今日発売された 「スポーツグラフィック ナンバー」 939号の特集は,プロ野球日本シリーズ ホークス vs. ベイスターズ 全6戦の詳報でした.11月4日(土)の日本シリーズの第6戦,延長11回裏のホークスの攻撃,川島慶三のサヨナラ打の瞬間,「ああ!終わった...」 と声にならない声をあげ,思わずテレビの画面から目を背けてしまいました.あれから一週間,自分なりにベイスターズの日本シリーズを総括したいと思います.
まず,キビシイことから.選手層の違いを感じました.各ポジションの選手を比較した場合,クリーンアップの3人しか対抗できない.実績を加えたら宮崎も?になってしまう.さらにホークスの場合,代打などで交代した選手が前の選手と比べて打撃も守備もまったく遜色がない.ベイスターズの場合,スタメンが負傷したら誰が出てくるんだろう?
投手陣もしかり.ホークスの中継ぎは,右は石川,岩嵜,森,左は嘉弥真,モイネロとものすごい充実ぶりでした.対するベイスターズは,右はパットン,三上,左は砂田,エスコバー,田中健二郎といったところ.正直に申し上げて,パットン以外は不安でいっぱい.三上と田中は昨年よりも調子を落として辛いシーズンだった.砂田は本当は先発でやって欲しい素材.エスコバーの速球は魅力ですが,とても不安定...
そして抑え.ホークスのサファテ,まったく打てる気がしませんでした.ベイスターズの山崎康晃は,いつも前向きで応援したくなる不思議な雰囲気のストッパーです.満塁になろうと,一点差になろうと,なんとか逃げ切ってくれる.だから,同点ホームランなんて絶対に打たれてはいけないんだ.
結果的に,ミスした方が負けたのだと思います.どちらのチームも敗因となるミスをしていますが,2勝差分ベイスターズの方が多かった.やはり,野球は投手を軸にした守りのゲームなのだと痛感した次第.
でも,こんなに力の差があるのに,3連敗の後に2連勝,最後の試合もあと2アウトで日本シリーズ逆王手というところまで戦ってくれました.初戦で惨敗して,第2戦でいやな負け方をした時は,ここまでやってくれるとは思いませんでした.選手は本当に頑張ったと思います.こんなに早くハマスタでの日本シリーズが実現できるとは思いませんでした.感謝の気持ちでいっぱいです.
やっぱり,リーグ優勝して欲しいです.リーグ優勝できるということは,選手層が厚い,本当に自力のあるチームであるということ.ベイスターズはまだ若いチーム,今回の経験を生かして,来年はもっと強くなると確信しています.
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