2012年2月25日土曜日

自宅でダラダラ過ごす

昨晩,研究室の特攻隊長とゲリラ飲みを決行したのですが,悪い酒を飲み過ぎたようで,完全な二日酔いの朝となりました.今日は,国立大学2次試験の前期日程の日でしたが,私は試験監督などが当たっておらず,お休みできたのは幸運でした.ONEPIECEを50巻から読み,飽きたらモンスターハンター3Gを遊び,疲れたら寝る.以上のルーチンを3周して,一日が終わりました.よく考えてみれば,自宅でこんなにダラダラ過ごしたのは正月以来です.開放感に溢れた時間を満喫することができました.

本当の成功とは 成功が続くこと

が,昨日24日の『日々のことば 本田宗一郎「夢」』のことばでした.『ときには何かの偶然で、思いのほか物事がうまくいくことがある。しかし、それはたまたまうまくいったにすぎない。いつも同じ幸運は起きない。偶然にたよらず、創意工夫と努力を積み重ね、成功を続けていってこそ本当の成功なのである。』 という解説が添えられていました.
 一度の成功で得た地位や財産や名声も,新しい成功がなければ,いつかは消えてしまいます.成功は,次の成功のための踏み台みたいなもの.逆に,長い間成功することがなくても,最後の最後で大きな成功を納めれば,それまでの人生のすべてが成功だったことになると思うので,最後まで創意工夫と努力を積み重ねていきたいと思います.
 私自身は,過去のいつかが絶頂期だったという実感はありません.常に今現在が,絶頂期だと思っています.過去より退化している自分なんて,まったく想像できません.まだ,大きな成功なんて納めていませんから,それを目標に精進するのみです.また,そう考えることができる自分は,本当に幸運だと思っています.

2012年2月23日木曜日

ユーザーも,勉強が必要です.

PDQ(Product Data Quality),日本語に直訳すると「製品データ品質」となります.3次元CADデータの良し悪しを示す概念のことです.

 品質が良い,すなわちPDQの良いデータとは,いつでも問題なく編集することができ,別工程のCAEやCAMの処理などにも不具合なく使えるデータのことです.

 具体的な不具合としては,微小なすき間,折れ,微小な図形要素,縮退(直感的にはとがった面),自己干渉,過度な共有などをあげることが出来ます.モデリング手順などに不備があると,このような不具合が生じます.例えば,一度開けた穴を取り消すために,別に定義した円柱で埋めるなんてオペレーションは,言語道断です.

 NC加工がうまくできないと,工作機械が悪いのだと,工作機械メーカーに文句を言う.原因は,NCデータにあると分かる.そうすると,NCデータの作製に使ったCAMのベンターに文句を言う.原因は,CADデータにあると分かる.そうすると,モデリングに使ったCADのベンダーに文句をいう.結局,ユーザーのオペレーション自体に問題があるということが分かる.

 工作機械やソフトウェアを売るためには,こんなユーザーのクレームにも対応しなければならないというのが,現在の工作機械メーカーやCAD/CAMベンダーの悲しい現実のようです.綺麗事ばかり言える私は,本当に恵まれていますね.

それは本当に君がしたいことなのか?
 本当の君はそれでいいのか?

2012年2月22日水曜日

電通大森重研究室見学ツアー

 今日の夕方,川崎市の製造業に関係する方5名が,研究室を見学に来てくれました.一昨日,卒論発表会が終了したばかりということで,研究室の学生の発表力は最高の状態と言えるでしょう.院生だけでなく,卒研生にも自分の卒業研究の内容について説明してもらいましたが,きちんと筋道を立てて,自分の言葉で説明している様子を見て,彼らの確かな成長を感じることができました.
 夜は,先月新年会を開催した行きつけの蕎麦屋で ⇒ m-shige's log: 蕎麦屋原田でコースを楽しもう!,懇親会を開催しました.先日と同様,今日もコース料理を楽しみましたが,やはりこの店の料理は絶品であります.初めての方にも,満足してもらえたのではないでしょうか.イベントが無事に終了して,ホスト役としてほっとしております.

2012年2月21日火曜日

燃え尽きたあとに

 昨日の今日で,さすがに今日の午前中は,学生は一人も居ませんでした.昨日が月曜日だったということは,今日は火曜日だったのですね.当たりまえですが.例年,卒論発表会は金曜日に行われていたので,翌日の土曜日にゆっくりすることが出来たのですが,今年はそうはいきません.ちょっと,しんどいですね.おまけに,年明け以降の見学や技術相談などの依頼対応を,すべて卒論発表会終了後にしてもらっていたので,今日から三日間連続で来客の予定があります.私も大変ですが,研究内容を説明してもらう学生達も,なかなかゆっくりできずに大変ですね.なんだか,研究室全体でバタバタしているうちに,新年度に突入してしまいそうです.

平成23年度 卒論発表会

平成24年2月20日月曜日は,知能機械工学科の卒論発表会が行われました.私の研究室からも6名の学生が,各自が取り組んできた研究内容を発表しました.当日の朝になると,今更,ああしろ,こうしろなんて,言う気はさらさらありません.ただ,発表時間に会場に来て,発表さえしてくれれば,と思うだけです.なので,研究室の発表時間前の休憩時間に,6名全員の顔を確認したとき,今年度の卒論も,やっと終わったんだなと思いました.
 発表は,まったく心配していませんでした.質疑応答は苦戦するだろうと思っていましたが,今年は各自がなんとか結果を出して内容が閉じていたので,いじめられる隙がなかったと思います.そのため,質問は研究の内容よりも,テーマの本質に関するものが多くなりました.普段議論していたことについては,なんとか回答できていたと思いますが,「やはり,そう思いますよね」 と思う質問もあれば,「そういう考え方でくるか!」 と思う質問もあり,私自身も色々と考えさせられました.最近,結果を出すために手法などの細かいところばかり議論していたので,テーマの本質などについて議論する時間がなかったような気がします.3月末まで,学生達とゆっくり議論したいと思います.
 夕方から,研究室で打ち上げコンパを行いました.種類豊富な料理を肴に,色々なお酒を楽しみました.みんな,本当にお疲れ様でした.あと一月,楽しく研究しましょう(笑)

2012年2月19日日曜日

平成23年度 卒論発表会前夜

明日,知能機械工学科の卒研発表会が行われます.私の研究室からも,6名の卒研生が自分が取り組んできた研究内容を発表します.

 発表は心配していませんが,質疑応答は苦労するだろうと思います.質問の内容が理解出来ない時は,質問した人に何度も確認すること.やっていないことは,やっていない.分からないことは,分からない.適当に回答するのは,不誠実な態度です.

 甘いことを言って緊張感が薄れるのを恐れ,ギリギリまで厳しいことを言ってきましたが,実は,ここ数年間で一番の手応えを感じています.きちんと研究は閉じています.あとは,落ち着いて練習どおりに発表し,全知全能をかけて質問に答えるだけです.

 何も心配していません.明日の夕方の打ち上げを,本当に楽しみにしています.