2013年9月14日土曜日

2013年度精密工学会秋季大会 最終日

 平成25年9月14日土曜日は,2013年度精密工学会秋季大会の最終日,会場に向かう途中,一つ手前の阪急北千里線豊津駅で降り,歩いて15分ぐらいのところにある 「垂水神社(たるみじんじゃ)」 を参拝しました.周囲を森に囲まれた素晴らしく雰囲気のいい境内に,かなり驚かされました.こんな穴場を調べあげた自分を褒めてあげたい.

 12時から,談話室に師匠のTKUC先生門下の一同が集まり,来年度の科研費として申請する内容について議論しました.同門の研究者で協力して一つの目標を目指すというシチュエーション,素晴らしいですね.何よりも,一人じゃないと感じられることが嬉しいです.素晴らしい共同研究になるよう,尽力したいと思います.

 13時から,学生会員を対象にしたポスターセッションが行われ,前日に発表した私の研究室の学生2名も参加していたのですが,新関大会館南館の4階にあるレストランで昼食を取りながら会話しているうちに時間が過ぎてしまい,会場に辿り着いたのはセッション終了の30分前,私の学生の説明時間は,とっくに終了していました.私も,他者の意見を伺いたかったので,ちょっと痛恨の極み.学生に,ディスカッションの内容を整理して報告するよう指示しました.

 15時20分からは,ベストポスタープレゼンテーション賞表彰式・懇親会が,「不二家食堂」で行われました.私の研究室の学生2名は,惜しくも受賞を逃しましたが,この悔しさをバネに,来年の秋季大会でリベンジしてくれると思います.以上で,秋季大会のイベントはすべて終了となりました.色々な事案が進展し,充実した3日間となりました.

 さよなら,2013年度精密工学会秋季大会.
  来年の秋は,鳥取大学でお会いしましょう.

 ホテルに戻り,同じホテルに泊まっていたSSHR先生と一緒に南方駅前に繰り出し,昨日と同じ居酒屋で,昨日とは違う料理を楽しみました.明日のゴルフ精密工学会杯(?),台風18号の影響で,天気がとっても心配ですが,同じ組の皆さんの迷惑にならないよう,全力かつ気負わないようにプレイしたいと思います.


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2013年度精密工学会秋季大会 二日目


 平成25年9月13日金曜日は,2013年度精密工学会秋季大会の二日目,朝一B室のセッション 「多軸制御加工計測(1)」 で,私の研究室の修士1年の2人が,卒研から取り組んでいるテーマを発表しました.2人とも緊張気味でしたが,発表自体はまったく問題ありませんでした.質疑応答の時に,もう少し気の利いた対応をしてくれるとよいのですが,これだけは経験によるものなので,引き続き頑張って欲しいと思います.

 お昼は,来年の7月に金沢で行われる国際会議 「ICPE2014」 の実行委員会に出席しました.目標とする論文件数は200件,それを目指して,9月20日まで延長された 「Abstract submission」,そろそろ,自分で発表しますか.

 13時20分からは,B室で行われた 「多軸制御加工計測(3)」 の座長を務めました.4件の論文は,いずれも多軸制御工作機械の運動精度に関する内容でした.私が組んだわけではありませんが,意見交換も活発で,よいセッションになったと思います.

 15時頃から,「BIGホール100」で 行われた 「贈賞式・受賞講演」 に出席しました.今年度の精密工学会賞は,農工大のTTM先生と元マツダのTTTさんでした.どちらもよく知っている方で,心より御祝い申し上げます.
 16時30分からの特別講演会では,パナソニック株式会社の特別顧問の方が,『「日本のエレクトロニクス産業の変遷」~体感的な40年の変化と今後の課題~』 という題目で講演されました.現場とともに歩まれて来た講師の方の周囲で,日本の電機産業がどのように変わってきたのかがよく分かる,大変素晴らしい講演でした.聴講して,よかったです.

 18時からは,「百周年記念会館ホール」 で行われた懇親会に参加しました.今回は,テーブルの上にある料理に一度も手を出さず,出店された屋台のものばかり食べていました.それだけで,充分にお腹いっぱいになりました.もう,立食パーティーでガツガツ食べるようなこともなさそうです.こんなことからも,自分の歳を実感します.

 懇親会を抜け出し,学会賞を受賞されたTTM先生を囲む皆さんに混ぜていただき,南方駅前の居酒屋で二次会となりました.学会に教え子に囲まれながら過ごすのは,嬉しいことだと思います.私も,実践しなければいけないね.教える側,教えられた側として.紳士的な皆さんのおかげで,楽しく一日を終えることができました.

 宿に戻ってからも,日中のメイルに対応しなければならず,睡眠不足で大分疲れてきましたが,残り一日となった学会を,しっかり堪能したいと思います.

2013年9月12日木曜日

2013年度精密工学会秋季大会 初日

 今日から3日間,大阪府吹田市にある 「関西大学 千里山キャンパス」 で開催される,「2013年度精密工学会秋季大会」 に参加します.新大阪からの移動の途中で,吹田駅近くにある 「片山神社(かたやまじんじゃ)」 を参拝して,充実した学会になるように祈念しました.良い神社でした.いつの日かまた,参拝したいです.

 午後からA室で行われた 「工作機械の高速高精度化」 のセッションを聴講していたのですが,トイレに行こうと15時頃に退室したところ,4人の先生から次々と話しかけられて,講演室に戻ったのは16時40分でした.でも,とても有意義な議論ができたので,よかったと思っています.やっぱり,学会はいいですね.

 夜は,同じホテルに泊まっている研究室の学生2人と一緒に,西中島南方駅前に繰り出し,たこ焼き&串かつの大阪フーズを堪能しました.特に,いわしとしいたけの串かつが美味しかった!この串かつの店,土曜日の夜にも来たいと思います.
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2013年9月11日水曜日

2013年度精密工学会秋季大会 開幕前夜

 明日,平成25年9月12日(木)から14日(土)まで,大阪府吹田市にある 「関西大学 千里山キャンパス」 において,「2013年度精密工学会秋季大会」 が開催されます.私は,明日の午前中に大阪に移動し,午後から会場入りする予定です.初日の予定は,特になし.夜は大阪の食べ物を楽しみたいですね.

 2日目の「13日の金曜日」は,朝一に行われる 「多軸制御加工計測(1)」 のセッションで,本研究室の修士1年の学生2名が発表を行います.お昼は,来年の7月に金沢で開催される国際会議「ICPE2014」 の実行委員会に出席.13時20分から 「多軸制御加工計測(3)」 のセッションの座長を務め(代議員会議は欠席),特別講演を聴講した後,夕方から懇親会に参加.2日目は超多忙となりそうです.

 3日目の14日土曜日は,研究分担者となった科研費の打ち合わせがお昼に予定されています.14時からは,2日目に発表した学生が参加する 「ポスターセッション」 を見学.15時20分から行われる 「ベストポスタープレゼンテーション賞表彰式&懇親交流会」 にも参加させていただきます.この日まで大阪泊.

 15日の日曜日は,学会関係者によるゴルフコンペに参加.最年少&一番下手であることは確定済み.すごいプレッシャー.ラウンドするコースを調べてみたところ,難易度はかなり高そう.一緒の組の皆さんの迷惑にならないように頑張ります.でも,今回のドライバーには,ほんの少し,期待しています.

 その他,今週末が〆切の原稿を書いている学生を遠隔で指導しながら,来週末が学内〆切となっている科研費の研究計画調書を書かなくては! いやはや,とっても充実した学会になりそうです.

2013年9月10日火曜日

ほんと… 体育会系かもね…

 NHK総合テレビで,毎週月曜日の午後10時~10時48分に放送されている,今と未来を描くドキュメンタリー 「プロフェッショナル 仕事の流儀」,昨晩,2013年9月9日の放送は,「育ての流儀スペシャル」 でした.大学教員の私は,教育者でもあるいう自覚もあるので,このような内容の番組は,思わず見てしまいます.

 ダルビッシュ有や田中将大らを育てた投手コーチ・佐藤義則さん.『すべては「納得」から始まる。実際にやらせて実感させることで、選手を納得させていく。』 これは,耳が痛いところでした.学生にやってもらっていることは,自分では経験したことのないことばかりですから.でも,研究に対する取り組み方については,口うるさく指導しているつもりです.

 オリンピック2大会連続2種目金メダルの北島康介選手をはじめ,日本競泳陣の活躍を支える競泳コーチ・平井伯昌さん.『嘘で褒めない、率直であれ』 この方針は,とても共感できます.私が,学生を褒めることは,ほとんどありません.ほとんどの結果は,想定内ですから.反対に,出来ていないことは,出来ていないとハッキリ言いますし,慰めたりもしません.出来ていないことを認めるような態度は,当人のこれからに対して無責任だと思うのです.

 1,000年以上にわたって受け継がれてきた宮大工の世界で“鬼”と呼ばれた名工に育てられた名棟梁(とうりょう)・菊池恭二さん.『なにげない質問に対して、師匠は鋭く「お前の考えは、どうなんだ?」 と聞き返してきた』 この方針にも,共感できます.私も,学生に質問されると,「自分で,どこまでやったんだ?」 と聞き返すようにしてますから.でも,最近は面倒になって,すぐに自分の考えをベラベラと喋っているような気がします.ここは一つ,初心に帰って,突き放すことにしますか.

 番組では,教育を本業とし,学生に寄り添ったり,背中を押したりしている,二人の先生のエピソードも紹介されていたのですが,あまり共感できませんでした.そして,教師と教え子という関係よりも,師弟関係の方に共感している自分は,結局,体育会系なんだなと思いました.

 大学で,私に関わることになった学生の中には,体育会系のやり方に馴染んでいない人もいると思いますが,長くても数年なので,これも一つの経験と考えて,お付き合いいただけると幸いです.

2013年9月9日月曜日

秋の風だ.今年も来た.

 昨晩は大変涼しく,窓を閉めたうえに,毛布をかけた状態で熟睡しました.今日も,朝から涼しく,日中,扇風機は使いましたが,エアコンを使わなくても,快適に過ごすことができました.秋の気配を実感しています.

 振り返ってみれば,異常な猛暑のため,今年の夏の過ごし方は,大きく変化してしまいました.昨年は,真夏でも神社仏閣巡りを楽しんでいましたが,今年はとてもそんな気分にはなれず,博物館や映画館に退避せざるを得ませんでした.エネルギッシュで前向きになれる夏は,春の次に好きな季節だったのですが,これからの夏は,いかに乗り切るかを考えながら過ごす,つらい季節になるのかもしれません.「冬ごもり」 ならぬ,「夏ごもり」 と言ったところでしょうか.

 一方,つらい夏を越えて迎える秋に対する期待が,大きく膨らみつつあります.「スポーツの秋」⇒ ゴルフ,行きたい.「食欲の秋」⇒ 冷たい食べ物から,熱い食べ物へ.「芸術の秋」⇒ 窓を開けて換気ができるようになるため,プラモデルを再開.「行楽の秋」⇒ 神社仏閣巡りも復活.そして何よりも,本業が一番大事,メンバ全員の来年度の進路が確定した研究室は,2月の発表に向けて,研究活動に邁進します.

 やりたいことと,やるべきこと,一致するのか,しないのか.色々と,てんこ盛りの秋になりそうですが,メリハリを付けながら,日々を全力で過ごしていきたいと思います.

2013年9月8日日曜日

2020年に東京でオリンピックを開催するということ

 今日の未明,アルゼンチン・ブエノスアイレスで開催された国際オリンピック委員会(IOC)総会において,東京都が平成32年(2020年)オリンピック・パラリンピック競技大会の開催都市に決定されました.招致委員会をはじめとする関係者の皆様のこれまでの努力に,敬意を表したいと思います.

 私個人の感想としては,正直,よくわかりません.自宅マンションの西側に見える 「味の素スタジアム」 も,おそらく,競技会場になると思うので,テレビでしか観たことのないオリンピックを,この目で見てみたい,体験してみたいという気持ちが,まったくないというわけではありません.それに,おそらく景気は上向きになると思います.建設業やサービス業,各スポーツに関係する人は,大きな期待を持っているのではないでしょうか.


 しかし,都内に住んでいる(と言っても,多摩ですが…)者としては,日常の生活に対する影響が心配です.現在よりも人が多くなる東京を想像できません.そして,開催後の東京はどうなるのか.開催後の繁栄にも,繋がるようなオリンピックでなくてはなりません.

 各国からの選手や観光客に対し,ホスピタリティの精神で日本流のおもてなしをすることにより,日本という国を大好きになってもらう.日本の味方を,世界中に拡げる.これは,オリンピック後の日本の活動にとって,大きな財産になると思います.

 「2020年にオリンピックを開催してよかった.」「今の日本があるのは,2020年のオリンピックのおかげだ.」 2020年の東京オリンピックのことを,胸を張って後世に語ることができるように,自分ができることは,積極的に協力していきたいと思っています.