2012年7月6日金曜日

「思いやり」とは想像力

が,私がバイブルとしている本「暮らしの絵本 お仕事のマナーとコツ」の冒頭に載っている 「お仕事10か条」の第3条でした.『お客様や消費者の立場に立つのと同様、仕事相手(関係者)の立場に立って物事を考えられるのが仕事名人。そして、そこに欠かせないのが想像力。つねに、相手が何を欲しているのか、どうすれば、快く仕事をしてもらえるかを、先回りして想像する習慣を身につけましょう。』  という解説が添えられていました.

 私は,研究室の学生によく「どんなことでもシミュレーションできるようになれ」と言っています.これをやったらどうなるのか,起こるであろうことを可能な限り想像して,ミスを事前につぶしていく.「やってみなければ分からない!イケイケドンドン!」 は,やることをやってからの最後の段階です.

 上のことばが言わんとしている上司や同僚の反応を想像することも,まったく同じだと思います.最近の若い人はなどと,おじさんみたいなことをあまり言いたくはないのですが,最近の若い人は,非常に残酷な言動を,あっけらかんとしているような気がします.悪気はないということは理解しているつもりですが,私もデリケートな人間なので,踏み台なんかにされたと知ったら,深く傷つくことを理解して下さい.

2012年7月5日木曜日

研究室コンパ 2012年6月分

今日の夕方から,研究室の月例コンパが開催されました.本当は6月中に開催しなければならなかったのですが,私の都合で7月にずれ込んでしまいました.この点だけは,申し訳なく思います.
 今日のメインは「つけ麺」でした.今年度の料理は,想定できないものが多くて,毎回楽しみになってきました.肝心の味の方ですが,先日,大阪府堺市で食べたつけ麺と,ベースはまったく同じ味わいでした ⇒「m-shige's log: システム制御情報学会 SFA研究分科会 第7回研究例会」.何か味付けなどを特別に工夫したのかと尋ねたところ,スーパーで売っているセットをそのまま調子しただけだそうです.いやはや,専門店のアドバンテージはどうなってしまうのでしょうか? つけ汁の味が濃ければ,いいのですかね?
 今日は,卒業生が二人も参加してくれました.近況などについて聞いてみましたが,配属が決まったばかりで,これから配属先での研修が続くそうです.なんだか,社会人モードをリセットしてしまったみたいで,申し訳ないです.もうすぐ夏休みなので,それまでは集中して頑張って欲しいと思います.

2012年7月4日水曜日

「生命の言葉」 と出会う

 今日,昼食を学外に食べに行った帰りに,大学の隣にある布多天神社を参拝しました.先週,「これからは,定期的に参拝して,研究室の無事を祈念したいと思います.」 と書いたので ⇒「m-shige's log: 布多天神社を参拝」,有言実行といったところでしょうか(笑)
 先日訪れた時は,雨が降ってきそうな曇り空でしたが,今日のように炎天下の布多天神社もエネルギッシュでいいものです.なんとも言えない,清々しい気持ちになりました.
 東京都神社庁が毎月発行している「生命の言葉」という格言集があります.今日,賽銭箱のところに七月の言葉が置いてあったので,何気なく取って見た瞬間,思わず立ちすくみました.

 自分のしている事が、
  自分の目的(エンド)になっていない程苦しい事はない
                              夏目漱石

 この言葉みたいに苦しんでいる人,辛いでしょうね.でも,自分の仕事が,個人の目的に直結しているサラリーマンなんて,わずかなものだと思います.自分のしている事は,なんとか自分の目的に繋がっているのだと,前向きに考えられるようになりたいものです.
 神社を参拝する楽しみが増えました.「生命の言葉」,これから毎月,このブログで紹介していきたいと思います.

2012年7月3日火曜日

締め切りがないものは、仕事でなく趣味

が,私がバイブルとしている本「暮らしの絵本 お仕事のマナーとコツ」の冒頭に載っている 「お仕事10か条」の第7条でした.『「締め切り」があるということは、そこから誰かに「仕事」がバトンタッチされるということ。多くの人間がそこにかかわっていることを認識し、時間管理をすることは、基本的な仕事のルールです。』 という解説が添えられていました.


 締め切りを守らないということは,その仕事をどうでもよいものであると考えているのだと思います.でも,一緒に仕事している人の中には,その仕事のことを大事に思っている人がいるかもしれません.その人の気持ちはどうなるのでしょうか? なによりも,上のことばにもあるように,その仕事を引き継ぐ人のスケジュールをめちゃめちゃにしてしまいます.普通の仕事ならば,損害賠償ものですよ.だから,締め切りを破ってよいという仕事は「趣味」なのです.「趣味」でお金がもらえるなんて,最高ですね!

 約束を守らないということは,その仕事に関わる人達の心と体を深く傷つける破壊的な行為です.私は,このような行為をした人間のことを,決して忘れません.そして,今後,そのような人間と共に歩むつもりはないことを宣言いたします.

2012年7月2日月曜日

百パーセントのための百二十パーセント

が,今日2日の『日々のことば 本田宗一郎「夢」』のことばでした.『「棒ほど願って針ほど叶う」という。だから、一人の例外もなく、すべてのお客様にご満足いただき、喜んでいただくためには、いかに困難でも、百二十パーセントの製品やサービスを目指して努力しなくてはならない。』 という解説が添えられていました.目標を達成するためには,想定された以上の努力が必要だということです.

 研究活動も同じだと思います.出したい結果があるとき,その結果がちょうど出るように労力を調整しても,うまくいくハズはありません.おそらく,結果も満足できるものにはならないでしょう.この点は,研究室の学生に強く主張したい.

 競争もそうです.2位を狙って,2位になる人はいないでしょう.本気で1位を狙い,力及ばなかった結果が2位になるのではないでしょうか.最初から2位を狙ったら,3位以下の順位になってしまうと思います.

 目標を目指して進むという行為は,短距離走みたいなものだと思います.ゴール地点までギリギリの出力で走る人はいないでしょう.ゴールを最高速度で通過するつもりで,ゴールまでの距離以上のエネルギーを使っているハズです.

 ヤマトのエネルギー充填率も,常に「百二十パーセント」ですしね!

2012年7月1日日曜日

月日は早いが,年は遅い?

 今日から7月となりました.今年も半分が過ぎて,後半戦です.早いものですね.毎日やることをやっているだけで,あっという間に月日が経ってしまうような気がします.

 ところが私の場合,年が過ぎる感覚については,まったく逆なのです.例えばある日,ある卒業生が訪ねてきて談笑したとします.そのとき必ず,「彼が卒業してから,まだ3年? そんなものか?」 と思ってしまうのです.

 月日が過ぎるのは早く感じるのに,年が過ぎるのは遅く感じる.不思議なことだと思います.もしかすると,一緒に活動している者どうしの時間は早く過ぎていき,離れて活動している者どうしの時間は,あまり進まないのかも知れません.

 上のような話を他人にすると,「それは,日々が充実しているということだよ」 と言われたりするのですが,とてもそんな気にはなりません.やりたいことの半分も出来ていませんから.でも,これからもその日にやるべきことをやるだけです.結局,今のような感覚が続くだけなのかもしれません.