今日は,「産業を支える工作機械」 というタイトルで出張講義をするために,西武池袋線 中村橋駅から徒歩5分ぐらいのところにある 「東京都私立富士見中学高等学校」 に行って来ました.今日の生協食堂での昼食は,定番の 「勝負カツカレー」 をチョイスしました.このシーケンス,なかなかいいですね.
実は,この学校が女子校だということを,講義を引き受けてから気が付きました.女子学生に 「工作機械」 の話って,どうなんだろう? おそらく,工作機械を触るどころか,見たことも,聞いたこともないに違いありません.
そんな彼女たちに対して,工作機会⇒工学に興味を持ってもらおうと,事前に色々と検討してきました.しかしながら,工作機械のすごさを知ってもらうためには,ある程度難しいことも話さなければならないと居直り,できるだけ専門用語をつわず,パッションが伝わるように熱く語るよう心がけました.
概ね,よかったと思っています.大学での講義のように,最初から最後まで寝ているような学生は一人も居らず,落ちそうになるのを堪えている様子がよく分かりました.やはり,真面目なのだと思います.
講義終了後に書いてもらった感想分を読んでみたところ,やはり,難しかったという感想が多かったのと同時に,工作機械⇒工学の話を初めて聴いたという内容が目立ちました.普通の高校でも機械の話を聴く機会が少ないのに,女子校では,さらに少ないに違いありません.そんな彼女たちに対して,工学の話をすることができて,嬉しいというより光栄だと思いました.
若者たちに,よく語っています.「候補にならなければ,選択されない.知らなければ,候補にもならない」 だから,進路を決めなければならないような重要な節目までに,たくさんのことを見聞きするべきなのだと.今回の講義が,彼女たちに何らかの影響を与えることができたのなら,これほど嬉しいことはありません.これからも,このような講義の機会を大事にしたいと思います.
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