学生が提出してきた課題を採点することは,結局,粗探しなのだなと思います.【岩波書店 広辞苑 第六版 DVD-ROM版】によると,『あら‐さがし【粗探し】 人や作品などの欠点を探して強いてけちをつけること。あなさがし。「人の―ばかりする」』 だそうです.やはり,あまり好意的な行為ではないようです.
採点=粗探しをしていると,異常に疲れます.でも,他人から見ると,私は粗探しが得意に見えるようで,「よく,そんなところまで見てますね」なんて言われてしまうと,驚かれているというより,呆れられているように感じます.ちっとも嬉しくありません.でも私自身,粗探しが得意な人のことをどう思うかと問われれば,やっぱり,好意的には思えません.
でも,教員は自分のために粗探ししているわけではないんですけどねぇ… 私だって,気持よく良い点数をあげたいです.でも,最近採点した各講義の課題の出来は,あまり芳しいものではありませんでした.特に,教えたこととまったく反対のことが綺麗な字で書いてあると,思わず頭を抱えて叫びたくなります.人にモノを教え,教えた人を評価するということは,本当に大変なことだと痛感しています.
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