2021年3月26日(金) の13時25分より,第6回 RC288「高付加価値産業を創出する生産技術に関する研究分科会」がオンラインで開催されました.今回は自ら話題提供することになっていたので,お昼は大きな坊やに行って「直火焼き グリルチキン&カットステーキ」を食べ,熱をアゲておきました.グリルチキン,オニオンソースがよかった.とてもとても.今後も,グリルチキンを食べに来るかもしれません.
今回はCAMに関する内容といことで,最初に私が「高付加価値5軸制御加工のための工具経路生成手法の開発」という題目で,学生時代から取り組んでいるテーマについて説明させていただきました.今回の講演の準備をしながら,30年間も取り組んできたのに,研究を始めた当初からの本質的な問題が解決できていないことを痛感していました.質疑応答に対応しながら,学者としての立ち位置について考えさせられました.やりたいことと,やるべきことが一致していないのかもしれません.きちんと考えるきっかけを頂いたように感じています.
2件目の話題提供は,TUATのNKMT先生の「加工フィーチャ認識による工程設計支援に向けた取組み」 工程設計の自動化に関する研究は,私の研究室でも取り組んでいたことがありますが,深い沼にはまり込んでしまう前に撤退してしまいました.そんなヘタレな私とは違って,NKMT先生の受け答えからは,研究者としての強い自負が伝わってきました.これからも要チェックです.
3件目の話題提供は,いつも懇意にさせていただいているCGTechのYMDさんから「切削力を考慮したNCデータの最適化」という題目で,VERICUTの切削力に基づいた最適化機能について説明していただきました.事例紹介のビデオがわかりやすかった.やはり,きちんと説明を聞くとよく理解できますね.これからのVERICUTの最適化機能は,このForceが中心になるのかもしれません.
1月末の前回から,修論発表,卒研発表,精密工学会の春季大会などの大きなイベントが続いたので,この分科会に思考を切り替えることができていませんでしたが,今回の分科会で完全に切り替えることができました.今回で6/12回と折返し点を迎えたことになりますが,残りの半期6回も,内容を工夫して充実したものにしたいと思います.
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