平成28年9月29日(木)の夜は,横浜ベイスターズの 「永遠番長」 三浦大輔 選手の公式戦最終登板を見届けるために,横浜スタジアムの場外にある大型ビジョンの前で観戦しました.
私は,三浦は最初の打者だけ投げて,すぐに降板すると思っていました.引退試合とは,そういうものだと思っていましたから.しかし,三浦は先頭打者の坂口にヒットで出塁されても,そのまま続投.チームは,三浦の24年連続勝利を狙いにきていました.相手のヤクルトにも,そのように伝わっていたんですね.
三浦は初回に1失点するも,その裏,2番梶谷のソロですぐに追いついた.しかし三浦は2回,1軍初出場でプロ初打席のルーキー廣岡に勝ち越しの3ランを献上.この廣岡,その後の打席も見ましたが,昔の池山を思い出させるスイングでした.その裏,6番エリアンのソロの後,梶谷の2点タイムリーで同点! さらに,3番ロペスの2ランで逆転!! 不覚にも,ロペスのホームランの時には涙が溢れました.
3回を三者凡退で退け,「いける,いけるぞ!」 と思いましたが,三浦は4回にも3失点.これはもう,投手の責任.5回も三者凡退でしたが,6回にも集中打を浴びて3点を失いました.この時点で10失点.三浦は次の攻撃の先頭打者でした.普通なら,ここで代打を出されて交代です.
しかし,三浦が打撃の準備をして出て来るではありませんか! そして,スクリーンに映し出された三浦は,涙ぐんでいました.これが三浦の最後の打席だと分かりました.ものすごい声援でした.結果は当てただけのセンターフライでしたが,ラミレス監督,粋なはからいだと思いました.
そして,最後の打席で終わりではありませんでした.三浦はそのままマウンドへ.もう明らかに泣いていました.これが三浦の最後の投球だと分かりました.最後の打者の雄平は,それらしい三振.そしてここで,三浦は降板.ラミレス監督,素晴らしい演出ですね.本当に感動しました.
三浦がベンチに下がる様子を最後まで見届けた後,継投した加賀がホームランを打たれた時点で,帰宅の途につきました.普通なら,最後の最後まで応援して,「公式戦本拠地最終戦セレモニー」 と 「三浦大輔選手 引退セレモニー」 を見てから帰るでしょうね.でも,3時間も同じ位置で立ちっぱなし,腰が限界でした.ヘタレですみません.
三浦選手,25年間,本当にありがとうございました.2008年にFA宣言した時は,チームはどん底.当然,阪神に行くだろうと思っていましたが,ファンへの思いを口にして残留してくれて,申し訳ないと思うと同時に,涙が出るほど嬉しかった.心より御礼申し上げます.
ベイスターズ,こんなに素晴らしいセレモニーができるようになったんだね.本当にいいチームになりました.三浦選手のように引退していく選手が続いていくようなベイスターズであるよう切に願います.
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