平成25年11月21日木曜日は,「産業を支える工作機械」 という題目で出張講義をするために,東武伊勢崎線館林駅から徒歩で30分,タクシーで10分のところにある,「群馬県立館林高等学校」に行って来ました.調布駅から京王線で新宿まで40分,新宿駅からJR湘南新宿ラインで久喜まで50分,久喜から東武伊勢崎線で館林駅まで30分と,電車に乗っているだけで2時間もかかり,さすがに疲れました.
少し早めに館林駅に到着したので,駅から歩いて15分ぐらいのところにある 「長良神社(ながらじんじゃ)」 を参拝して,今回の講義がうまくいくように祈念しました.この神社は,館林七福神めぐりで 「恵比寿神」 を担当しているそうです.今日と明日は 「えびす講」 という行事が行われるということで,そのために多くの方が準備に追われていました.忙しい中,御朱印に対応していただき,ありがとうございました
今日は,「学部学科別進路講演」 ということで,12の大学から専門の異なる教員が講師として招かれ,240人の2年生が,それぞれ希望する講義を受講するということでした.お昼は,12名の講師が校長先生と一緒に弁当を食べながら話をしたのですが,この高校は授業中にスマホをいじっているのが見つかると,校長説諭になるそうです.それでも,今年度説諭した学生は数名だけだそうです.大学も,専攻長説諭とか実施すればいいのかな? でも,大学生に対してやるようなことではありませんね.
13時5分から始まった講義では,まず,大学のアドミッションセンターからいただいたスライドを使って,大学の説明をしました.説明しながら,電通大は学生に対して,ずいぶん世話を焼いているというか,本当に色々なことをしてあげているんだな,と思いました.それにしても,この高校が男子校であることを知らずに,女子高生向けの情報を厚く準備してきたことは失敗でした.
工作機械に関して,定義,歴史,現状,特徴,剛性設計の考え方,NC制御,JIMTOFやプラモデルの紹介など,1時間ほど講義しましたが,質疑応答の様子から察するに,かなり難しく感じたみたいです.出張講義の目的は,高校生に大学の講義の雰囲気を知ってもらうということなので,大学で講義している内容から難しい部分を削って話しているのですが,やはり,高校生向けにスライドを作り直した方がいいのかな? でも,それでは大学の講義という主旨から外れると思いますし… ちょっと,他の先生がどうしているか訊いてみることにします.
自分としては,充実した出張講義となりましたが,聴講してくれた学生に対して,何らかの影響を与えられたことを祈るばかりです.
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