2009年6月13日土曜日

ROOKIES -卒業-

 今日は,妻が会社のイベントで朝から外出して一人だったので,府中まで映画「ROOKIES -卒業-」を見に行きました.昨年末の特番で偶然見たときに,とてもよかったので,
m-shige's log: ROOKIES
映画化されると聞いて,府中に行った時に前売り券を衝動買いしてしまいました.封切りされてから自分のスケジュールを見てみると,今日の午前中しか見に行く時間がありませんでした.間隙をついて息抜きするみたいで,なんだかせわしないですね.
 見た感想ですが,不覚にもさめざめと泣いてしまいました.これまでに,映画を見て泣いたことはありましたけれど,流量は今回が最高記録だと思います.映画が終わってから外にでるのが恥ずかしいほどでした.典型的なスポコンで単純なストーリーなのに,本当に不思議なものです.おそらく,私の感性と合っているのでしょう.でも,周りの人も,大人も子供も関係なく泣いていたから,普通に泣ける話なのかもしれません.いいものを見ました.
 午後に大学に行って,良質の刺激を受けてやる気満々の脳をフル回転した結果,来週末に徹夜してやるつもりだった仕事のメドが立ちました.実に有意義な一日となりました.

2009年6月12日金曜日

月例研究室コンパ

 今日は月例研究室コンパでした.今回の趣向は,料理はイタリアン,お酒はワインということで,独身のころにワインを飲みまくった私がセレクトした赤と白,上中下3種類のワイン6本と,サントリーの300円のロゼ一本が出陣しました.ワインだと食事が進むようで,全員,パンやパスタなどの炭水化物を大量に摂取したようです.さらに,飲みやすいということで飲みすぎたのか,バタバタと寝込む人が量産されました.今日は,日本酒やウイスキー,焼酎などは飲まなかったので,私は安全かつ確実に帰宅することができました.飲み会の途中で,なんだか難しい話題がありましたが,酔っている状態では考えることが無意味なので,明日から真剣に考えます.来月の定例コンパは,夏ということで,お酒はビールでいきたいですね.つまみは枝豆があれば十分です.よろしくお願いします.

2009年6月11日木曜日

夢に手が届きました

 今日は,研究者である私にとって,これまでで最良の日となりました.Haptic Device を利用した工作機械操作インターフェイスの研究を,ある工作機械メーカーの副社長の方が見学しに来られました.その結果,こちらで開発中のインターフェイスを,実際の工作機械に接続して,10月にイタリアのミラノでの開催が予定されている EMO 2009 に参考出展することが,ほぼ決まりました.こんなにすごい話が,目の前であっという間にまとまり,夢でも見ているのかと思いましたが,どうやら夢ではありません.自分の考えてきたことが現実のものとなる.「こんなにうれしいことはない.」 私は現在動いているプログラムのことはまったく分からないので,ミラノには開発を担当している大学院生二人も同行することになるでしょう.彼らの人生も変わると思います.これから10月の発表まで忙しくなりそうですが,今までに感じたことのない充実感を味わうことになるでしょう.
 そして,出会いに感謝.この会社の社長に引き合わせてくれたST社長は,まさに最強の応援団長でした.どんなに感謝しても足りません.
 今は最高の気分ですが,今後,何があるかわかりません.今の気持ちはもちろん,これまでの気持ちも忘れることなく,これまで以上に挑戦していきたいと思います.

2009年6月10日水曜日

6月は忙しそう...

 なんだか思いもかけず,忙しくなってきました.あと一月で締切りの原稿が二つあります.取材などして,ネタを集めなければなりません.来週は水曜日まで型技術者会議で何もできないのに,査読から帰ってきた論文の修正&回答の締切りが来週末になっています.いったい,いつ作業すればいいんだ?
 さらに,どうも最近,見学や講演の依頼が頻繁に来るようになりました.前にも書いた気がしますが,私に依頼することに明確な理由がある場合は,基本的に断らないことにしています.うれしい悲鳴なのかもしれませんが,これでさらに作業時間がなくなってしまいました.どうも来週末は徹夜になりそうな予感.

2009年6月9日火曜日

日立生研から見学者

 本日の午前中,日立製作所の生産技術研究所の方2名が研究室を見学しに来ました.最初に私の居室で一時間ほど,研究室の研究内容などを中心に懇談した後,研究室の学生に各自が取り組んでいる研究について説明してもらいました.私は,外部から研究室見学の依頼があると,学生にその旨アナウンスして,研究内容を説明する準備をしてもらいます.基本的に全員説明させるようにしています.自分の研究内容を部外者に説明することは,もちろんプレゼンの練習にもなりますが,自分の研究内容を振り返るきっかけにもなると考えています.
 色々な人が見学にやってきます.最近開催された大学院オープンキャンパスのときは大学生.7月と11月に開催される学部オープンキャンパスの時には高校生.去年は広報から依頼されて,小学生に説明したこともありました.話す人に合わせて,やさしく話したり,細かく話したりする必要があります.大事なことは,理解してもらおうという気持ちだと思います.
 私の研究室の学生は,見学された方から「説明がうまい」と褒めていただくことが多いです.教の見学者の方も満足されて帰られたようです.夕方には,それぞれから御礼のメイルをいただきました.これからも,この調子でがんばりましょう.

2009年6月8日月曜日

協力の威力

 本日,学科事務室の一台のパソコンのHDDがクラッシュし,学科棟の設備を管理する委員会の責任者として,復旧作業をしなければならなくなりました.本当は自分ひとりで仕事をかぶるつもりだったのですが,壊れたパソコンはいくつかのフォルダをネットワークで共有するように設定してありました.つまり,ファイルサーバーとして使われていたわけです.真っ青です.早急に現状復帰する必要があり,私一人でやったらいつ終わるか見当もつかなかったので,管理委員会のメンバーの助教の先生二人に応援をお願いし,途中から学科長まで参入して,四人でああでもない,こうでもないと相談した結果,壊れたHDDを交換してパソコンを復活させ,ファイルサーバ専用のNASを新たに立ち上げることになり,生協で必要な機器を購入して,分担して作業した結果,16時までに設定を完了しました.すばらしい! 私一人では,絶対にこんなに早く復旧できませんでした.力のある人が集まれば,いい仕事が効率よくできるということを体感することができました.手伝っていただいた人たちには申し訳ありませんが,よい経験をさせていただきました.本当にありがとうございました.

2009年6月7日日曜日

組織の目的

 先週,色々な組織のあり方について考えさせらることが,いくつかありました.スーパー大辞林3.0によると,組織とは「特定の目的を達成するために,諸個人および諸集団に専門分化された役割を与え,その活動を統合・調整する仕組み.または,そうして構成された集団の全体」とあります.
 会社の意味を調べると,最初に「①営利を目的とする社団法人で,会社法による株式会社・合名会社・合資会社・合同会社の総称」とありました.青臭いかもしれませんが,個人的には「②同じ志をもって物事を行う集団.結社.仲間.」の意味の方が好きです.ソニーや松下やホンダの創業は,この意味の方が近いと思います.
 大学は,「学術の中心として,広く知識を授け,深く専門の学芸を教授・研究するための学校」とあります.教えることが第一義であるように読み取れます.学校なのですから,当然といえば当然です.
 学会は,「同じ学問を専攻する学者が,研究上の協力・連絡・意見交換などをするために組織する団体.また,その会合」とあります.学会は,大会や学会誌など会員が研究成果を披露する機会を与えたり,法人として研究内容を世の中に公開して社会貢献する組織だと思います.決して営利団体ではありません.所属している会員のために有用なサービスを提供できているのなら,会員数の増減など気にする必要はないと思います.
 当初の目的を忘れ,存在・維持・拡大することだけを目的にしている組織があまりにも多いように感じます.残念でなりません.小さくても,所属していることが楽しい組織の一員でありたいと思います.