2014年6月11日水曜日

商品はわが娘 得意先は嫁ぎ先

が,今日11日の 『松下幸之助 日々のことば 「道をひらく」』 のことばでした.「商品は天塩にかけたわが娘、そしてお得意先は、そのかわいい娘の嫁ぎ先と考えると、お得意先のことやお納めした商品の具合などがおのずと気にかかり、ちょっとお寄りして様子をうかがってみようという気持ちも自然にわいてくる。お互い、そういう思いに立って、毎日の商売を営んでいるかどうか、改めて考え直してみたい。」 という解説が添えられていました.

 大学には,直接的な商品や得意先はありません.誤解を恐れず言えば,教育して卒業させた学生を商品と考えることができるかもしれません.となると,得意先は就職先の企業ということになりますか.なんだか人身売買みたいで,嫌な気分になりますね.それに,得意先と言えるような企業があるとしたら,コンプライアンス的に問題になりそうです.いかんいかん.

 それでも,卒業生や彼らが就職した企業のことは,常に気にかけているつもりです.特に,学協会で一緒に仕事する機会が多い工作機械メーカーの人達からは,卒業生の近況を耳にすることがあります.研修中です,配属されました,退社しました,家業を継いだようです,結婚しました,子供ができたようです,地方に赴任してもらいました,海外に赴任してもらいました,色々な状況がありますが,みんな,頑張っているようです.それだけで十分なんですが,やはり本人から直接聞くことが一番嬉しいです.やはり,OB会を開催しなければダメですね.

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