2015年11月10日火曜日

SOLIDWORKS WORLD JAPAN 2015

に参加するために,今日の午後は東京都港区赤坂にある 「ANAインターコンチネンタルホテル東京」 に行って来ました.担当している6学期の 「マシンデザインⅡ」 で,昨年度から使用している3次元CAD 「SolidWorks」,日本最大級3次元コミュニティの祭典!,卓越したものづくりへの実現をつかむ1日!,今回初めて参加させていただきました.興味深いプレゼンがたくさんあったので,本当は午前中から参加したかったのですが,午前中は大学院の講義があったため,午後のキーノートからの聴講となりました.

 13時30分から始まったキーノートセッションは,米DSソリッドワークス社 CEO の方らによる主催者講演からスタート.「SolidWorksはイノベーションプラットホーム」 1995年からリリースされた 「SolidWorks」,今年で20周年になるんですね.当時の私は大学院生でしたが,「お手軽そうな3次元CADが出てきたなあ… どうなるんだろう?」 と思ったことを覚えています.当時のことを考えれば,現在の3次元CADの完成度は,本当に素晴らしいですね.今では企業だけではなく,大学や高専でも普通に使われていることからも,正しく,ものづくりのための文房具になったと言えるでしょう.

 続く 「基調講演」 では,株式会社由紀精密 代表取締役社長 大坪正人さんが,「ものづくりで夢を叶える町工場」 という題目で講演されました.大坪さんには,3年前に大学で講演してもらったことがあります ⇒「m-shige's log: 2012年度 電気通信大学 知能機械工学科 特別学術講演会」.あれから,フランスへの進出,旅客機の部品供給,人工衛星の設計・製造,世界最高級腕時計の製造,宇宙のゴミ問題の解決と,新しいことに次々とチャレンジして,大きな成果をあげています.ものづくりを心から楽しんでいるという大坪さんの思いがビシビシと伝わってきて,本当に感銘を受けました.「すばらしい仲間たちで夢を叶える町工場」に,これからも注目です.

 キーノートの最後は,新製品 「SolidWorks 2016」 のハイライト紹介でした.インタフェースのフラットデザイン,スイープの改良,階層リンク,Dキー(ボタン),合致時の構成部品の半透明化,構成部品のプレビューウィンドウ,ソルバの高速化,3Dプリンタの印刷プレビュー,などなど.来年度使うことになるであろう 「SolidWorks 2016」 について,色々とイメージすることができました.新しいアプリケーションとして紹介された Industrial Designer と Conceptual Designer,概念設計ツールというコンセプトに興味があるので,もう少しチェックしておきたいと思っています.

 16時30分から,もう一つプレゼンを拝聴したのですが,大坪さんの講演が素晴らしすぎたためか,45分間が死ぬほど退屈でした.でも,購入しておきたいと思える書籍の情報を入手できたので,ヨシとしておきたいと思います.

 参加して,SolidWorksを使う今後の仕事に対して前向きになれる,とても良いカンファレンスでした.是非,来年も参加したいと思います.

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