2017年3月22日水曜日

第1回 産学研究開発交流会

に参加するために,今日は天王洲セントラルタワー19Fにある 「株式会社C&Gシステムズ 東京本社」 に行ってきました.産業界のCAM開発者と大学の学生との技術交流を図ることが目的ということで,私の研究室からはM1のHND君に参加してもらいました.

 11時から開始された交流会,最初の1時間はCGSからの話題提供となりました.LCM(Line Cluster Model) によるストックの表現とポリゴンへの変換.私の研究室でも導入を検討する必要があるかもしれません.それよりも,九州の大学生が課外活動で3Dプリンタのスライサーを開発しているという事実に驚きました.研究として取り組んでいる研究室が,負けるわけにはいかないぞ!

 午後からは大学側からの話題提供となりました.まず,IBRK大学のINI先生ゼミ.企業との共同開発が基本方針ということで,実践的でレベルの高い内容でした.

 次は,SITM大学のKNK先生ゼミ.5軸制御加工のための工具経路生成に関する取り組みで,私の専門に最も近い内容でした.質問したくてたまらなかったのですが,今回の主役は学生なので,先生からの発言は控えて欲しいということでした.ううむ.欲求不満だ.

ということで,質疑応答の時間は,先生3人で意見交換するしかなかったのですが,これが意外によかった.とてもとても.オリマイの射出成形機,忘れてた.Autodesk の Fusion 360,再チェックや!

 続いて,私のゼミのHND君が,「Haptic Deviceを用いた切削力体験システムの開発」 という題目で発表しました.うーむ.二兎を追う者,なんとやら.そろそろ決断の時かもしれません.

 最後に,先生3人からそれぞれコメント.5軸な私にとって,AMはライバル.工具が届くまで削りたい.でも,最終的にはAMに負けそう.完敗するまでは,AMを補完する形で仲良く共存していきたい.付加価値の高いことに力を注ぐのは当然だが,量産も諦めてはいけない.高付加価値化に注いでいる力を量産に注ぎ込めば,すごい量産ができるようになるハズだ.我々が選択した工学という分野を一層充実させるために,続く世代への啓蒙を忘れてはいけない.

「第1回」 と冠しているので,第2回があると期待しています.次回は,大学院生は全機出撃だ.他大学と合同での中間発表会という思惑が,現実味を帯びてきました.

0 件のコメント: