火曜日1限の大学院 知的生産システム特論で,先週から実施しているNCシミュレーションソフトウェア「VERICUT(ベリカット)」の実習ですが ⇒ m-shige's log: VERICUT実習と,OBの訪問,先週,利用できるPCが足りなくなって混乱した反省を踏まえ,今日は CGTech から貸していただけることになったノートPC4台と,VERICUT をインストールしておいた研究室のノートPC3台を用意し,履修者全員分の40台のPCを揃え,万全の体制で臨みました.その甲斐あって,今日は出席者全員が作業することができました.
2週目の今日の内容は,NCデータの最適化に関するものでした.切削シミュレーション結果をもとに,エアカットやゼロカットの部分の速度を上げたり,切削負荷を考慮して工具送り速度を修正するという,VERICUT の代表的な機能の一つです.この機能を使いたくて,VERICUT を導入するユーザーも多いと聞いています.一度もミーリングをしたことのないという学生ばかりなので,実習の内容に付いていってくれるか心配していたのですが,ほとんどの学生が遅れることなく作業できていたようです.実習を体験した学生が,最先端の製造系ソフトウェアの実力を実感してくれれば嬉しいです.今回の実習で大変お世話になったYDさんをはじめCGTech日本本社の皆様に,心より御礼申し上げます.
講義終了後,来年度の講義など,今後ともよろしくお願いします,と挨拶したところ,その代わりといってはなんですが,という感じで今年の秋に開催される予定の VERICUT のユーザー会で講演することになってしまいました.これだけお世話になって,断ることなど出来るハズがありません.ユーザー会ということは,VERICUT を使っていることを話さなくてはなりません.もともと,自分の研究室で取り組んでいる5軸制御加工の工具経路生成に関する研究で,工具経路の評価に使おうと考えていたのですが,今年度は評価するところまで進まず,今に至ってしまいました.「こういうお願いをすれば,使ってくれるでしょう」 という,私の優柔不断さを見透かしたYDさんの駆け引きはさすがです.ユーザー会で胸を張って講演できるように,VERICUT を活用したいと思います.
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿