2014年2月22日土曜日

工作機械トップセミナー(振替開催)初日

 昨年の10月26日(土)・27日(日)の両日に,愛知県名古屋市において開催を予定していた 「工作機械トップセミナー」 は,台風27号および28号の接近に伴い,参加者・関係者の皆様の安全確保の観点から中止となりました ⇒「m-shige's log: 予定外の休養となりました」.このセミナーの振替開催に向けて調整を進められ,今日と明日の二日間,東京大学・本郷キャンパスにおいて開催することになりました.私の研究室からも,3年生3名,4年生3名,修士1年3名,修士2年1名の,計10名が参加しました.

 大江戸線の本郷三丁目駅から東大に向かう途中,本郷三丁目駅駅近くにある 「櫻木神社(さくらぎじんじゃ)」 に立ち寄りました.最近,「この願いが叶うのであれば,今年はなにもいいことがなくていいです!」 と思っていたことが成就したので,今年の神社仏閣巡りは,お礼参りに徹することになりそうです.それにしても,地元の寺社以外を参拝するのは久しぶりです.これからは,ガンガン参拝していきますよー(笑)

 13時過ぎから始まったセミナーの会場は,スーツ姿の学生達でいっぱいとなりました.会長の開会挨拶の後,三井精機工業の社長さんによる講演がありました.このトップセミナーで,工作機械の社長さんが,学生達に対してどんなことを話すのか,いつも楽しみにしています.今回は,工作機械が精度を維持するために,どのようなことを考慮して作られているか,初めての学生にもわかりやすく話していただきました.
 続いて,JAXAの理事の方が,「航空機産業の現状と将来」 という題目で講演しました.航空機の歴史から始まり,その進歩の過程から,現在の世界における技術的な取り組みなど,これも大変わかりやすい説明でした.やっぱり,飛行機は夢がありますね.しっかりとした産業として,根付いて欲しいものです.
 休憩の後,工作機械メーカーに勤務する若手技術者3名をパネラーとしたパネルディスカッションが行われました.どのパネラーの方も,「自分が設計したものが形になる」 ことや,「仕事を幅広く任せてもらえる」 ことなどに,やり甲斐を感じているとのことでした.
 最後に,「人口関節メーカーから見た工作機械について」,ナカシマメディカルの製造本部長の方が講演しました.自分の研究対象でもある5軸制御加工を利用して仕事している人の話は,色々と参考になることが多いです.今回の講演でも,これまでに知らなかったことが出てきて,新しい気付きを得ることができました.

 セミナー終了後,安田講堂の地下にある中央食堂で 「懇親パーティー」 が開催されました.会場の壁際には各メーカーのブースが設置され,就職を考えている学生たちが,熱心に説明を聞いていました.会場で卒業生にも会って,近況も聞くことができました.本当に,学生に対してこんなに世話を焼いてくれる業界はないのではないでしょうか.明日は,各種工作機械について,各メーカーの方が講義みたいなことをしてくれることになっていますが,私も自分担当している講義の内容に反映できるように,しっかり聴講したいと思います.

2014年2月21日金曜日

浅田真央は,記憶に残る選手となりました.

 昨晩のソチ・オリンピック女子フィギュアシングル,浅田真央選手のフリーの演技を,今晩のNHKニュースウオッチ9で観ました.正に圧巻でした.スポーツにはまったく興味がないと公言して憚らない妻と,そんな妻に影響されてスポーツ観戦に対してすっかりドライになってしまった私が,一言も会話することなく,食い入るようにテレビを観ていましたから.あまりにも感動が大きくて,うまく言葉にできませんが,一つのことに賭け切る,魂そのものの躍動を見たような気がしました.インタビューでは,4年前のバンクーバーオリンピックのフリーの演技での失敗のリベンジができて嬉しいと話していましたが,素晴らしいと言うより,その気持ちを維持してきた心の強さに感服しました.私自身も,失敗したままになっていることに対して,リベンジしていかなければダメですね.人生は長さではなく,太さであるということを,改めて実感しました.

2014年2月20日木曜日

世間は正しい

が,今日20日の 『松下幸之助 日々のことば 「道をひらく」』 のことばでした.「いい考えを持ち、真剣に努力を重ねても、なかなか世間に認められないときがある。そんなときには、ともすると世間は間違っている、冷たいと思いがち。しかしそれでは、みずからの向上は望めない。世間は長い目で見れば正しく暖かい、そう肝に銘じつつ、精一杯の努力を重ねたい。」 という解説が添えられていました.

 確かに,世間と組織の両方に認められないのは,すべて,当人の責任だと思います.では,世間と組織の,どちらに認められたらよいかと考えると,やはり,世間に認められた方がよいのではないでしょうか? なぜかというと,やはり,世間の判断基準は総合的なものだと思いますし,所属している組織での活躍も,世間の評価項目に含まれているハズですから.
 一方,どんな組織も世間に比べれば小さなものですから,世間よりも簡単に権力を手に入れることができるみたいです.限られた小さな世界の中でも,他人を組み伏せるのは楽しいみたいですね… 本当に,楽しいんですかね? 私には,まったく理解できませんが(嘲笑)

 またまたまた,今日のことばの主旨からズレてしまいましたが,多くの人に認められるような生き方をしたいということです.広く活動しようと思うと,専門性が薄くなりがちですが,それならなおのこと,専門家は狭い世界に閉じこもらず,自分の考えを広く発信しなければならないと思います.結局,世間に対しても,組織に対しても,力を入れなければならないということです.本当に,厳しい時代だと思います.

2014年2月19日水曜日

スタボンで憩う

 今日の夕方は,学科計算機室という苛烈な戦場で闘っている戦友二人と共に,瞬間的に小康状態となっている現状の間隙をついて,調布にあるダイニングバーで決起集会を開催しました.
自家製たらもサラダ&ポテトサラダ ~バケットを添えて~
桜海老入り出汁巻き玉子
白金豚のバラトロ炙り,なのか?
特選 若鶏の濃厚照り焼き仕立て
 いやあ,この店の飲み放題付きコースは,実に素晴らしい! 今日も,飲み放題の制限時間である2時間終了後もお茶で粘って,大満足の3時間となりました.転出されるARI先生の未来に,幸多からんことを!

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2014年2月18日火曜日

平成25年度 第3回『型技術』編集委員会

に主席するために,今日の午後は,横浜関内駅近くにある,神奈川県産業振興センターに行って来ました.午後から関内に所用のある時は,贔屓にしているとんかつ屋で 「ロースカツ定食(1,800円)」 を食べて,元気を出すことにしています.今日も,お昼時に到着したにも関わらず,運良くカウンター席が空いていてラッキーと思いながら,着席直後に 「ロースカツ定食(1,800円)」 をオーダーしましたが,ロースは終わったとのこと…orz ロースカツしか眼中になかったので,「ヒレカツ定食(1,200円)」 に切り替えることが出来ず,「とんかつ定食(1,100円)」 を食べることにしました.これはこれで美味しいのですが,試しにヒレカツを食べても良かったかなと… 次回,ロースが無かったら,ヒレを食べてみたいと思います.

 13時半から始まった委員会でしたが,諸事情により,私は,出来るだけ仕事を振られないようにオーラを振る舞わせていただきました.12月号の巻頭インタビューのインタビュイーに指名されたことは計算外でしたが,編集委員としての最後の務めを果たさせていただきたいと思います.

 17時から始まった懇親会では,楽しく懇談させていただきました.特集の担当が,3回/年度も回ってくる委員がいるなど,タスクの割には人数が圧倒的に少ないと思う委員会なのですが,委員の皆さんのご尽力には,頭が下がるばかりです.私も,このように一丸となって,目的に向かって進んでいくようなチームを構成したいと思います.

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2014年2月17日月曜日

9年ぶりにお化粧しました

 電気通信大学の学官連携センターでは,共同研究の活性化を推進させることを目的として,研究室紹介冊子 「OPAL-RING」 を作成しています.この冊子は,プロのライターが各研究室を取材して,研究室の研究内容を一般向けに分かり易く解説し,中小企業等に幅広く配布するためのものです.企業の皆さん,是非一度,ご覧ください.
http://www.uec.ac.jp/research/information/opal-ring.html

 今年度の冊子の制作にあたり,学内にスタジオを設け,教員の顔写真を撮影することになりました.私の撮影は,紆余(うよ)曲折の調整の結果,今日の13時となっていました.事前に,「スーツ等のフォーマルな格好でおいでいただけると幸いです。」 「撮影は、スタイリングを含めて30分程度の予定です。」 とメイルで連絡があったのですが,「30分だけのために,スーツを着て行かなくてはならないなんて,面倒だなあ…」 と思っただけで,「スタイリング」 という単語を,すっかり無視していました.

 学内の教員のつぶやきで,メイクするということを知り,ワクワクしながらスタジオに行ってみると,早速,スタイリストさんによるメイクが始まりました.お化粧なんて,自分の結婚披露宴以来,9年ぶりです.スタイリストさんに,私の近視用メガネが 「Ray-Ban」 であることを指摘していただけました.メガネが変わったことを指摘されたことはありますが,「Ray-Ban」 であることまで指摘されたのは初めてです ⇒「m-shige's log: Ray-Ban」.これは,ちょっとだけ,嬉しかったです.

 10分以上にわたる入念なメイクの後,ようやくスタジオ入りして,「証明写真に使用可能なきりっとした表情のもの」「柔らかな表情のもの」 の2種類の写真について,それぞれ別のカメラマンの方に撮影していただきました.それぞれ,30枚は撮影したと思います.まるで,モデルになったような気分でした.

 それにしても,このような調子で全教員の写真を撮るとなると,相当な費用がかかると思います.本学が,「研究大学強化促進事業」 の支援対象機関(22機関)に採択されたという事実を,改めて実感しました.そして,思いがけず,良い気晴らしとなりました.撮影していただいた写真,できれば,各教員に流用させていただければと思います.

2014年2月16日日曜日

「空飛ぶタイヤ」を読む

 今週末は,体調が今ひとつで,自宅でおとなしく静養していました.外出できたとしても,土曜日未明までの大雪の影響で,非常に足場が悪かったうえに,交通機関も不安定だったので,ちょうど良かったと思っています.

 私は,長い時間寝ていると腰が痛くなるので,リビングのテーブルに座って,ずっと読書をして過ごしました.おかげで,池井戸潤さんの圧倒的エンターテインメント巨編,「空飛ぶタイヤ」 の文庫本上下巻を読破することができました.タイヤ脱落事故と大手自動車メーカーのリコール隠しをテーマにした作品.絶対的な悪によって,ギリギリまで追い詰められた正義が,最後の最後に大逆転で勝利をつかむという爽快感.正義は勝ち,悪は滅びる.当然こうなるべきという結末に対して,こんなに喜びに感じるということは,実際の日常が理想と乖離しているということでしょうか? 池井戸作品の人気は,現実社会の裏返しなのかもしれません.

 先月末から,「下町ロケット」「オレたちバブル入行組」「オレたち花のバブル組」「鉄の骨」と,池井戸潤さんの作品を立て続けに読んできましたが,今回の 「空飛ぶタイヤ」 が一番面白いと思いました.そして,これ以上に面白い池井戸作品は無いような気がするので,池井戸作品は,しばらく,お休みしたいと思います.でも,大学の図書館で借りることができれば,読んでしまうと思います(笑)