2011年7月30日土曜日

ザ・プレミアム・モルツ講座 2011

 今日の午後,サントリー武蔵野ビール工場の見学に行って来ました.見学と言っても,一番の目的はビールの試飲なのですが(笑).我が家では,夕食の時に夫婦で350mlの缶ビールを一本だけ楽しんでいます.二人で分けるとグラス一杯ずつなので,少ないならば良いものをと試行錯誤した結果,「サントリー ザ・プレミアム・モルツ」に行き着きました.もはや,このビールのない食生活は考えられません.毎年,工場を見学に行って,新鮮な生ビールを飲むことを楽しみにしているのですが,昨年体験した特別コース「ザ・プレミアム・モルツ講座」で飲んだ「ザ・プレミアム・モルツ〈黒〉」の味が忘れられず,今年もこのコースを予約しました.
 分倍河原駅前から無料送迎バスに乗って工場に向かいましたが,バスの中はご年配の方がほとんどでした.最近の若い人は,お酒に興味はないんですかね.サワーの工場なら見に行くのかなぁ.工場に到着してから,見学まで時間があったので,ファクトリーショップで350ml24缶2ケースを購入し,それぞれ実家へのお中元として発送しました.工場直送便の味を堪能してくれると嬉しいです.
 見学は14時30分から90分間でしたが,この特別コースでは,通常の見学では見ることができない「ミニブルワリー」を見学することができます.このミニブルワリーは,新製品の開発や少量限定生産のために使われているもので,「ザ・プレミアム・モルツ」もここで開発されたということです.愛飲しているビールが生まれた現場だと聞くと,感慨深いものがあります.
 最後の試飲では,5種類のこだわりのおつまみ,豆菓子,みそ落花せん,パインジュレ,カラメルビスケット,ビーフパイと一緒に,プレミアムな味わいを堪能しました.一般のコースでは飲むことができない「ザ・プレミアム・モルツ〈黒〉」も,昨年の思い出を裏切らない確かな味でした.三杯目の時に,『「ザ・プレミアム・モルツ」の楽しみ方講座』ということで,缶ビールのおいしい注ぎ方を体験してみました.結論としては,グラスにフタをするような細かい泡をいかに作るかということなのですが,私は高いところから勢いよくビールを注ぐときに躊躇してしまい,机一面をビールまみれにしてしまいました.相変わらず,プレッシャーに弱いです…
 今回の見学も,大変満足いたしました.また,来年も来ようと思います.まだ,このビール工場を見学したことがないという方は,一度,見学されることをお勧めします.ビールが今ひとつ好きになれないという方も,ビールに対する見方が変わるかも知れませんよ.

武蔵野ビール工場 工場来場証バナー

2011年7月29日金曜日

第29回IJAT編集委員会

に出席するために,今日の午後は虎ノ門に行って来ました.私はこの「International Journal of Automatioon Technology」の Editor の一員ですが,この委員会に出席するのは一年ぶりぐらいです.ずいぶんご無沙汰していたので,委員の皆さんにお会いするのが怖かったのですが,よく考えてみたら他の編集委員はよくお会いしている大学の先生方ばかりなので,何かの委員会の議題が替わったぐらいの感じで,大きな問題はありませんでした.IJATも,Elsevier のジャーナルインデックス,Scopusへ登録されることが決定されたとのこと.喜ばしいことですね.
 私は,来年2012年9月号で予定されている「ラピット・プロトタイピング」の特集を担当することになりました.このテーマに関係する英語論文を,10件ほど集めなければなりません.実は,3年ほど前に同じような特集を担当しました.当時は論文を集めるのに大変苦労した覚えがありますが,今回はあまりプレッシャーを感じていません.自分で言うのもなんですが,私もずいぶんと顔が広くなったと感じています.とりあえず,9月20日から金沢大学で開催が予定されている精密工学会秋季大会で交渉してみますが,投稿締切は来年の4月なので,なんとかなるでしょう,きっと.
 編集委員会終了後,「第二回IJAT優秀論文賞授与式」が行われました.今回の優秀論文は,TDUのM先生の論文でした.

 "Adaptive Cutting Force Prediction in Milling Processes"
 Takashi Matsumura, Takahiro Shirakashi, and Eiji Usui,
 IJAT, Vol.4, No.3, pp. 221-228, 2010.
 http://www.fujipress.jp/IJAT/aubp2011-16.pdf

 受賞候補として選定された他の論文と比較して,この論文の完成度は際立っておりました.ぶっちぎりの受賞と言えるでしょう.M先生の仕事は本当に丁寧で,いつも見習いたいと思っています.授与式の後の食事会にも同席させていただきましたが,本当に楽しく懇談することができました.やはり,人物との対話は勉強になります.このような機会を逃すことなく,生かしていきたいものです.

卓上CNC旋盤を導入しました

 本日,卓上CNC旋盤が納品されて来ました.最近,複合加工機の導入が進み,ミーリングと旋削の複合加工が普及しつつあります.これまで,私の研究室では主にフライス系のミーリングを対象に5軸制御加工などの研究をしてきましたが,より広くニーズに対応できるように,旋盤を導入することにいたしました.発注したのは先月の頭でしたから,受注生産とはいえ,一ヶ月と二週間かかったことになります.
 早速,制御用ソフトウェアを立ち上げ,パラメータを設定して,動かしてみましたが,ほぼ,問題なく動作することを確認しました.少し癖があるような気がしましたが,しばらくいじりながら問題点を洗い出そうと思います.

2011年7月27日水曜日

CupCakeCNC: XYZステージ取付⇒押出機組立

 先週の木曜日,XY軸周辺まで組み立てた卓上3Dプリンタですが⇒ m-shige's log: CupCakeCNC:XY軸周辺組み立て,先週金曜日の午前中にXYZステージの取付けが終わり,本体はほぼ完成しました.ここまでは順調と言えるでしょう.
 先週の金曜日の午後から「プラスツルーダー」と呼ばれる押出機の組み立てにとりかかりました.プラスツルーダーは,この3DプリンタのZ軸ステージに搭載される造形ヘッドです.加熱溶解したプラスチック材料を押し出すことで造形します.組立説明書を斜め読みしてみて,この工程が一番難しいだろうと予想していましたが,実際に,そのとおりになりました.システムのキモともいえる部分なので,メーカーの試行錯誤が垣間見えるのですが,組立説明書の写真と同じように組めないなど,まだまだ安定していないように感じます.事実,押出機については,現在組み立てている「Plastruder MK4」の後継バージョンと言える「Plastruder MK4.5」が提供されているようです.いずれ,「Plastruder MK4.5」も購入することになるとは思いますが,ここは徹底的に「Plastruder MK4」をしゃぶり尽くしてみようと考えています.
 昨日の夕方,作業の途中で部品が一点足りないことに気が付きました.全ての箱をひっくり返して探してみましたが見当たらず,メーカーに問い合わせるしかありませんでした.購入してからずいぶん時間が経っているので,対応してくれるかどうか不安でしたが,誠意あふれる対応をしていただきました.部品が届くまで,しばらく作業は中断ですが,ここまでの作業を振り返っておこうと思います.

2011年7月26日火曜日

企業との共同研究について

 今日の午後,ある会社の方が研究室を訪問しました.当初は,単に研究室を見学しに来たのだと思っていたのですが,見学した後に話を伺ってみると,どうやら相談したいことがあったようです.具体的なことはお話しできませんが,課題を聞いた時,すぐに市販されているシステムを思い出して,「あのメーカーのあれや,あのメーカーのあれでは,ダメなんですか?」と確認してみると,とっくに試してみたのだが,精度も速度も不十分で,期待しているものには程遠いということです.既に完成して実用段階にあると思っていたものが,実はまだまだ技術的に不十分だという事実を聞いて,期待されているレベルの高さとその妥当性,それを実現することの難しさを痛感しました.
 結論として,現状,課題,目標などについて,もう少し詳しく聞かないと分からないが,私の研究室で市販のシステムと同じ方針で進めても,市販のシステムを超えるものはできないだろうということ,もし,何かしら提案することができても,研究とは程遠い,泥臭いものになるかもしれないということを,正直に申し上げました.
 大学と会社が共同研究するときは,お互いにWin-Winの関係になるようにしないといけません.大学の研究は,細かいところまで突き詰めることが大事ですが,会社側としては,とにかく結果が出なければなりません.大学と企業の取り組み方は,相容れないものが多いと思います.
 今回の相談内容も,おそらく,私の研究室よりも専門的に対応できる研究室が,学内外にたくさんあると思います.もちろん,自分のところでも検討はしてみるつもりですが,分野的に関係がありそうな学内外の先生にも相談して,より適切な相談窓口がないか確認してみようと思っています.最終的に会社の方が,森重に相談してよかった,と思ってくれればよいのではないでしょうか.

2011年7月25日月曜日

久しぶりの研究室コンパ

 今日の夕方,研究室の月例コンパを開催しました.月一回の開催を義務づけているのに,前回の開催は4月13日の新歓コンパだったことに気が付きました⇒ m-shige's log: 新歓コンパ2011 夏休み直前になって,ようやく第2回を開催という現実,認めたくないものですね.教員の方から「コンパやろう!」とけしかけるのもおかしいと思い,今年度から学生の方から開催を提案してくるのを待つようにしているのですが,これがいけないのかなぁ… 苦労しているように見えるスケジュールの調整についても,学生実験がある金曜日にしてくれれば,私が居るのは確実なんですが…
 今日のお題は「ハイボール祭り」でした.最近流行しているハイボール,飲みやすいのは結構なのですが,度数の高いウイスキーをガンガン摂取することになるので,飲み過ぎには気をつけましょう.留学生の二人が料理を振舞ってくれて,いつになくバラエティに富んだテーブルとなりました.様々な料理が出てくる研究室コンパですが,よく考えてみると,日本食をメインにしたことがありませんね.ここは一つ,日本酒を愛する人間として,自らお手本を見せるときなのかもしれません.筑前煮食い放題&日本酒,一度やってみたいところです.

2011年7月24日日曜日

我が家の節電

 3月11日の地震発生以降,全国に節電への協力が要請されています.我が家でも積極的に節電に取り組んでいます.先週の検針の結果,7月請求分の電気使用量は154kWh,請求金額は3,900円(税込)となりました.昨年7月に請求された電気使用量は208kWh,請求金額は4,911円(税込)でしたから,電力使用量は26%削減され,電気代は1,000円以上節約されたことになります.使用料があまりにも少ないので,不思議に思われる方がいるかもしれませんが,私の自宅マンションはガスを多用するシステムなので,ガス代の方が高いのです.しかし,驚いたことにガスの方も,昨年62立方メートルだった7月の使用料が49立方メートルになるなど,大幅に減少していることがわかりました.エネルギーを節約していると言っても,こまめにスイッチを切るなど,当たり前のことを確実にやるように心がけているだけで,生活に支障が出るような無理をしているわけではありません.おそらく,2月にリビングの白熱電球をLED電球に替えた効果が大きいと思われます⇒ m-shige's log: LED電球に交換してみた 地震までの生活では,エネルギーを無駄遣いしていたということを実感しています.必要の無いものは使わないという意識を持ち続けたいものです.