2018年2月4日に放映された 『NHKスペシャル「人体」”脳”すごいぞ!ひらめきと記憶の正体』 で,ひらめくコツについて話題になっていました.ひらめくコツ,それは,「ぼーっと」すること. 番組司会をしていたノーベル医学・生理学賞の山中伸弥先生も,ノーベル賞につながるひらめきは風呂に入っていた時だったそうです.なるほどな,と思いました.
私にとってのひらめきの機会は,散歩の時だと思います.いつだかTDKM先生に 「森重先生は何処でアイデア出しをしてるんですか?」 と尋ねられた時,自然に 「散歩の時かな?」 と答えていました.自覚があるのでしょう,きっと.
昼食後に散歩していると,色々なことをポンポン思いつきます.午前中に発生した問題や午後からの案件への対応方法のような小さなことから,研究テーマや研究室の運営に関するような大きなことまで,内容は実に多様です.中には,「本当に自分で思いついたのか?」 と思うぐらいのひらめきもあります.でも,最初から考えるテーマを決めてから散歩しても,何にも思いつきません.何にも考えずに歩くことがコツなのです.
つまり,机上でうんうん考えても,新しいことは思いつかないということになりますか.できるのは単なるお勉強と作業ということですな.プログラミングや論文執筆などのクリエイティブな仕事も,やることが決まっているからこそできるのであって,アイデアがなければ何も始まりません.ひらめきの機会を大事にしたいと思います.
2018年2月9日金曜日
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