2012年2月4日土曜日

来週のために,その一: 原稿を終わらせる

 5階のトイレから見たC棟,ちょうど2週間前の写真と比較すると ⇒ m-shige's log: さらば,C棟,すっかり寂しくなってしまいました.
 後期の土曜日は,夜間主の生産システム工学の講義ですが,講義日程は先週で終了していました.後は2週間後に試験を実施するのみです.なので,本当はお休みのハズでしたが,卒論&修論の指導以外の仕事が溜まっていたので,朝から大学に行って作業しました.卒研生が全員来ていたので,そちらの指導をしたかったのですが,おそらく来週は卒論概要の添削に追われることが予想されるので,来週の金曜日が〆切となっている解説原稿を,今日中になんとか形にすることにしました.
 「今日は,この仕事しか,しない!」 と決めたときの作業効率はスゴイものです.「手の震えが,止まりません…」 今週,仕事の合間に書き留めておいた散文を補間して,15時頃にはそれなりの原稿にすることができました.自分でも驚いています.あとは,〆切ギリギリまで見直し&修正したものを,〆切直前に提出するだけです.でも,すっかり燃え尽きてしまったので,今から明日一日いっぱいまでは静養させていただきます.おやすみなさい.

2012年2月3日金曜日

カンパイのプレモル、当たりました。

 サントリー ザ・プレミアム・モルツ キャンペーン乾杯プレモルキャンペーン第2弾 「カンパイのプレモル、当たります。」 で,カンパイのプレモルグラス(ペア)&ザ・プレミアム・モルツ350ml(12缶)が当選し,昨日の夜,商品が送られてきました.
 実は今回の懸賞,ペアのグラスを狙って取りに行ったものでした.第2弾の前に行われた第1弾「ありがとうのプレモル、当たります。」の商品には,グラスが付いていなかったのでパスさせていただき,貯めに貯めた120ポイント120口のすべてを第2弾に突っ込んだのです.
 どうしてこんなにグラスにこだわるのか.3年前に,やはりプレミアム・モルツの懸賞に当たって,ペアのクリスタル製グラスをいただきました ⇒ m-shige's log: クリスタル製グラスをいただきました.薄くて軽い,とってもいいグラスで,しばらく愛用していたのですが,2年前,そのうちの1つを私の不注意で机の上から落として割ってしまったのです.このブログにも書けないほどのショックを受けて,同じグラスがないかサントリーのビール工場の売店などでも探してみたのですが,売っているのは安物ばかりで(失礼!),同じグラスに巡り逢うことはありませんでした.
 今回の懸賞の内容が発表されて,Webで商品の写真を見た時は,失ったグラスと同じものに見えたのですが,送られてきたグラスは,工場の売店で売っているものと同じ安物(失礼!)でした.ちょっとがっかりはしましたが,これはこれでいい思い出になります.120本飲んだビールも,1割の12本が戻って来ましたし(笑).しばらくは今回の懸賞でゲットしたグラスで,ビールを楽しみたいと思います.

全日本製造業コマ大戦

平成24年2月2日木曜日,パシフィコ横浜展示ホール開催されている工業技術見本市『テクニカルショウヨコハマ2012』の1ブースで,日本の製造業の皆さんが設計・製造した“コマ”のトーナメントが行われました.簡単にいえば,手作りのコマを使った喧嘩コマ大会ですね.私がSNSで交流している企業の方もたくさん参加されるということで,本当は行きたくて行きたくて仕方なかったのですが,2月の大学は戦場ともいえる繁忙期,卒論や修論のために頑張っている学生をほったらかしにしていくわけにもいかず,涙を飲んで仕事に専念することにいたしました.facebook のニュースフィードに流れてくる様子から,大会が大盛況であることがよくわかりました.懇親会も楽しそうでした.やっぱり,羨ましかったですね(笑)
 23:25からの「NHK Bizスポ」で,大会の様子が放映されました.知っている人が,一度にこんなにたくさんNHKに映ったのを見たことがありません.ま,一番目立っていたのは,行司の「落守いのすけ」さんでしたが(笑) 放送を見た視聴者の皆さんも,自由で楽しい中小企業の雰囲気を感じてくれたのではないでしょうか.また,同じような大会があれば,研究室をあげて参加することを検討したいと思います.

2012年2月1日水曜日

楽しむために 生きる

が,今日1日の『日々のことば 本田宗一郎「夢」』のことばでした.『自分の一生は、自分のためにある。国のためでも他人のためでもない。そして自分が生きるのは、自分の人生を精一杯楽しむためである。お互いどうしたら最善で最高の楽しみ方ができるかを求めつつ毎日の生活を送りたい。』 という解説が添えられていました.本当に,そのとおりだと思います.楽しく生きていない人は,他人を楽しくできないような気がします.「自分は不幸でいいから,他の人には幸せになって欲しい」 という偉人が何人もいましたが,そのような人物は極めてレアケースではないでしょうか.だから「偉人」 なのではないでしょうか.私のような凡人の場合,自分自身が満たされてこそ,他人を見る余裕が出てきて,他人に施すことができるようになるのだと思います.他人を楽しくできるように,自分から率先して楽しみたいものです.今の私は,楽しそうに見えますか?今日から始まった,2月中は無理かもね(笑)

2012年1月31日火曜日

VERICUT実習 Returns

 火曜日1限の大学院 知的生産システム特論で,先週から実施しているNCシミュレーションソフトウェア「VERICUT(ベリカット)」の実習ですが ⇒ m-shige's log: VERICUT実習と,OBの訪問,先週,利用できるPCが足りなくなって混乱した反省を踏まえ,今日は CGTech から貸していただけることになったノートPC4台と,VERICUT をインストールしておいた研究室のノートPC3台を用意し,履修者全員分の40台のPCを揃え,万全の体制で臨みました.その甲斐あって,今日は出席者全員が作業することができました.
 2週目の今日の内容は,NCデータの最適化に関するものでした.切削シミュレーション結果をもとに,エアカットやゼロカットの部分の速度を上げたり,切削負荷を考慮して工具送り速度を修正するという,VERICUT の代表的な機能の一つです.この機能を使いたくて,VERICUT を導入するユーザーも多いと聞いています.一度もミーリングをしたことのないという学生ばかりなので,実習の内容に付いていってくれるか心配していたのですが,ほとんどの学生が遅れることなく作業できていたようです.実習を体験した学生が,最先端の製造系ソフトウェアの実力を実感してくれれば嬉しいです.今回の実習で大変お世話になったYDさんをはじめCGTech日本本社の皆様に,心より御礼申し上げます.
 講義終了後,来年度の講義など,今後ともよろしくお願いします,と挨拶したところ,その代わりといってはなんですが,という感じで今年の秋に開催される予定の VERICUT のユーザー会で講演することになってしまいました.これだけお世話になって,断ることなど出来るハズがありません.ユーザー会ということは,VERICUT を使っていることを話さなくてはなりません.もともと,自分の研究室で取り組んでいる5軸制御加工の工具経路生成に関する研究で,工具経路の評価に使おうと考えていたのですが,今年度は評価するところまで進まず,今に至ってしまいました.「こういうお願いをすれば,使ってくれるでしょう」 という,私の優柔不断さを見透かしたYDさんの駆け引きはさすがです.ユーザー会で胸を張って講演できるように,VERICUT を活用したいと思います.

2012年1月30日月曜日

人を叱るということ

今日が卒研本体の研究室〆切の日となり,卒研指導もピークを迎えようとしています.昨日の投稿で,「その人がどう感じるか。それを考えることが基本です」 という,乙武さんの言葉を紹介しましたが ⇒ m-shige's log: 違いを理解するということ,学生を指導している時の私が,学生がどう感じるか考えているかというと,正直に言って,ちょっと疑問です.

 静かにやさしく指導したいとは思っているのですが,思っていることを包み隠さず話してしまう性格は,どうにもなりません.ストレートな表現も多く,学生もつらく感じることがあると思います.でも,本人のことを思って叱っていることは間違いありません.どうなってもよいと思う人を叱ったりしません.どうなってもよいと思った人間は,無視していると思います.

 今日の夜,NHKのニュースで,パワハラの特集がありました.その流れで,2つの叱り方のポイントが紹介されました.

1.ついで怒りはやめる
 「それもそうだけど,これもそうだよね.ついでに言っとくと,あれもそうだったよね」 という具合に,その時の怒りの対象ではないようなことを,次から次へと叱り続けることだそうです.こんなことされたら誰でも参ってしまって,言われたことを忘れようとするでしょうから,叱ったことが無意味になると思います.これは,自分はやっていないと思います.やったとしたら,何度も同じ間違いを繰り返す人に,「前回も,前々回も,その前も,ずっと同じことを言ったハズだよ?」 という時ぐらいでしょうか.

2.期待を伝える
 「君には期待しているんだ」 というような言葉を,叱っている相手に伝えることが重要ということです.私は,直接的に相手を褒めることが苦手です.どうしてなのかうまく言えませんが,なんとなく恥ずかしいんですよね.それよりも,「君はもっとできるハズなのに,なんでやらないんだ?」 というようなことを,しょっちゅう言っていると思います.嘘偽りのない,正直な気持ちです.出来ないと思った人に,こんなことは絶対に言いません.これを,期待の裏返しだと思ってくれると助かります.

 私も人間ですから,人から褒めてもらったら嬉しいですし,日常の業務で 「いたわりの言葉ぐらいあってもいいんじゃない?」 と不満に思うことがあります.相手が気持ちよく活動してくれるようになるなら,人を褒めることにも慣れた方がいいかもしれません.ちょっと,頑張ってみようかと思います.

2012年1月29日日曜日

違いを理解するということ

昨日紹介した理想科学工業の広報誌『理想の詩』⇒ m-shige's log: 理想の詩,2011冬号と一緒に送られてきた2011秋号のインタビューは,作家の乙武洋匡さんでした.

 知っている方が多いと思いますが,乙武さんは生まれつき手足が短いという障害を持っている方です.乙武さんが自らの半生を書いたデビュー作「五体不満足」は500万部を超える空前のベストセラーとなりました.私も,この本を読んだことがありますが,悲壮感など微塵も感じさせないどころか,逆に乙武さん自身の境遇がユーモアを交えながら実に前向きに書かれていて,「この人,すごいな!」 と驚いたと同時に,自分も負けずにがんばろうと思ったものです.

このインタビュー記事も,主題は「コミュニケーション」でした.冒頭の

 「違いを認め合うことから、コミュニケーションは始まります」

のコピーは,2011冬号の山崎直子さんのコピーと伝えたいことは一緒ですね.中でも一番感銘を受けたのは,

 「その人がどう感じるか。それを考えることが基本です」

ということばです.同じ言葉や態度も,相手が異なれば捉えられ方は千差万別です.「障害者」 という言葉も,自分の障害を受け入れられていない人には禁句になるし,逆に,自分の障害を気にしていない人に対しては,気を使って使わないことの方が不自然になる.さまざまな違いを考慮して,一つひとつの関係を丁寧に扱うことが大事ということです.

 さまざまな学生が集まっている大学の教員として,私自身も気を付けなければならないと思います.色々と失敗していますから…