2026年3月2日月曜日

ミラノ・コルティナ冬季五輪の思い出

 2026年2月16日(月)から,一泊で関西方面に出張しました.私の出張先での一番の楽しみは,静かな朝に早起きして,バリバリ研究することです.この出張でも,2026年2月17日(火)の朝3時過ぎには起床して,4時ぐらいからバリバリ研究していました.

  途中で休憩しようと思い,何気なくテレビを付けると,ミラノ・コルティナ冬季五輪のフィギュアスケート・ペアの中継をしていました.日本の三浦璃来と木原龍一の「りくりゅう」ペアは,前日のショートプログラムで得意としてきたリフトで失敗し,木原龍一選手が大変に落ち込んでいる様子が報道されていました.彼らは本当に頑張っていると思っていたので,この日のフリーは悔いのない演技をして欲しいと思っていました.

 6時過ぎから,二人の演技が始まりました.冒頭は,ハラハラしながら見ていましたが,3回転トゥループ+ダブルアクセル+ダブルアクセルのシークエンスが,あまりにも綺麗に揃っていることに驚いてからは,夢中になって見ていました.リフトもスロー3回転も完璧でした.テノールの歌声が流れ始めたペアコンビネーションスピンのあたりから,自然と涙が溢れてきました.終盤のコレオシークエンスでは笑顔も見られるなど,二人の喜びが伝わってくるようでした.最後は,木原龍一選手に持ち上げられた三浦璃来選手が,天井に向かって突き上げた左手を握りしめてガッツポーズ.これまで,それほどペアの演技を見てきたわけではありませんが,これまで見たフィギュアスケートの演技なかで,圧巻の内容でした.間違いなく,「宇宙一」でした. 

 結果は,フリーで歴代最高となる158.13点を叩き出し,大逆転で金メダルを獲得.採点結果が表示された時の,三浦璃来選手の叫び声が印象的でした.

 冬季五輪には,不思議な縁を感じます.2014年のソチ冬季五輪の時は,浅田真央選手のフリーの演技に感動しました.あの時の浅田真央選手の演技は,今でも忘れられません.あの時も,中継を見たのは,本当に偶然のことでした.2026年のミラノ・コルティナ冬季五輪の「りくりゅう」の演技も,忘れられないものになるでしょう.

2026年2月20日金曜日

戦争をしないという責任

 山口県周南市大津島にある「周南市回天記念館」を訪問する機会を得た。「回天」とは別名「人間魚雷」、戦争末期に開発されて実戦に投入された、潜水艦から発進して敵の艦船に体当たりする一人乗りの特攻兵器である。使用すれば、搭乗員は必ず死ぬ、存在してはならない必死の兵器であった。これまでも、先の戦争については色々学び、考えてきたが、今回、この記念館を見学して、若者の命を兵器として扱った「人間魚雷」の実態を知り、狂気にまみれた当時の戦争を実感した。
 先の戦争によって、本当に多くの人の命が失われた。誰が死んでもおかしくない状況だった。あの時、生き残った命を繋いで、今、私は生きている。しかし、我々は選ばれて生きているのではなく、生かされているのだ。だから、責任がある。
 あの時、亡くなったあなた方の分まで、生きています。日本は、あれから戦争をしていません。これからも、戦争をしないように生きてゆきます。