先週末,「チョコレート戦争」という本を読了していました.「理論社」の「新・名作の愛蔵版」となっています.私が小学生の時に課題図書として読んでいた本です.実は,この本のことがずっと頭の片隅に残っていて,いつかもう一度読んでみたいと思っていました.今月になってBOOKOFFの児童書のコーナーで発見し,思わず衝動買いしてしまったというわけです.小学生の時には,他にもたくさんの本を読んだハズなのですが,どうしてこの本だけにこれほどの思い入れがあるのか自分でもよくわかりません.おそらく,当時の自分の気持ちとこの本の内容が大きく共鳴したのでしょう.
本の内容は文章も挿絵も記憶に残っているものばかりでした.確かに読んだ文章.確かに見た挿絵.何もかも皆懐かしい.金泉堂の主人の立身出世の話が一番印象に残っています.私が帝国ホテルと聞いて靴磨きを連想してしまうのは,おそらくこの本の影響だと思います.金泉堂のガラスを割ったトラック運転手が葛藤する場面も印象的です.
作者の方も画家の方も既に亡くなっているということで,寂しく思いました.不思議なことに,今後も読み続けたいと思っています.今の私は1時間くらいで読破できるので,きまぐれに読むことがありそうです.
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