今日は,本学の大学院 情報理工学研究科の入学試験が行われました.ちなみに,情報理工学研究科の英語名は 「Faculty of Informatics and Engineering」 と決まり,略して「IE研究科」と呼んでいます.なんだか,どこかの重いブラウザを連想してしまうのですが,私は病気なのでしょうか?ちなみに,私はブラウザとして Mozilla Firefox を愛用しています.最近では,Google Chrome の評価も高くなってきました.一番高速ということですが,実際のところはどうなんでしょう?
などと,脱線するのは止めにして,今日の入学試験,私は自分の所属する知能機械工学専攻の試験監督を務めました.数学,物理,専門科目で3時間という長丁場です.座っているだけでものどが渇いたので,受験者の消耗はかなりのものだったのではないでしょうか.本当にご苦労様でした.
と,気持ちよく言ってあげたいところなのですが,入学試験というものを軽く見ているとしか考えられない,残念なことがいくつかありました.
1.問題冊子の表紙に試験の注意事項が書いてあるのですが,これを読めば分かることが明白な質問には,試験監督は答えることはできません.試験監督はお役所仕事なのです.サービス業ではありません.監督者個人の考えで個別対応することはかたく禁じられています.悪しからず.
2.書くスペースがなくなったという理由で,解答用紙の追加を要求する人がいますが,これも対応することはできません.所定のスペースに収めてください.途中の計算をすべて回答用紙に書く人がいますが,これは止めた方がよいと思います.私が大学を受験したときは,問題を解くときは問題用紙の余白に書いて,回答用紙には清書するつもりで記入するように教わりました.採点者に見てもらうという気持ちを忘れてはいけません.
3.試験終了後,回答用紙に受験番号と問題番号が記入してあるか確認するように指示します.未記入が判明した場合は挙手をして,監督者の立会いの下,記入することが認められます.今回の試験では,10人近くの学生が手を挙げました.私はこれまでに本学で試験監督を何回か務めてきましたが,こんなにたくさんの受験生が受験番号の記入を忘れたということは記憶にありません.人生に係わるかもしれない大事な入試で,なんという緩みようでしょう.とても信じられません.企業の就職試験で同じことをすれば,静かに落とされるだけだと思います.
以上,当たり前のことを厳しく書きましたが,何はともあれ入学試験お疲れ様でした.明日は9時30分から面接試験ですが,これも遅れてくる人がいるでしょうね.減点の対象となるので,注意してください.
2010年8月24日火曜日
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