2008年11月21日金曜日

第7回生産加工・工作機械部門講演会

 今日は日本機械学会の第7回生産加工・工作機械部門講演会に出席するために岐阜です.朝,可能な限り早く起床し,7時7分品川発ののぞみで名古屋,会場の長良川国際会議場には10時前に到着しました.残念ながら,最初のセッションには間に合いませんでした.工作機械関係のセッションの部屋にずっと居ましたが,正直,とっても眠かったです.
 夕方からの特別講演では,最初に「航空宇宙産業における機械加工の現状」という演題で,三菱重工名航の方が講演されました.コメントは控えさせていただきます.
 二つ目の特別講演は,三菱マテリアルの方が,最新のドリル加工について講演されました.ドリルによる穴加工は簡単そうに見えますが,とても要求の厳しい加工です.ドリルだけでこんなに色々な話を聞いたのは初めてです.興味深い内容でした.
 懇親会に参加した後,2次会にも参加しようと思ってましたが,合流しそこなってホテルでこのブログを書いています.寝不足で眠いので,もう寝ます.おやすみなさい.

2008年11月20日木曜日

型技術ワークショップ2008 in まつしま

 今日は型技術協会主催のワークショップに出席するために仙台松島です.昨晩のうちに仙台に入りし,9月の精密工学会秋季大会のときに利用した東横インに宿泊しました.今日の朝食は大満足.新大阪の東横インとは大違いで,おかずにソーセージとスクランブルエッグが追加されているなど,さらにパワーアップしていました.他の都市の東横インはどうなんでしょう.ちょっと気になります.
 8時21分仙台発の仙石線(「せんせきせん」と読むそうです.今まで「せんごくせん」と読んでました)で松島海岸駅まで40分.そこから循環バスで会場のホテル松島大観荘に到着しました.このホテルは前に妻と二人で松島を観光したときに泊まったことがあり,良い思い出の場所ですが,仕事で来ると印象はまるで違いますね.型技術協会のワークショップは毎年関東以外の地方で開催されていますが,今回のように明らかなリゾート地で開催するのは初めてだそうです.大学関係者は問題ないですが,会社の人は来にくいかもしれません.どうも景気の悪化を考慮して,企業が出張を控えさせる傾向にあるらしく,昨年のワークショップと比較して人数的に少し寂しい気がしました.
 大学院修士2年のK君が発表する同時刻,私は別室で工作機械のセッションの座長をしていました.流行の5軸制御工作機械を製造しているメーカーの発表が多く,それぞれ興味深い点はありましたが,もっとユーザーの話を聞いてみたいと思いました.
 一般のセッション終了後,東北大学の先生による電気自動車に関する特別講演がありました.本題の電気自動車の話題の前に,導入として一般のモーターの説明があり,よい復習になりました.燃料電池車の価格は現時点で一千万円もするそうで,実用化はまだまだのようです.家庭でも充電できる小型の電気自動車の方が早く実用化されそうです.石油燃料は2080年には枯渇するということです.全ての自動車が電気で動く時代が来るのでしょうか?
 本当は懇親会に参加したかったのですが,明朝は別の学会で岐阜に移動しなければならないので,参加をあきらめて帰ることにしました.仙台でK君と二人で夕食を食べて,20時26分仙台発のはやて30号で帰京しました.
 来年度のワークショップは北陸金沢で開催される予定です.海の幸のおいしい時期なので,楽しみですね.皆さん,来年は「型技術ワークショップ2009 in 金沢」でお会いしましょう.

2008年11月19日水曜日

推薦入試の危機

 今日は学部推薦入試の面接試験がありました.高校三年生を対象としたものです.私も担当の一人として面接しました.
 志望動機の他,物理,数学,英語について簡単な試問があります.実は最近,この推薦入試の受験者の学力の低下が問題になってきています.短時間の試験なので問題をずいぶん簡単にしているのですが,こちらの期待通りに回答できる人はあまり多くありません.一般入試ならばできないのは本人の問題だけなのでとやかく言いませんが,推薦入試は各高校が推薦する学生です.当然,水準以上の学力を期待します.しかし...指数関数の微分ができないというのは,とても推薦に値するとは思えません.
 物理はある程度できるのに,数学がまったくダメ,という学生も目立ちました.おそらく,数学が嫌いなのだと思います.でも,物理や化学は言うまでも無く,私の専門の生産システムでも数学を使わないことはありません.おそらく,数学を勉強する動機が不足しているのだと思います.興味のあることに数学を使うことが分かれば,一生懸命勉強するはずです.最近,工作機械の制御について話そうと思い,ラプラス変換について復習しました.やはり,目的があれば数学は楽しいです.
 すべて自己実現のための道具なのです.今はわからないかもしれませんが,いつか必ず使うときが来ます.

2008年11月18日火曜日

おじいちゃんの大切な一日:感想

 JIMTOF開始前に牧野フライス製作所から絵本を送っていただいてから大分時間が経ってしまいました.
m-shige's log: おじいちゃんの大切な一日:御礼
なかなか時間が取れなくて読めずにいたのですが,こんなことではいつまでたっても読まないと思い,万難を排して読ませていただきましたので,感想を書きたいと思います.
 大人の絵本です.「キサゲ」が重要なテーマになっていると思いますが,見たことがない子供にはイメージすることが難しいような気がします.できれば,工作機械をよく知っている大人が,説明を加えながら読んであげた方がよいと思います.絵本としては文字が小さく,漢字にもルビなどがふってありませんので,対象は小学校高学年が適当かと思います.
 真剣に向き合うことで,鉄や機械にも魂が入る,というところには共感できます.私は学生が計算機や道具をうまく使えないときに「愛が足りないからだ」とよく言います.使う側の思い入れが強ければ強いほど,その人に使われる機械も大きな力を発揮すると,本気で信じているのです.学生のころ使っていた松浦のマシニングセンタに会いたくなりました.
 絵本なので,きれいな絵がたくさん載せてありました.私は下の絵が一番好きです.この絵本の無料公開を,是非,検討いただければと思います.

2008年11月17日月曜日

新人歓迎会

 今日の夕方は,10月から採用された2名の助教の方の歓迎会がありました.少しお話ししましたが,二人ともとても優秀で,頼もしい限りです.でも,残念ながら任期付きです.できれば長い期間在籍してもらって,学科の運営に協力して欲しいのですが.
 最近,博士の学位取得後に定職につけないポスドクが増加して,問題になっているというニュースを目にしました.最近の大学の若手のポストのほとんどは短期間の任期付きで,本学も任期5年,延長2年で,最長7年しか在籍できません.正直,どうしてこのような制度になったのか理解できません.これでは本学の若手は減る一方です.同じ国立大学でも,任期は5年ですが,きちんと成果を出していれば何回でも再任されるところがあります.この大学は准教授も同じ5年の任期制ということです.こちらの制度の方が現実的だと思います.

2008年11月16日日曜日

有田焼ビアタンブラーが当りました

 夏にエビスビールを飲みまくり,応募した懸賞に当って,有田焼のビアタンブラーをゲットしました.これは人間国宝の人の窯で今回の懸賞のためだけに焼かれたもので,器の底面にはその人のサインが印字されていました.また,蓋の裏側に直筆のサインが書かれた桐製の箱に封入されていました.当選は1000名ということで,シリアルナンバーも振られていました.私はビールを日常的に飲んでいて,このような懸賞があるとまめに応募してきましたが,今回のビアタンブラーは久しぶりの大当たりと言えるでしょう.箱に入れたまま保管しておくという手もありますが,私はもったいないと思い,今晩から早速使い始めました.料理もそうですが,いい器で飲むとビールもうまい気がします.大事に長く使いたいと思います.