2012年10月29日月曜日

ニワトリ会議はやめよ

が今日29日の 『日々のことば 本田宗一郎「挑戦」』 のことばでした.『ニワトリの群れに傷ついた一羽を放り込むと、皆でその傷をつついて殺してしまう。対局を忘れ、悪いところだけに目をつけるニワトリ会議になってはいないか。』 という解説が添えられていました.「ニワトリ会議」とは,部下や同僚の失敗に対して,集団で責め立てる会議のことです.恐ろしいことですが,こういう方向へ展開した会議の現場を,何度も見たことがあります.ニワトリ会議になる原因のほとんどは議長にあると思います.議長がニワトリ会議にすることが一番多いのですが,声の大きな人がニワトリ会議にすることを止められないこともあります.人間的に未熟な人が議長になってしまう組織自体に問題があると思います.大体,何度も同じ失敗をして,反省もしない人にならともかく,失敗をして傷つき,反省もしている人に対して,「どうしてそんなことをしたのか?」「こうすればよかったのではないか?」なんて意見しても無意味です.後からだったら,どんなことに対しても,どうとでも言えるのです.大事なことは,組織内で同じ問題が起こらないように,組織全体で問題の原因や対策について確認し合うことではないでしょうか.確かに,失敗そのものに対する責任は個人にあるかもしれませんが,組織の仕組み自体に問題があるのかもしれません.誰も予想できなかった失敗もあるでしょう.そういう失敗は生かさないといけません.何にしても,傷ついた仲間を殺すような組織に未来はありませんね.そんな畑からは,ニワトリは一羽もいなくなってしまうでしょう.

2012年10月28日日曜日

第9回 生産加工・工作機械部門講演会 二日目

 平成24年10月28日の日曜日も,日本機械学会 「第9回 生産加工・工作機械部門講演会」 に参加するために,秋田県立大学 本庄キャンパスに行って来ました.昨日のすばらしい晴天から一転,今日は朝からどんよりとした曇り空で,午後から強い雨が降ってきました.

 今日は内職しながら,ずっと 「切削加工」 のセッションのところにいましたが,色々な素材を工具や方法を工夫して加工する取り組みを,興味深く聴いていました.やっぱり加工の研究は,分かりやすくて,面白いですね.以前から考えていることがあるので,実験系の研究を再開してみようかな.

 お昼は,来年の11月に仙台の松島で開催されることになっている国際会議 「LEM21 MATSUSHIMA 2013」 第1回実行委員会に参加しました.夫婦で旅行したこともあり,思い出深い松島ですが,昨年の震災の時の津波で,かなりの被害があったと聞いています.この国際会議には万難を排して参加します.陸奥国一之宮 「志波彦神社・鹽竈神社」 を参拝して,東北地方の復興を祈念したいと思います.

 午後一の特別講演では,東北航空宇宙産業研究会の方が,「東北地区の航空宇宙産業の現状と将来 ―広域連携による産業育成の挑戦―」 という題目で講演されました.大変歯切れのよい話しぶりで,まったく眠くなりませんでしたが,航空宇宙産業の話はほとんどなかったですねぇ(笑) ただ,日本は高付加価値部品のサプライヤーとしての地位を確立するべきであるとか,分解しても分からないもの,すなわち,素材(例えば,フェライト)を扱うべきであるとか,色々と興味深い話題もあり,大変刺激を受けました.

 帰りの秋田空港で,お土産をしこたま購入しました.我が家へは,これから鍋でよく食べる 「きりたんぽ」 を11本と,秋田銘菓「金萬」 にしました.研究室へは,昨日まで日本酒の肴として食べまくっていた,たくあんの燻製(?) 「いぶりがっこ」 にしました.次回の研究室コンパの時に振舞いたいと思います(振る舞うと言っても,そんなに高価なものではありませんが…) 初めての秋田でしたが,綺麗な空気を満喫しました.いつか夏に訪れて,鳥海山に登りたいと思います.

関連ランキング:中華料理 | 四ツ小屋

第9回 生産加工・工作機械部門講演会 初日

 平成24年10月27日土曜日は,日本機械学会 「第9回 生産加工・工作機械部門講演会」 に参加するために,秋田県立大学 本庄キャンパスに行って来ました.滞在先のホテルからパスで移動するときに見えた鳥海山が綺麗でした.場所が変わると,見える山も変わります.出張したときの楽しみの一つです.

 午後一の特別講演は,「グローバル化と人材育成 ―国際教養大学の挑戦―」 という題目で,国際教養大学の学長先生が講演されました.『グローバル化と国際化』,『「知の鎖国」と日本の大学』,『「国際教養」教育のすすめ』,『国際教養大学の在り方と挑戦』,『大学経営の特色』.一般教養が人格形成の基盤になっているということ.やっぱり,教育は甘やかしていいけないのだなと強く感じました.でも,一般教養を身につけるのは,個人的な問題だと思います.一般教養は行動を拡げ,専門知識は行動を深める.自分が進みたい方針に合わせて,取捨選択するべきものだと思います.ただ,最近の教育は専門性が強調されすぎているような気がします.色々と考えさせられる内容でした.

 午後のセッションで,研究室の修士1年のKK君が,「産業用ロボットを用いた研磨作業の自動化(切削用NCデータを利用したロボットプログラムの作製)」 という題目で論文発表を行いました.正式な学会での発表は初めてでしたが,出だしから早口で,明らかに緊張している様子でした.色々と教育的な質問をいただきましたが,まともな回答をしていませんでした.帰京したら,今後のことをについて確認しなければなりません.でも,彼は経験したことは生かせるタイプなので,今回の発表はよい経験になったのではないかと思います.

 夕方からの懇親会では,秋田の地酒が大量に振舞われました.明らかに足りない料理に見切りをつけ,ほとんどの時間,日本酒コーナーに張り付いて日本酒を堪能していました.秋田の地酒,なかなかのものです.良い一日でした.明日も期待大です.

2012年10月26日金曜日

第9回 生産加工・工作機械部門講演会 開幕前夜

 今日から,明日から秋田県立大学 本庄キャンパスで開催される日本機械学会の 「第9回 生産加工・工作機械部門講演会」 に参加するために,発表することになっている修士1年のKK君と一緒に秋田に来ています.昨年の震災以来,東北地方を訪れるのは初めてです.東北に行く機会が,自他ともに減っていることは間違いありません.

 秋田空港に着陸する10分ほど前に,綺麗な雪山が見えました.北側にカルデラのような部分が見えましたが,これはなんという山なのでしょうか? 読者で分かる方がいましたら,教えていただけると幸いです.

 秋田空港からリムジンバスで秋田市内に移動し,JR秋田駅から徒歩10分ぐらいの所にある 「久保田城」 を観光しました.今年初めての紅葉を見ることができました.このとき初めて,東北地方に来たのだということを実感しました.

 日が暮れてから,秋田駅から在来線で羽後本庄駅に移動し,駅近くにあるお好み焼きの店(?)で,きりたんぽ鍋をはじめとした秋田の食べ物を堪能しました.
「おきぎす」 個人的には,今日の料理で一番でした.
北陸の定番(?),「はたはた」
たくあんの燻製(?),「いぶりがっこ」

 明日からは,会場の秋田県立大学に缶詰となる予定です.充実した学会になるように気合を入れて臨みたいと思います.

関連ランキング:お好み焼き | 羽後本荘駅

2012年10月25日木曜日

海外で働くということ

 昨日の夜のNHKのニュースで 「セカシュー」 なるものについて特集していました.最近,日本の就職状況が芳しくありません.本学の学生も,大分苦労しています.でも,日本で就職できなくても,世界に目を向ければ,働く機会や場所は,世界に目を向ければいくらでもある! 日本がダメでも,世界があるじゃないか! 最初から,世界で働くことを考えてみようよ! みたいな内容でした.なんて無責任な報道なのかと思いました.

 私は,担当している生産システム工学の講義などで,「そのうち,日本で働く機会や場所がなくなったら,戦前のブラジル移民のように,新興国に移民して,現地の人達と同じ条件で働かなければならない時代が来るかもしれない.」 と話してきました.でも,まだそのような時期ではないと思います.まだ今なら,日本の会社に就職し,その会社の看板を背負って,海外に出て活躍する機会があるハズです.

 確かに,たとえ駐在員よりも給料が安くても,責任のない立場で,日々の暮らしを楽しむという生き方もアリかも知れません.しかしその場合は,人生を現地の労働者として終えるだけの覚悟が必要だと思います.そのような覚悟のない人が行っても,現地に居場所を確立できず,日本にも帰る場所もなくなり,さらに不幸な結果になってしまうのではないでしょうか.日本の企業は,海外で働く気概のある若者を求めています.実際,海外に展開しようとしている大企業は,海外への駐在員が足りないということです.

 日本の若い人達,まず,海外で活躍する覚悟を持ってください.そして,気持ちが整理できたら,その気持ちを就職を希望する日本の企業にぶつけてください.必ず,海外で活躍する機会を与えてくれる会社と出会えるハズです.そして,世界を股にかけて活躍する,立派な 「日本人」 になって欲しいと思います.