.

「ね-まわし【根回し】 樹木などの移植の1、2年前に、広がった根を根もとを中心に残して切り、細根の発生を促すこと。」 出典:iPadの大辞泉

 要するに,さらに大きな成果を得るために必要な下準備ということでしょうか.確かに,根回しという作業に対して,明確な必然性を見出すのは無理があると思いますが,求める結果が手に入るのであれば,拒絶するようなことでもないと思うのです.

 そして,「根回し」 はコミュニケーションとも言えるのではないでしょうか.気の合う人達には,自分の考えをドンドン披露して,意見を求めるでしょう? とすれば,気のおけない人に対して,構えながら考えを披露することが 「根回し」 なのではないかと思います.

 どちらにしても一番大事なことは,目的を達成できるかということ.紙よりも軽い私のプライド,かなぐり捨てるのに,わずか数秒.目的を達成するためであれば,根回しでも何でもやりますよー(笑)

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