2013年6月20日木曜日

型技術者会議2013二日目

 平成25年6月19日水曜日は,「型技術者会議2013」 の二日目,私は10時から行われた 特別セッション②「こんな会社で働きたい(働いています)」 のコーディネータとして,ディスカッションの司会進行を務めました.登壇していただいた7名の若手技術者の皆さん(うち1名は,私の研究室のOB)は,どなたも高いポテンシャルを持っているということが,ディスカッションを通してよく分かりました.彼らは,これから同じ時代を共有しながら,各企業で活躍すべき貴重な人材です.彼らのような技術者が,腹蔵なく議論できる機会を,これからの型技術者会議でも提供できればと思います.私自身も,教員になったころの初心を思い出しました.

 13時からは,特別セッション③「ものづくりなでしこ流現場の盛り上げ方!」 を聴講しました.女性経営者3名の方をパネリストとした議論でしたが,男女の差は,腕力だけなのかもしれません.結婚⇒出産を経ても働き続けることの難しさ,女性が働き続けられる職場環境を整備することの重要性を痛感しました.優秀な日本の女性が活躍できないことは,製造業にとっても大変な損失だと思います.これも,これからの型技術者会議で取り上げ続けるべきテーマでしょう.

 15時10からは,特別企画 夜まで型会議!!「日本の型づくりをどう盛り上げるか?~経営、人材、そして教育の多様化~」 を聴講しました.登壇者は,樹脂やプレスの金型企業の若手経営者,ものづくり中小企業の女性経営者,型技術を教育・研究する大学教員,工作機械企業の金型技術者,そして,自動車企業の金型技術者 兼 型技術者会議2013 実行委員長と,実に多種多様です.盛りだくさんの内容でしたが,総合司会を務められた東経大のYMMT先生の綿密な準備により,うまくまとめられた内容だったと思います.

 閉会式の後,後夜祭,2次会と参加しながら,素晴らしいイベントの運営に関わることが出来た幸運を噛み締めていました.3回の実行委員会のうち,2回も欠席するという,ダメダメな副実行委員長でしたが,最後になって一体感の仲間入りが出来たように感じています.型技術者会議2013実行委員会の皆様,本当にお世話になりました.心より御礼申し上げます.

 それでは皆さん,来年は「型技術者会議2014」でお会いしましょう!

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