先週末と今週末をかけて,P.F.ドラッカーの著作「イノベーションと起業家精神」を読了しました.このタイトルは,ハードカバーの「ドラッカー名著集 5」でも持っているのですが,今回は読了している副読本?の「もしイノ」との兼ね合いで,ソフトカバーの「エッシェンシャル版」を読みました.といっても,「もしイノ」を読んでから,もう5年も経ってしまいました.極めて遺憾です.
これまでに,ドラッカーの著作は「マネジメント(エッシェンシャル版)」,「非営利組織の経営」,「経営者の条件」と読み込んできましたが,この「イノベーションと起業家精神」も精読するに値する素晴らしい内容でした.1985年,ドラッカー75歳の時の著作だとは信じられません.37年も経過した現在でも,十分に通用する内容だと思いました.まあ,世の中があまり変わっていないということなのかもしれませんが...
イノベーションを遂行するうえで必要な原理と方法について,これだけ体系的にまとめたものを読んだことがありません.自分の誤解に気付かされることも多く,大いに刺激にになりました.イノベーションは今の自分でも実行できそうですが,そのための戦略が「ニッチ戦略」の「専門技術戦略」となるのは必然的かと思います.第14章の「公的機関における起業家精神」の内容も大変勉強になりました.
この本も,あと2回は読まないと駄目ですね.「もしイノ」を少し読んでみましたが,当時の印象とは違って,かなり前向に取り組めそうです.しばらくの間,週末の読書はこの2冊で決まりとなりそうです.
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