2012年12月1日土曜日

出張の多い後期を過ごしてきました

 今日から今年も12月となり,残りひと月となりました.後期が始まってから2ヶ月,あっと言う間でした.講義とその準備もありましたが,なんと言っても,学会などのイベントで出張することが多かったからだと思います.金沢,秋田,JIMTOFを挟んで,神戸,そして,昨日までまた神戸と,泊まりがけの出張が続きました.10月は,親戚の結婚披露宴で鹿児島にも行きましたし,その前の9月も,学会で金沢と北九州に出張しています.再来週は,金沢と広島をはしごすることになっています.今年はちょっと異常ですが,本当に異常であって欲しいです.こんなのが定常化したら,困ります,ホント.
 研究室の学生も,卒論や修論が佳境に入りつつあります.たくさんやった人もいれば,あまりやらなかった人もいますし,人それぞれ,色々なゴールの形があると思いますが,私の研究室は,まったく何もしていないという学生が居ないことが救いです.当たり前のことだと思われるかも知れませんが,これがなかなかに難しいのです.ただ,胸を張って卒業するためには,さらに成果を上積みする必要があるでしょう.
 今日から就職セミナーも解禁されたようなので,修士1年も就職活動が本格化してくると予想されます.結局,大学の研究室でヒマな人は,一人も居ないということですね.正しく,自転車操業だと思います.なんだか,年々せわしなくなってきているように感じるのは,私の気のせいでしょうか?

2012年11月30日金曜日

型技術ワークショップ2012 in KOBE 二日目

 平成24年11月30日(金)は,「型技術ワークショップ2012 in KOBE」の工場見学会に参加しました.用意された3つの見学コースの中から,川崎重工業株式会社 車両カンパニー兵庫工場と,三菱重工業株式会社 高砂製作所を見学するBコースに,実行委員として帯同することになっていました.どちらの工場も,これまでに何度も見学会の案内をいただきながら,スケジュールの都合がつかず,参加できませんでした.そのため,今日の見学会を,とっても楽しみにしていました.

 「川崎重工業株式会社 車両カンパニー兵庫工場」 は,鉄道車両を製造しているところです.年間350両,これまでに約9万両の車両を製造してきました.今日は,アルミ製車体溶接組立工場,ステンレス製車体溶接組立工場,台車艤装工場,車体艤装工場などを見学させていただきました.新幹線の車両は,普段から間近で見ることができますが,製造途中の車両はとても大きく感じました.一両たりとも同じ車両はないそうで,技能に依るところがかなり多い,手作り感いっぱいの工業製品です.国内に残る可能性の高い製品ではないでしょうか.

左はラストランで実際に使われた新幹線0系電車の先頭車両,
右は151系特急電車「こだま」の先頭車両.

 昼食を取ったあと,「江井ヶ嶋酒造株式会社」 を見学しました.この酒造は,日本酒だけでなく,ワイン,ウイスキー,ブランデーなどの洋酒も製造している総合酒類メーカーだそうです.20分だけの見学でしたが,もっとゆっくり見たいと思いました.造り酒屋の見学で,試飲を出来ないというのは,ツライです… また来ます!

 「三菱重工業株式会社 高砂製作所」 では,発電用のガスタービン,蒸気タービン,水車などを製造しています.敷地内のいかなる所でも撮影禁止ということだったので,写真の紹介はありません.あしからず.原子力ローター工場やガスタービン組立工場などを見学させていただきましたが,自分が研究している5軸制御加工で製造される代表的な部品であるブレードをたくさん使った巨大なタービンの実物を間近で見ることができて,感無量でした.タービンのカットモデル,販売したら,売れると思います.

 今日の工場見学会でも,新しい見地をたくさん得ることができました.今回の型技術ワークショップ2012,大変充実した二日間でした.関係者の皆様,お疲れ様でした! 来年は東北岩手で開催される予定です.まーんず,楽しみでねか!

さよなら,型技術ワークショップ2012.
  次は,型技術ワークショップ2013でお会いしまよう.

型技術ワークショップ2012 in KOBE 初日

 平成24年11月29日(木)は,神戸市産業振興センターで開催された 「型技術ワークショップ2012 in KOBE」 に参加しました.私は,このワークショップの実行委員の一員で,金大のAK先生と一緒に,10件の講演で構成されることになった 「CAD・CAM、CAE」 のセッションのオーガナイザーを務めています.そのため,3件の特別講演の時間以外は,講演室Bの座長席に張り付いて,すべての講演を聴講させていただきました.

 午後は,本研究室の木霊KD君が,「構造干渉を考慮した5軸制御加工用工具経路生成法」 という題目で発表を行いました.彼も,この発表まで紆余曲折,ボロボロの結果だけ語り合う日々が続いた後,なんとか出てきた最新の結果を引っさげて,本番に臨むことができました.本当に,本当に良かったと思っています.発表自体は及第点だったと思いますが,心配していたとおり,質疑応答が問題でした.「構造干渉情報とC-Spaceの解像度が違うようですが,干渉チェックの時に問題にならないんですか?」「構造干渉の分解能は,10mm,1Ddegree となっています」…それを理解したうえでの質問だと思うんですが…orz 心配だ,彼の未来…

 すべてのセッション終了後,菊正宗酒造記念館の館長さんによる特別講演が,「日本酒の楽しみ方」 という演題で行われました.私は司会を務めさせていただきました.灘の生一本について,誰にでも分かる内容で,大変勉強になりました.二日酔い対策は,飲む前の「ウコンの力」の摂取と,飲んだ後の 「アリナミンV」 によるビタミン補給だそうです.なんだか,肝臓に悪そうだなぁ… あと,これから酔って帰宅したときは,お風呂に入るのは止めて,シャワーにしようと思います.

 特別講演終了後,10階のレセプションルームで懇親会が開催されました.特別講演で登場した菊正宗も,純米吟醸,純米生もと,樽酒の三種類が振舞われ,私も刺し身や天ぷらなどの魚介系料理と一緒に堪能しました.懇親会に出席させたKD君が,他大学の学生と交流しているのを見て,微笑ましく思っていたところ,なんと,協会理事とも交流していたらしく,「森重先生,この人,借りてくよ」 と,大学教授や会社役員の方々と一緒に,夜の街に消えて行きました.連絡ないけど,生きているのかなぁ…

 懇親会終了後,実行委員会のメンバーで三宮に移動し,焼肉専門店で第4回実行委員会(反省会)を行いました.懇親会でセーブしていたとはいえ,夜の9時から焼肉コースを完食した自分に驚きです.反省会終了後,反省会を反省する有志でカラオケボックスに突入し,散々はしゃいだ後,ホテルに戻ったのは2時でした.私の学外でのはじけよう,ちょっと,異常かもしれません…


2012年11月29日木曜日

型技術ワークショップ2012 in KOBE 開幕前夜

 平成24年11月29日に開催される「型技術ワークショップ2012 in KOBE」に参加するため,研究室の木霊KD君と一緒に,今晩から神戸に来ています.今年は神戸に来る機会が多く,今回の型技術ワークショップの実行委員会で2回,先月の国際会議で1回と,来ていますから,今回で4回めの訪問となります.すっかり馴染みの街になってしまいました.
 明日,発表することになっているKD君を激励しようと,神戸駅前の串かつと鉄板焼きの店で静かに飲んでいたところ,金大のAK先生と学生さん2名が合流してくれて,思いもかけず賑やかな懇親会となりました.最近,私の研究室の学生と,他大学の学生が交流する機会が多くなりましたが,とても良いことだと思います.お互いに刺激しあって,切磋琢磨してくれればと思います.「次は,精密工学会の春季大会で会いましょう!」みたいな? 明日からの大会,楽しみです!

2012年11月27日火曜日

2012年度11月の月例コンパ

 今日,平成24年11月27日は,研究室の11月例コンパを開催しました.10月は主張が多く,各地の酒と肴がてんこ盛りの状態で,かなり楽しむことができました.
豆板醤をばらまいたキムチ鍋
奥が森重の石川県土産,河豚の子の糖漬.手前が,森重の秋田県土産「いぶりがっこ」
二郎風鍋
北海道産の酒の肴.美味!
神戸産の大吟醸らしい.大変な美味でした.
研究室の特攻隊長の誕生日を祝いました.OM君,人気,ありますね!
森重の鹿児島土産の焼酎です.
SSK君,ダウーン!
 いやあ,楽しい飲み会でした! 他研究室も巻き込んで,盛大にいきたいですね!

2012年11月26日月曜日

電通丼と,雨の布多天神社

 今日は,調布祭の片付けのために講義は休講,学内の食堂や売店も休業となったため,お昼は「地元で愛される丼」を目指す(?)「電通丼」= あんかけ野菜の牛丼 600円 を食べに,地元の伝説のすた丼屋に行ってきました.調布祭パンフレットに掲載されていた広告に釣られてしまいました(笑)すた丼に来るのは,昨年の震災直後にやけ食いして以来です ⇒「m-shige's log: 宇宙に消えた行事予定」.食べた感想として,前回食べた普通のすた丼と同様,かなり味が濃いと思いました.味を薄めるために,ご飯を増やした方がよいかもしれませんが,それでは炭水化物の取り過ぎとなってしまい,本末転倒です.個人的には,利用が難しい店ですね.

 食後,学外でお昼を食べた時の定例としている,布多天神社を参拝しました.午前中から冷たい雨が降っていましたが,雨の日の神社も静かでいいものです.特に,本殿を参拝した後振り返った時に見える風景が好きなのです.

 東京都神社庁が毎月発行している格言集「生命の言葉」.平成二十四年十一月の言葉は,浪漫的で清新な歌を数多く残した歌人,若山牧水の言葉でした.

 白玉の歯にしみとほる秋の夜の
   酒はしづかに飲むべかりけり

「秋の夜長、ひとり静かに酒を飲み、来し方行く末を思い人生を考える。みんなで楽しく飲む酒もよいが、心を清ましてひとり飲む酒はまた格別の味わいである。『路上』」 という説明が,リーフレットの裏に書いてありました.うーむ… 今月の言葉は,人間賛歌ですな! 来月の 「生命の言葉」 も楽しみです.

関連ランキング:丼もの(その他) | 調布駅布田駅

2012年11月25日日曜日

布多天神社の天神市(2012年11月)

 電気通信大学の隣にあり,私がよく参拝している布多天神社では,毎月25日に 「天神市」 が行われます.この日は,国道20号線から続く参道に沿って,食べ物や古物を売る露店が並び,ちょっとした賑わいになります.今日は買い物に行ったついでに,夫婦で天神市を見学しました.

 この天神市は,200年前の江戸時代より続いている,大変由緒ある行事です.私が学生だった頃は,もっと店の数が多かったような気がするのですが,もしかしたら,今日まで開催されていた調布祭が影響したのでしょうか? 古着などを売っている様子は昔のままですが,やはり,規模は小さくなっているように感じました.
 いつものように本殿を参拝した後,せっかくお祭りに来たのだからということで,たこ焼き屋でたこ焼き8個300円を買って食べることにしました.店の横に設置してある机と椅子を利用できるだけでなく,セフルサービスでお茶も飲むことができます.境内の様子を眺めながら食べるたこ焼きは格別です.毎月利用したくなってしまいました.天神市の時は,神楽殿で 「神楽の上演」 もあるみたいです.今度来るときは,是非,見てみたいと思います.

 布多天神社のWebを見ると,今日は 「新嘗祭」 という祭りも併催していたようです.「新嘗祭」 は 「しんじょうさい」 もしくは 「にいなめさい」 と読み,iPad版大辞泉によると 『天皇が新穀を天神地祇(ちぎ)に供え、みずからもそれを食する祭儀。古くは陰暦11年の中の卯(う)の日、明治6年(1873)以降は11月23日と定めて祭日としたが、昭和23年(1948)からは「勤労感謝の日」となり、国民の祝日となっている。』 そうです.少し気になったので 「勤労感謝の日」 のことを調べてみたのですが,残念な気持ちになりました.やはり,無知は罪ですね.