2008年9月20日土曜日

約束の多い土曜日

 今朝は昨日仙台で買ってきたずんだ餅を妻と二人で食べました.前に二人で仙台で食べたことがあるのですが,そのときの記憶よりもおいしく感じました.前に食べたときは常温でしたが,今回は少し冷えていたので,そのせいでしょうか.でも,本当は冷やして食べるものではないのですが.
 今日は大学に行き,午前中は昨日までの学会の資料と留守中にたまった書類を整理しました.13時から学生二人と研究について打ち合わせをしました.一言で言うと「はがゆい」.もう一皮向けて欲しい.
 15時には,11月に結婚披露宴をする卒業生が招待状を持って挨拶に来てくれました.夫婦二人とも去年の3月に私の研究室で博士前期課程を修了しました.私の研究室からこのようなカップルが出るのは喜ばしいことです.覚悟はしていましたが,披露宴でのスピーチを依頼されました.講義では自分の話したいことをしゃべっているので問題はないのですが,かしこまった場所で形式ばった話をするのは苦手です.きちんと準備して臨みたいと思います.

精密工学会秋季大会最終日

 今日は精密工学会秋季大会最終日です.今日の午後に発表する予定の大学院生二人と7時にに待ち合わせて朝食を取り,9時にチェックアウトしました.今日は朝から蒸し暑かったです.
 午前中は超精密加工のセッションを聴講して,生協食堂で昼食をとりました.振り返ってみれば,昨日や一昨日の昼食は会議で支給された弁当だったので,食堂で普通に食事するのは最初で最後です.「ナイスウラミアン」というとろけるチーズをのっけた味噌ラーメンみたいなものを食べました.このわけの分からない名前の由来は何なのでしょう?
 13時からの多軸制御加工計測(1)のセッションで,私の研究室の大学院生2名が発表しました.二人とも練習のかいもあって上手に発表し,質疑応答も無難にこなしました.共同研究者として何もフォローする必要がなかったのは久しぶりです.セッション終了後,他大学の先生からもお褒めの言葉をいただきました.二人ともお疲れ様でした.春季大会もがんばってください. 続きの多軸制御加工計測(2)のセッションでは座長を務めました.5件の発表でしたが,いずれも多軸制御工作機械の精度評価に関するものでした.私の専門とは少し違いますが,会場の皆さんの協力のおかげで無事終了しました.
 駅まで戻って帰りの乗車券を購入し,三人で打ち上げをしました.若い二人を満足させるために,ジンギスカン食べ飲み放題にしました.私はこの三日間,ちょっと飲みすぎ食べすぎです.週末は節制しなくては.
 9時26分仙台発のはやてで帰京し,調布に帰ってきたときは24時を過ぎていました.さすがに疲れましたが,充実した仙台出張でした.

2008年9月19日金曜日

精密工学会秋季大会二日目

 宿泊しているのは線路近くにある東横インです.このホテルチェーンは,おにぎり,味噌汁,漬物の朝食が有名なのですが,私は始めて泊まったので,この朝食も初めてでした.知人からは,おにぎりは量産タイプ,味噌汁はインスタントのようなものだと聞いていたのですが,汁物はお吸い物風で,おにぎりと一緒においしくいただきました.暖かい食事はありがたいです.
 今日は精密工学会秋季大会の二日目です.駅前からバスで移動し,9時半から精密工学会技術ロードマップのシンポジウムに参加しました.技術的な提案よりも,「よろず支援コミュニティ」など啓蒙的な提案が印象にのこりました.
 12時からは来年11月に北九州小倉での開催が予定されている国際会議の打ち合わせに出席しました.私は国際交流委員会の幹事として,広報と出版関係の仕事を担当する委員長の先生をサポートすることになりました.この国際会議は,アジア圏の若手研究者の育成とネットワークの構築を基本方針としています.私の研究室の大学院生も参加させる予定です.
 会議の後,談話室で知り合いの先生方と会話して時間をつぶし,15時から学会賞の贈賞式と受賞講演に参加しました.知り合いの工作機械関連企業の方が多数受賞されていました.知っている人が表彰されるとうれしいですね.
 16時過ぎからは,Nintendo DSの「脳トレ」で有名な東北大学加齢医学研究所の川島先生の特別講演がありました.人間らしい活動は前頭葉が担当していて,そこを意識して使うことが大事で,認知症の治療などにも効果があるということです.これはとてもすばらしい講演でした.親にDSと脳トレを買ってあげよう.
 18時からは学内の厚生会館で懇親会です.牛たん焼き,はらこ飯,芋煮鍋,笹かまぼこ,温麺(うーめん),ずんだ餅など,宮城のご馳走が勢ぞろい.地酒もたくさん出てきて大満足でしたが,飲むことに夢中になって,あまり懇親しなかったことが反省点です.
 懇親会後は,駅の近くで2次会となりましたが,この時点で明らかに飲みすぎ.ホテルに帰ったのは12時ちかくでした.

2008年9月17日水曜日

精密工学会秋季大会初日

 今日から3日間,東北大学で開催される精密工学会秋季大会に参加しています.10時半からの金型設計・生産技術のセッションに間に合うように,7時36分東京発のはやて3号に乗って仙台入りしました.涼しいことを期待していたのですが,日陰は肌寒いけれど,日の当たるところは暑いですね.
 午前のセッションの後,12時からは75周年事業実行委員会に出席しました.精密工学会は来年創立75周年を迎えます.そのための記念事業を企画するための集まりです.私は出版部会の委員として,来年1月発行予定の学会誌75周年記念特集号の企画を担当しています.昨年からワーキンググループを立ち上げてもらい,構成委員の皆さんの協力をいただきながら,早め早めに準備してきたつもりだったのですが,いつの間にかまったく余裕のない状況になってしまいました.年内はこの仕事の対応に追われそうです.
 午後は13時より金型設計・生産技術の続きのセッションの座長を努めました.発表論文は4件でしたが,自分の専門に近い発表が多かったので,余裕を持って対応することができました.今取り組んでいる研究課題に近い内容もあり,参考になりました.
 午後のセッション終了後,19時からの会議までの2時間,空き部屋で来週末が締め切りになっている申請書類を作成したり,やはり来週末が締め切りになっている学生が書いた講演論文の修正をしたりしていました.どこでも仕事できる環境はありがたいですが,さすがに今日は疲れますね.でも,ここで少しでもがんばっておかないと,来週が悲惨なことに...
 19時からの会議は,来年12月に大阪で開催される国際会議の実行委員会です.特に新しい議題などはなく,体制の確認などをして30分程度で終了しました.
 最後は,私の恩師である先生の還暦を祝う祝賀会の打ち合わせです.20時半まで会場の会議室で議論して,その後駅近くの居酒屋に場所を移しました.でも,お酒が入ると話がまとまりません.結局,どうなったんだろう?
 ホテルにチェックインしたのは11時を過ぎていました.明日は9時半からのシンポジウムに参加しないと.と,書いているうちに今日になってしまいました.おやすみなさい.

2008年9月16日火曜日

考え続けるということ

 前から投稿しているCAD/CAE集中講義ですが,今日からCAEの内容に入りました.講義の終わるころに顔を出して,講師のみなさんと話してみると,あまり質問がないということでした.では,全員が完璧にできているかというと,そうでもないようです.とにかく質問して答えまで聞き出そうとするような態度は困りますが,ついていけるか不安になったら,すぐに質問して欲しいと思います.
 私の研究室の学部生は,全員CAD/CAEの講義を受講していて,大学院生も3人TAとしてサポートしているので,先週と今週は研究室に学生がほとんどいません.毎週行っている研究会も,今日は講義後の17時から開始となりました.私の研究室の研究会では3人程度の学生が自分の研究の進捗状況についてPowerPointを用意して説明することになっていますが,発表しない学生も,先週からの研究の進み具合について全員5分程度で説明させます.今日,ある学生が「やる気はあるのだが,何をやったらいいか分からない」と言いました.よくあることですね.11人全ての学生に細かく指示できればいいのですが,教員が私一人という体制では無理です.必然的(?)に,各学生の主体性に任せることになるのですが,これまでの私の研究室の学生のほとんどは,自分で見つけた方法で問題を解決してきちんと成果を出してくれています.今年3月に修了した大学院生は,3人とも投稿論文を書いて出て行きましたが,これはかなりすごいことだと思います.問題は解決方法を見つけられるかどうかです.私も大学院生のころ,なかなか良い方法が見つけられなくて,それこそ半年もの間,ひたすら考え続けたことがありました.この期間は苦しかったですね.でも,この半年間があったからこそ,大学教員としての今の自分があると思っています.よいアイデアは,考え続けなければ出てこないのです.でも,考え続ければ,いつか必ずひらめきます.ひらめいた後は実装するだけ.ここまでくれば,研究は楽しい.すると,考えることも楽しくなります.研究室の学生全員に,達成感を味あわせてあげたいと思っています.だから,厳しくやります.以上.

2008年9月15日月曜日

ゴルフ練習場にて

 祝日で,急ぎの仕事がなく,天気が良くて,暑くない日に,やることが無ければ,ゴルフ練習場に行って練習することにしています.ということで,今日は妻と二人で練習ししに行きました.日曜日のスクールは室内のゴルフレンジなので,広いところで実際の球筋を確認することはとても大事です.でも,毎回打ち始めはがっかりすることになります.室内で良い感じだと思っていても,屋外で実際に打ってみると,フックしたりスライスしたりで,まっすぐ飛ばすことができません.結局,まっすぐ飛ぶように修正することになります.昨日つかんだと思ったことは何だったんだ?ゴルフは本当に難しい.はっきり言って,練習が足りないということです.でも,だんだんうなくなってきていると思うことはできました(微妙).二人で3時間,300球ほど打ち込みました.

2008年9月14日日曜日

アマチュアのためのゴルフ聖書

 今日はゴルフスクールの日でしたが,一緒に2回ほどラウンドしたことのある大学の先生から借りたゴルフの本に書いてあったことを試してみました.その本は中部銀次郎という人の書いた「もっと深く、もっと楽しく。」という本で,「アマチュアのためのゴルフ聖書」という副題が付いています.初版が1991年ということで少し古い本ですが,今Amazonで「ゴルフ」というキーワードで検索しても,必ずトップ10に出てくる名著です.内容は精神論がほとんどなのですが,その中で私にとってとても参考になる技術的な話がありました.それは「アドレス」に関するものです.「自然に立つ」「後頭部の髪の毛をひっぱられたようにあごを少し上に上げる」「ボールを下目づかいの感じで見る」「頭は動かさない」 実はこれらのことは,全てスクールで教わっていることなのですが,この本には,このようにしたときの効果まで書いてあります.左肩があごの下にすっと入り,スムーズにクラブを上げることができる.私は普段姿勢が悪く,いわゆる猫背で,練習で気をつけていてもすぐに背中が曲がってしまいます.でも,この本を読みながら姿勢に気をつけてシャドウスイングしてみたところ,確かに左肩があごの下に入っていい感じでした.プロセスと効果がつながった感じがしました.今日の練習で試してみると,なんとなくいい感じでした.特にスイングがスムーズかつ速くなったような気がしました.しばらく気をつけて練習していこうと思います.