2013年11月15日(金)付日刊工業新聞 第2部 「工作機械産業」 特集の 4-5頁に,私が寄稿した「これからの多軸・複合加工のためのソフトウェア技術」 が掲載され,先週,冒頭の部分を紹介させていただきました⇒「m-shige's log: 実用段階にある5軸制御工作機械」.それでも,読んでいないという方が多いと思うので,今回はまとめの部分を紹介したいと思います.
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日本の製造業の現状は厳しく、量産については、東南アジアの国々に仕事を取られ続けているという状況である。今後、日本国内における仕事の可能性としては、高速一品試作などの、個別対応を前提とした多品種少量生産による事業のあり方を模索することになるであろう。自動化によるコスト削減や、多品種少量生産に対して、大きな可能性を持つ多軸・複合加工機に対する期待は大きい。
国内外で開催される工作機械の展示会などにおいては、5軸制御マシニングセンタや複合加工機しか出展していないという工作機械メーカーも増えてきた。これは、今後の機械加工に関する新技術については、多軸・複合加工機周辺のものを中心に提案していくという、各メーカーの方向性を明確に示している。このような動きについては、ユーザーの立場からも、注視していかなければならない。
多軸・複合加工技術のさらなる活用によって、付加価値の高い加工技術に基づいた、高付価値製品が創出されるなど、日本の製造業の活性化に繋がることを期待したい。
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うーん.機械は頑張っていると思いますが,CAD/CAMも頑張ら…ゲフンゲフン… それよりもNC…ゲフンゲフン… いや,しかし,しがらみの多い業界です.専門家としての責任を,痛感しています.
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