2012年11月10日土曜日

日常の生活が一番です

 今日の午後,出張先の神戸から帰京しました.明日の日曜日は久しぶりに,午前中はゆっくりして,午後からゴルフスクールに行くという通常の過ごし方に戻れそうです.振り返ってみれば,先月から土日がイベントだらけで,ゴルフスクールに行けた日曜日は一日だけ.さらに直近の2週間は,土日も休めない状態が続いていました.自宅の片隅に,学会やイベントで頂いた資料やアイテムの山ができました.これを整理するだけでも一苦労です.

 今日の夜は,先々週の秋田で開催された学会の時に土産として買ってきた 「きりたんぽ」 と専用のスープを使って,「きりたんぽ鍋」 を作って楽しみました.最近,お土産に食べ物を買ってきても,私が自宅で夕食を取らない日が多くて,なかなか消費できません.現地で買った時は作りたてで,暖かくて柔らかかった「きりたんぽ」でしたが,冷蔵庫の中で冷たく固くなってしまい,賞味期限も昨日までとなっていました.でも,駅前のスーパーで売っているものよりも,かなり美味しかったのは不幸中の幸いでした.

 来週は,じっくり腰を据えて,大学で仕事ができそうです.出張で地方に行って宿泊し,その土地のやり方に従いながら過ごすのも楽しみに思いますが,やはり慣れていないためか,完全に疲れを取ることができず,その疲れが蓄積していくような感覚がありました.やはり,サラリーマンは本務を頑張ることが第一であり,日常の生活はそのためにあるのだということを痛感しています.

ICPE 2012 2nd Day

 平成24年11月9日金曜日は,昨日から引き続き,「The 14th International Conference on Precision Engineering ⇒ ICPE 2012」 に参加するために,淡路夢舞台国際会議場に行って来ました.今日も昨日と同様,午前中に2件の Keynote Speech がありました.特に,2件目の 「Thermal Issues in Machine Tools」 というTitleでの講演は,工作機械の熱変形を考慮して高精度加工を実現することを目的として,世界中の研究者が取り組んできた研究の成果について体系的にまとめたものであり,大変勉強になりました.大学院の講義などで取り上げてみても良いかもしれません.

 午後の最後のセッションで,本研究室の特攻隊長⇒修士2年のOM君が,「Polishing Process Automation by Industrial Robot with Polished Surface Quality Judgment Based on Image Processing - Visual Inspection Based on Pattern Matching -」 というTitleで発表を行いました.先週から練習を重ねてきただけあって,発表は大変わかりやすいものでした.ただ,流暢になりすぎて,Presentation が持ち時間の15分よりも2分ほど早く終わってしまい,Discussion の時間が増えてしまったことは誤算でした(笑) しかし,Discussion から逃げるために,わざと Presentation の時間を延ばすよりは,よっぽどマシです.Discussion は,全体的に質問内容と少しズレているような気がしましたが,彼自身でほとんど対応できていました.質問が理解できず,黙ったり,笑ったりして,時間が過ぎるの待つよりは,よっぽどマシです.結果として,これまでに私が指導してきた学生の中で,一番まともな英語の発表でした.私が初めて国際会議で発表した時よりも良かったと思います.

 夕方からの Banquetで,英語落語と料理を堪能した後,三宮に戻ってから,大学の先輩である金沢大のAK先生とその学生さん達と一緒に,昨日も訪れた高架下にある居酒屋を再訪問して,OM君を慰労すると同時に,最終日に発表があるという学生さんを激励をしました.良い結果が得られ,思い出に残る国際会議となりました.

 さよなら,ICPE2012.次は,ICPE2014でお会いしましょう.

2012年11月9日金曜日

ICPE 2012 1st Day

 平成24年11月8日木曜日は,「The 14th International Conference on Precision Engineering ⇒ ICPE 2012」 に参加するために,淡路夢舞台国際会議場に行って来ました.日本最大の島である淡路島に上陸するのは,今回が初めてです.三宮からのバスで明石大橋を渡るときは,特別な感慨を覚えました.

 最初の Keynote speech は,UKの先生による「超精密」の講演でしたが,昔の生産システムにおける精密の考え方から,現在の製造業における精密の位置づけまで,実に幅広く体系的にまとめられた内容で,大変参考になりました.自分の講義に反映させたいと思いrます.2件目の Keynote speech は,マツダの方からの,新型エンジン「SKYACTIV-D」に関する講演でした.50分も話を聞くと,さすがに,このエンジンのすべてを理解した気になります.燃焼のタイミングがキモなんですね.「Zoom-Zoom」の意味って,何なんでしょうね(笑)

 ゆっくりとランチを楽しんだ後,午後のセッションを聴講しましたが,国内の国際会議ということで,学生の発表が目立ちました.慣れない英語で一生懸命に説明している彼らの様子を見ていると,英語が苦手な私としては,色々と応援したくなります.
 発表自体は,練習を重ねれば,どんどん良くなると思います.問題は質疑応答ですが,ヒアリングは日常的な訓練が必要なので,急速に上達することはありません.質問が聞き取れなかったら,意味が分かるまで何度も聞き返しましょう.「I cannot catch you. Please speak more slowly」 質問の意味が分かっても,どう話したらよいか分からないでしょう.それでも,自分の考えが伝わるように頑張ってみましょう.最初の国際会議は,このぐらいで良いと思います.

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2012年11月7日水曜日

ノンアルコールビールでいいのかもしれません

 明日から始まる国際会議に朝から参加するために,今日の夕方,神戸三宮に移動しました.新幹線で移動中に小腹がすいたので,おやつと一緒に一杯やろうかと思いましたが,査読を依頼されている英語の論文を移動中に読み終えなければならなかったので,アルコールは控えようと思い,ノンアルコールビールを飲むことにしました(それでもビールを飲もうという自分には呆れますが…)満足できるか心配でしたが,気が済んでしまいました.

 三宮のホテルにチェックインしたのは19時半でした.荷物を整理して,メイルをチェックし,夕食を食べるために街に繰り出しました.ここでも,どこかで一杯やろうかと思ったのですが,夜に原稿を書かなければならなかったので,近くにあった餃子のチェーン店で普通に食事をしてホテルに戻りました.自分の行動に,本人自身がびっくりですが,それだけ追い詰められているということかもしれません.

 部屋で黙々と作業した後,テレビを見ながら一服しようと思い,やっぱり一杯飲もうかと思ったのですが,ここで買ったのもノンアルコールビール「KIRIN FREE」でした.そして,満足してしまったんですね,驚いたことに.結局,何か飲んだ気になるものを飲めれば,それでいいということなのでしょうか? 自分は本当にお酒が好きなのか,なんだか,よく分からなくなってきました.


2012年11月6日火曜日

なか卯で「目玉焼き丼」を食す

 JIMTOF2012開催期間中は,妻が友人と旅行に行って一人だったため,近所にある「なか卯」で朝食を食べていました.まず,券売機で 「目玉焼きとん汁定食(280円)」 の食券を購入して,店の人に渡します.この店,早朝はアルバイト一人で対応していることが多く,客が少なくても時間がかかります.出てくるのは,ごはん,目玉焼き,具だくさんで味が濃い豚汁,味付け海苔,玉子用(?)のつゆの5点です.

メインの目玉焼きを,

ご飯の上にのっけちゃいましょう.

そして,黄身の部分を十字に切り裂いて,ご飯にまぶします.

上から,つゆをトロトロとかけて,牛丼用に置いてある七味をパラリで,出来上がりです.

 私に言われるまでもなく,既にこうやって食べている人がいるかもしれませんが,私は今回,単なる思い付きでトライしてみました.これは,結構いけますね! 完全に病みつきになりました.これから朝食を一人で食べる時は,なか卯の 「目玉焼き丼」 で決まりですね!

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2012年11月5日月曜日

JIMTOF2014で会いましょう

 今日は,JIMTOF2012の5日目.午前中に講義があったため,午後から東京ビッグサイトに駆けつけました.「CAD/CAM/CAE,制御技術」のレビューのための取材は,一応,一昨日に終えていましたが ⇒ 「m-shige's log: CAD/CAM in JIMTOF2012」,その後,取材内容を見直してみたところ,もう一度確認しなければならない点がいくつか出てきました.さらに,昨日のポスターセッションや懇親パーティで,色々な人から取材していない技術に関する情報をいただき,取材した内容を補間する必要がありました.

 正直,連日の外出で疲れていて,会場に来るだけで辛かったのですが,来てよかったです.危うく,間違った認識で原稿を書くところでした.どんなことでも,PDCAサイクルは必須ですね.本当は3回以上サイクルを回せれば理想的なのですが,DoとCheckにそれぞれ1日は必要なので,6日間の会期中,JIMTOFだけに専念しなければなりません.それは,無理ですね(笑) しかし,紹介する内容も確定し,あとは原稿を書くだけという状態に持ってくることができました.今のところ,当初の予定通りに進んでいるので,ホッとしています.

 結局,今回のJIMTOF2012は4日間,実質的には3日間,見学をする時間があったのですが,ほとんどをCAD/CAMベンダーの取材に費やしてしまい,西地区の工具やツーリングのブースは,最後の30分だけ見学しました.もっと,じっくり見たいという展示がたくさんありました.ここで,「もっと時間があったらいいのになぁ」 って言うと,本田宗一郎氏に破門にされてしまうので,言わないことにしています(笑)

 会期は明日の6日目までありますが,明日は午前も午後も講義があるため,私のJIMTOF2012は今日が最後となります.振り返ってみれば,工作機械でいっぱいの空間を歩くことができて,この上ない幸せでありました.私にとって,JIMTOFは特別な存在であるということを実感しました.

 さよなら,JIMTOF2012.次は,JIMTOF2014でお会いしましょう.


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2012年11月4日日曜日

JIMTOF2012 4th Day

 今日は,JIMTOF2012の4日目.出展者としての入場証を持っているアドバンテージを最大限に利用し,開場時間前からお目当てのブースに乱入,ガンガン取材して煙たがられた後,9時40分から予定されていた 「日本機械学会RC257 第4回 研究分科会」 に参加しました.今日の話題提供は3件でした.
 最初は,トヨタ車体の方の 「超小型一人乗りEV "COMS"の開発」 という題目での講演でした.小さい電気自動車の運転は,楽しそうですね.しかし,個人的には駐車スペースが中途半端な気がします.EV を買うとすれば,LEAF のような普通の電気自動車を買ってしまいそうです.
 2件目は,TK大学生研のOK先生の 「製造技術研究の拠点形成に向けて」 という題目での講演でした.これまで考えたことのなかった,世界的な産官学連携拠点の現状を知ると同時に,日本の課題について考えさせられました.
 最後は,IHIの方の 「ジェットエンジン部品の加工の現状と課題」 という題目での講演でした.代表的なエンジン部品の加工については,まだまだ多くの課題があるということを知りました.

 13時からは,学生向け企画 「工作機械トップセミナー」 がありました.本学からは,40名を越える学生が参加することになっていました.私も聴講したかったのですが,同じ時間帯にポスターセッションに説明員を常駐させる必要があり,学生にセミナーを欠席させるわけにはいかないということで,教員の私自ら2件のポスターの説明をしていました.
 あまり人は来ないだろうと,ブースで来週末が〆切となっている原稿を書こうと思っていたのですが,久しぶりに会う知り合いの人達と談笑しているうちに,説明時間が終わってしまいました.このポスターセッションは,同窓会みたいなものになりつつあります(笑)

 17時からは,トップセミナーの懇親パーティに参加しました.本学の学生数人に,セミナーの感想を訊ねてみたところ,「これまでに聞いたことのなかった話が聞けてよかった」 ということでした.会場に設定された各工作機械メーカーのブースにも立ち寄って,積極的に質問していました.今日の体験を,今後の活動に生かしてくれればと思います.

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