3月のある日,密林でKindleの無料本を探索していると,『岳』 という山岳救助を題材にした漫画の1巻から3巻までが期間限定で無料だったので,何気なくダウンロードして読んでみました.これにはハマりましたね.知っているか妻に訊ねてみたところ,「いかにも貴方が好きそうな漫画」 とのことでした.これまでに読む機会が何度もあったのに,どうしてハマらなかったのだろう? モリシゲ,10年の不覚... orz
全18巻のうち9巻までしか読んでいませんが,基本的に一話完結型で,毎回が起承転結の転があるように盛り上がるというわけではなく,静かに立ち上がって淡々と終わることの方が多いような気がします.人が傷ついたり,死んだりするのに,読み終わるとなぜかスガスガしい気持ちになる,とっても不思議な漫画です.
主人公の三歩が 「よく頑張った」 と言うたびにジワッとくる.ヒロインの久美ちゃんが仕事の意義や人間関係に葛藤しながら前向きに頑張る姿や,7巻から登場する阿久津君の誠実さに感じ入る.静かに燃える野田リーダの存在も良いアクセントになっている.昴エアの牧さんもシブイですねえ.やはり,登場人物に魅力があるのだと思いました.この漫画には,いいひとしか出てきません.山にはいいひとしかいないということですね(笑)
すぐに影響されるという私の性格を知っている人は,この漫画をキッカケにして私がクライミングに走ると思ったかも知れませんが,私はヘタレでもあるので,事故の恐れがあるような本格的な登山にはのめり込まないと思います.でも,上高地までは行ってみたいと思いました.あと,これまでに6回も頂上まで登っている富士山には,死ぬまでにもう一度登りたいと思っています.それまでに腰をなんとかしないといけないね.
2017年5月11日木曜日
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