2020年3月19日木曜日

真剣に叱られる

が,19日の『【日めくり】2020年版 日々のことば 松下幸之助「心意気」』のことばでした.「叱られるのは、誰しもいやなものである。一方、叱るほうも、あまり気持ちのいいものではない。だからといって、叱りもしなければ叱られもしないとなれば、ものの見方、考え方は甘くなる。お互い真剣に叱り、真剣に叱られよう。そうしてこそ、強さも正しさも育まれるのである。」という解説が沿えられていました.英訳は,"Accept a reprimand sincerely." でした.

 私は学生を本気で叱る方だと自覚しています.心がささくれ立っている時期は,声を荒らげてしまうこともありました.今となっては,本当に遺憾です.叱るときでも,冷静でなくてはいけません.
 しかし,叱らなくてはいけない時は,叱らなくてはいけません.そうしないと,学生が強く正しくなる機会を奪ってしまうのです.でも,叱られることに抵抗力のない学生がいることも事実です.遺憾ながら叱ることを放棄することもあります.私だって自分が大事なのです.こうなると,お互いにとって不幸以外の何物でもありません.
 叱られることが致命的なものであるハズがありません.叱られたら,その間違いを自覚して以後の行動に生かし,前よりも強く正しくなればよいのです.お互いを信頼して,真剣に叱り,真剣に叱られる,そのような健全な関係を築ければと思っています.

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