2011年11月3日木曜日

秋のゴルフ練習場

 今日の午後は,夫婦でゴルフ練習場に行って来ました.私は,再来週の日曜日に,型技術協会関係者の皆さんと山梨でラウンドすることになっています.最近の練習で球筋がどうなっているか見ておきたいと思っていました.結論から申し上げると,これまでここで練習した中で,一番球筋が安定していました.調子がいいと,いくらでも打ちたくなるもので,気がつくと二人で250球以上打っていました.でも,妻はほとんど素振りをしていたので,8割は私が打ったものでしょう.先週,右手に力を入れ過ぎないようにグリップを変えましたが⇒ m-shige's log: グリップを変えました,この修正もハマっているようです.また,とにかく力を抜くことが大事だということを実感しました.スイングする時は,腕を振るのではなく,腕を下に下ろすぐらいの感覚です.素振りではできているのに,ボールが見えると思わず力が入ってしまいます.これは意識しながら練習を重ねるしかありません.なんにしても,まだまだ練習したいという気持ちで終わることができました.山梨でのラウンドが楽しみですが,自分に期待しすぎるとろくな結果にならないので,あまり意識しないで気楽にいきたいと思います.

T先生の歓迎会

 今日の夕方,先月に着任されたT先生を対象とした歓迎会が,M専攻の若手教員で執り行われました.前回の若手教員の集まりは8月だったんですね⇒ m-shige's log: 知能機械専攻若手教員による懇親会.こういう時は,logに残しておくと便利だなと感じます.前回の投稿にも書きましたが,普段は教員同士で長い時間お話しする機会は,それほど多くありません.歓迎会というより,交流会みたいな雰囲気になってしまったので,主客のT先生には申し訳なかったかもしれませんが.私が知らなかった学科の様子などを色々な人から聞いて,びっくりしたり,喜んだり,悲しんだりしながら,大変楽しい時間を過ごすことができました.幹事を務められたS先生,大変にご苦労さまでした.

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2011年11月2日水曜日

「(株)長津製作所」を見る

 今日の午後は,型技術協会の「第110回技術交流会」で神奈川県川崎市中原区にある長津製作所の本社工場を見学しました.長津製作所は,プラスチック・マグネシウム合金用精密金型の設計・製造およびプラスチック成形加工を手掛けている会社です.ここの会長であるMさんも型技術協会の理事をしておられ,理事会などで親しくさせていただいています.一度,会社を見学させていただきたいと思っていたところ,今回,技術交流会の会場として見学する機会を得ました.
 Mさんによる会社概要の説明の冒頭で,これまで圧倒的な金型輸入国だと思われていた中国が,2009年から世界最大の金型輸出国になっているという話をされました.日本への輸出は少ないだろうとのことですが,東南アジア諸国にはかなりの数が輸出されているようです.この会社は,カメラや携帯電話の部品の金型を得意としてきたのですが,これらの仕事も急減しているそうです.
 昔のフィルムカメラは,機構を収めるために複雑な形をした部品が多かったのですが,デジタルカメラは,レンズ周り以外は簡素な構造になりました.だから小型化できたわけですが,金型の製作は容易になりました.携帯電話も,スライド式や折りたたみ式のものがもてはやされる時代が続きましたが,最近流行りのスマートフォンの筐体は可動部分がほとんどなくなってしまい,金型としては簡単なもので済むようになりました.今をときめくiPhoneの筐体は金属の削り出しですから,金型は必要ありません.日本でしかできないという仕事そのものが,急減しているというわけです.
 このような中で,長津製作所はカメラの鏡筒の射出成形金型でアピールしています.鏡筒とは,レンズを取り付ける筒のことで,カメラのズーム機構を構成する重要部品です.筒の内側に,ヘリコイドやカムを設けるためのアンダーカットがあります.このアンダーカットを外すために,金型は内径多スライド構造となります.非常に複雑な構造となるだけでなく,光学部品を成形するため,高い精度が求められます.日本でしか製作できない,高付加価値金型の一つと言えるでしょう.最近は,より小さい「小径鏡筒」の成形にも挑戦しているとのことです.
 営業技術部の方による3D CAD/CAMと樹脂流動解析ソフトを活用した設計に関する講演も,興味深い内容でした.フロントローディングとは,業務の初期工程(フロント)に負荷をかけ(ローディング),作業を前倒しで進めることですが,この会社では初期設計の段階で徹底的に検討を重ね,金型の完成ではなく,量産の開始を早くすることを目指しています.どんなに早く安く金型を作っても,後で修正や調整などで時間と費用がかかるようでは本末転倒です.分かっているつもりでも,忘れてしまいがちですね.
 技術交流会の趣旨は工場見学なのですが,今回は話題提供の内容に注目してみました.

2011年10月31日月曜日

型技術者会議2012 第1回実行委員会

に出席するために,今日の午後は芝浦工業大学の芝浦キャンパスに行って来ました.私は長い間,この実行委員会の幹事を務めてきましたが,今回は副実行委員長を拝命いたしました.しかし,幹事の時のように議事録を作製する必要はありませんし,何と言っても,私が最も苦手としてきた懇親会の司会をする必要もありません.正直に申し上げて,居なくてもよいのではないかと思いますが,大会当日は研究室の学生と一緒に,会議の運営に全力で協力したいと思います.

 今回の実行委員長は,大阪大学の高谷先生です.高谷先生がまとめられた日本の製造業の現状は以下のとおりです.非常によくまとまっていると思いましたので,そのまま掲載させていただきます.

(1) グローバル化の拡大と海外生産拠点現地化の急進展
(2) 既存産業を中心にすでに始まっている開発の一部海外シフト
(3) 急速に高まりつつある「日本のものづくり空洞化」の危機感
(4) 国内での新産業への期待と停滞への焦燥感(規模,スピードともに)
(5) 失われた20年と若者が喪失した「ものづくりへの夢、憧れ」
(6) 迫られる環太平洋戦略的経済連携協定(TPP/FTA)への対応
(7) 負のスパイラル:海外シフト—空洞化—人材不足—技術力低下—海外シフト


 以上のように暗いだけの現状に対して,今回の型技術者会議2012は,『日本の技術について,日本の技術者について,「議論」するのではなく,「語り合い」そして「発想・創造」する型技術者会議』と位置づけ,テーマは以下のようになりました.

「日本の技術躍進のために。最先端型技術と人材の創出」

非常に前向きで,キャッチコピーとしても適切だと思います.事前に行われた幹事会でも,古いものに固執するよりも,新しいものを創造することをアピールしたいという方向で進めることになっていました.「対応」⇒「守り」よりも,「新造」⇒「攻め」ということです.この方針に沿って,委員の皆さんが分担して進めることになった,基調講演,特別企画,特別セッションの企画に,期待していただきたいと思います.

 今年の6月に開催された型技術者会議2011は,3月の震災後の開催ということで,集客が危ぶまれていました.結果的には,例年どおりの規模で開催することができましたが,おそらく,どの企業も苦しかったのではないでしょうか.震災に負けず,業界を盛り上げたいという気持ちから,協力してくれたのではないかと思います.しかし,前述の高谷先生の見解にもあるとおり,震災以降の状況は好転しているとは思えません.来年の6月に,今年と同じ,あるいは更に悪化している状況にあったとしても,現状に負けないという気持ちでいられるかどうか.私は,来年こそ震災に対する真価が問われるのではないかと考えています.「日本の製造業は,震災に負けなかった」とアピールできるような「型技術者会議2012」になるよう,尽力したいと思います.

2011年10月30日日曜日

顔見知りが消えました

 自宅マンションの西に,木材を扱っている会社があります.その敷地に,5階まで届こうかという大きな木がありました.先週,この会社の敷地が更地になり,何かを祀ってあったと思われる祠も取り壊されました.悪い予感がして,撮影したのが以下の写真です.

 悪い予感は的中し,木曜日の朝,木は以下のようになっていました.

 翌日の金曜日の朝の様子から,全ての枝が切り落とされ,木が排除されることは明確となりました.

 今日の朝見てみると,根を除去するために,ショベルカーで大穴が掘られていました.

 このマンションに住むようになってから2年間,西の窓を見れば必ず見えていた大きな存在が,一週間で消えてしまいました.真夏の太陽の下,青々とした葉が風に揺れていた様子を忘れることができません.妻が寂しそうに言いました「顔見知りだったんだよ」.我が家の西側の景色は,ずいぶんと寂しいものになってしまいました.