2010年2月13日土曜日

成功したときにこそ反省

 昨晩の研究室コンパは,楽しく痛飲しました.ゲストとして,来年度,M1としてAO Lab.から配属されてくる4年生のコイケさんと,推薦によって私の研究室に卒研配属が決まった3年生のKD君にも参加してもらいました.2人とも,来年度は研究室の主力となって活躍してもらわなければなりません.コイケさんには,今年秋の国内学会と来年の国際会議で発表するよう明言しておきました.今考えてみると,私の研究室のコンパは独特の雰囲気があるので,はじめての人にはちょっと厳しかったかもしれません.
 今日は,Bコース生産システム工学の試験を実施するために,10時過ぎに大学に行きました.今日13日の本田宗一郎の日々の言葉は「成功したときにこそ反省」でした.「成功したときにこそ反省が必要である。そうすれば、その成功は、次のより大きな成功を生み出す。反省を忘れると、折角の成功もそこで行き止まり、退歩につながっていく。」という解説が添えられていました.昨日の今日で,なんとタイミングのよいお言葉なのだろうと思いました.私は,今年度の卒業研究,発表までの過程では色々なことがありましたが,結果としては大成功だったと思っています.どのテーマも多くの新しい知見が得られ,今後の継続研究が楽しみです.でも今は,どうしてうまくいったのか,もっとよいやり方はなかったのか,よく検討してみることが大事だと思ってます.これまでは,卒論発表会が終わると,緩んだ雰囲気のままなんとなく卒業式を迎え,4月から新体制で再出発,という感じでしたが,引継ぎが不十分なために失われる知見も多く,ちょっともったいないな,と感じていました.これは,学生だけで引継ぎ作業をさせていた私の責任です.今回の引継ぎ作業からは,私も立ち会うことにしたいと思います.そして,今後の課題などについて,徹底的に議論しておこうと思っています.

2010年2月12日金曜日

卒論発表会が終わりました

 本日,知能機械工学科の卒論発表会が行われ,私の研究室からは6人で5件の発表がありました.卒論本体の実験の章が抜けていたり(死刑),緊張しすぎて質問の内容が理解できなかったり,いくつか問題もありましたが,まったく自分の考えを言わなかった学生はいなかったので,よかったと思っています.判定会議でも,6人全員,合格となりました.ほっとしています.
 これから,打ち上げです.おそらく,今日は痛飲するので,夜に投稿はできないと思い,簡単に投稿させていただきました.何か楽しいことがあったら,明日,報告させていただきます.

2010年2月11日木曜日

卒研発表会前夜

 今日は何かの祝日でしたが,明日に予定されている卒研発表会のために,私だけでなく大学院生全員で,卒研生の指導を行いました.午後に最後の発表練習をした後,細かな問題点を修正して,なんとか明日発表すればよいというところまで到達しました.
 みんな,よくがんばりました.研究室の締め切りはともかく,学科の締め切りはなんとか守り,卒論本体もスライドも準備できました.結果的に,私が用意したハードルは,全てクリアされています.君達は十分に学士の資格がある.胸を張って発表しなさい.そして,明日の夜は,うまい酒を飲みましょう.

2010年2月10日水曜日

締め切りを守れない人は,社会に出る資格なし

 今日の学科/専攻会議で,卒論や修論に関する締め切りを守れなかった学生が多数いることを知りました.同じ年の人でも,既に社会に出て,厳しい締め切りに追われながら必死にがんばっている人がいるというのに,なんと危機感のないことだろう.情けない限りです.
 数年前,私の研究室に「少しぐらい遅れても,きちんとしたものを出したいという気持ちの表れです」と言ってのけた学生がいましたが,あきれ果てて何も言う気になれませんでした.独りよがりで稚拙な価値観を,他人に押し付けるのは止めていただきたい.これまでに何度も言ってきましたが,
締め切りというのは,自分が属する社会との約束であり,これが守れない人は,その社会の次のステップに進む資格はありません.
評価される資格のない人が,先の評価のことを気にするなんて無意味です.
 締め切りを守れなかった人,猛省してください.

2010年2月9日火曜日

気晴らし色々

 今日も卒業論文のチェックに明け暮れていましたが,ずっと居室に閉じこもって作業しているうちに悶々とした気分になってきたので,お昼は大学近くのマクドナルドに行って,昼食を食べながら一時間ほど仕事していました.せっかくなので,企画メニューのニューヨークバーガーなるものを食べてみましたが,これは意外とおいしかったですね.先のテキサスバーガーや,最近好んで食べているクオーターパウンダーよりも,こちらの方が好きかもしれません.ただ,セットで740円というのは,ちょっと高いような気がします.おかげで気晴らしになって論文のチェックもはかどり,いつの間にか真っ赤になってしまいました.
 今日から金曜日の卒論発表会に向けて,卒研生の発表練習が始まりました.全員,チェックしましたが,やはり7分という限られた時間では,卒論とは言え,話したいことを全て話すというわけにはいきません.時間が足りないときは,思い切ってスライドを削るように指示しています.7分の発表の場合,背景1分,手法の説明3分,実験2分,結論30秒,その他30秒,とうのがモデルケースと考えています.また,発表時間が短いほどアドリブはできないので,丸暗記するつもりで練習を重ねるのが一番です.そのため,私の研究室では,私や先輩の前で10回以上発表練習することを義務付けています.
 今日の夕方,今日が誕生日だという不幸な卒研生がいることが判明しました.あまりに不憫なので,卒研生6名と私の7名で,プチお誕生会を開催しました.最近,殺伐としていた(?)研究室の雰囲気が,一瞬和んだような気がしました.発表までに,やることはたくさんありますが,このぐらい気晴らしした方がはかどるでしょう.あと少しです.がんばりましょう.

2010年2月8日月曜日

あとは,発表です

 今日も一騒ぎありましたが,なんとか私の研究室の卒研生は,締め切りの15時の20分前に卒研概要を学科事務室に提出することができました.16時までには全研究室が提出し終えたということです.どうやら,提出できなかった学生がいたということで,ちょっと気になるところですが,よその研究室のことを気にしている余裕はありません.とにかく,後は金曜日に発表するだけとなりました.もうひとふんばりです.でも,もう,疲れた...

2010年2月7日日曜日

演技で叱ってはならない

 今日の午前中,2時間ほど大学に行って,卒論概要のチェックをしてきました.締め切りは明日の15時です.明日が勝負ですね.
 今日,7日の本田宗一郎の日々のことばは,「演技で叱ってはならない」でした.
左に,「演技やテクニックで人を叱っても、相手にすぐに見抜かれてしまう。偽りのない気持ちを相手にぶつけるのが叱る際のポイントである。」という解説が添えられていました.幸か不幸か,私は演技で人を叱るなんて,できません.できる人,信じられません.だれかに「あいつを叱っておけ」と言われて,叱れるものでしょうか.
 考えてみれば,ドラマや映画で,印象に残った涙のシーンというのはたくさんありますが,叱るシーンというのは少ないですね.あえて言えば,金八先生やスクールウォーズぐらいでしょうか.どちらも好きなドラマです.叱る演技は,泣く演技よりもはるかに難しいと思います.気持ちが入っていないと,しらけますから.
 しかし,どうも私の場合は「叱る」というより「怒る」という方が近いようで,叱った後に自己嫌悪することも多いです.でも,言い方はともかく,言っていることは絶対に間違っていないと確信しています.