2013年11月23日土曜日

平成25年度第2回オープンキャンパス

 平成25年11月23日(土曜日・祝日)は,電気通信大学の 「平成25年度 調布祭(学園祭)」 の二日目,学部入学を希望する方を対象にしたオープンキャンパスが併催されました.

 午前10時30分から,学科同窓会の幹事会が行われ,会報の編集を担当している私も出席しました.来年の2014年は,4年に一度の総会が行われることになっています.5月の連休までに開催案内,開催後には開催報告と,来年は2回の会報発行が予定されています.原稿依頼を早めにするなど,計画的に作業を進めなければなりません.

 13時からは,公開している研究室の部屋に常駐していましたが,訪ねてきてくれた卒業生との近況報告に明け暮れていました.みんな,元気に働いているようで安心しました.
ピーク時の様子
妻の差し入れのお好み焼きで,蘇った.
TKSM大学のISD先生と研究打ち合わせの図
でも,来てくれる卒業生は,元気でいる自分を報告するために来てくれるのだから,元気なのは当然ですよね.その他の卒業生の様子が気になるので,来年からは,学祭期間中にOB会を開催することを,ここに宣言いたします.

 夕方からは妻も合流して,TKSM大学のISD先生と3人で,贔屓にしている手打ち蕎麦の店で会食しました.定番のそば味噌から,豆腐もろみ,板わさ,玉子焼き,鴨のくんせい,鱧のてんぷらと,蕎麦屋ならではの肴を食べながら,日本酒を存分に楽しみました.ISD先生にも,満足していただけたと思います.多忙な一週間でしたが,無事に乗り切り,美味い料理で締めることができました.明日は,静養します.

学祭と編集委員会とOB会

平成25年11月22日(金)から,11月24日(日)までの3日間,電気通信大学では 「調布祭(学祭)」が開催されます.ここ数年,初日は冷たい雨に祟られてきたのですが,今回は素晴らしい晴天に恵まれました.学祭期間中とはいえ,教員にとっては平日ということで,今日も朝からバリバリ仕事をしましたが,お昼は学祭の気分を味わうために,屋台を物色して昼飯として楽しんでみました.個人的に学祭を楽しむのは,日曜日だけとなりそうです.

午後は,Editorとなっている International Journal の編集委委員会に出席するために,虎ノ門駅近くの霞が関ビル35階にある「東海大学校友会館」に行って来ました.この編集委委員会に参加するのは,本当に久しぶりです.私は,型技術協会が主催している 「型技術者会議」 と 「型技術ワークショップ」 で発表された論文をチョイスして,Journalの特集としてまとめる役目を仰せつかりました.来週予定されている 「型技術ワークショップ2013 in きたかみ」から,早速,活動開始です.

 夜は,学生の時に所属していた電通大TKUC研のOB会が,品川駅近くの居酒屋で開催され,私も2年ぶりに参加させていただきました.色々な人と,楽しく談笑することができましたが,毎年開催されているこの集まりに参加している人は固定されつつあるようです.来年は,アナウンスが届いていないと思われるOBにも情報が伝わるように,積極的に拡散することになりました.来年の面子が,どのように変わるか楽しみです.

 とっても忙しくなると覚悟していた今週も,土曜日を残すのみとなりました.学科同窓会の会議と,オープンキャンパスに伴う研究室公開が予定されており,最後の山場となりそうですが,気を引き締めて対応したいと思います.

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2013年11月22日金曜日

群馬県立館林高等学校出張講義

 平成25年11月21日木曜日は,「産業を支える工作機械」 という題目で出張講義をするために,東武伊勢崎線館林駅から徒歩で30分,タクシーで10分のところにある,「群馬県立館林高等学校」に行って来ました.調布駅から京王線で新宿まで40分,新宿駅からJR湘南新宿ラインで久喜まで50分,久喜から東武伊勢崎線で館林駅まで30分と,電車に乗っているだけで2時間もかかり,さすがに疲れました.

 少し早めに館林駅に到着したので,駅から歩いて15分ぐらいのところにある 「長良神社(ながらじんじゃ)」 を参拝して,今回の講義がうまくいくように祈念しました.この神社は,館林七福神めぐりで 「恵比寿神」 を担当しているそうです.今日と明日は 「えびす講」 という行事が行われるということで,そのために多くの方が準備に追われていました.忙しい中,御朱印に対応していただき,ありがとうございました

 今日は,「学部学科別進路講演」 ということで,12の大学から専門の異なる教員が講師として招かれ,240人の2年生が,それぞれ希望する講義を受講するということでした.お昼は,12名の講師が校長先生と一緒に弁当を食べながら話をしたのですが,この高校は授業中にスマホをいじっているのが見つかると,校長説諭になるそうです.それでも,今年度説諭した学生は数名だけだそうです.大学も,専攻長説諭とか実施すればいいのかな? でも,大学生に対してやるようなことではありませんね.
 13時5分から始まった講義では,まず,大学のアドミッションセンターからいただいたスライドを使って,大学の説明をしました.説明しながら,電通大は学生に対して,ずいぶん世話を焼いているというか,本当に色々なことをしてあげているんだな,と思いました.それにしても,この高校が男子校であることを知らずに,女子高生向けの情報を厚く準備してきたことは失敗でした.
 工作機械に関して,定義,歴史,現状,特徴,剛性設計の考え方,NC制御,JIMTOFやプラモデルの紹介など,1時間ほど講義しましたが,質疑応答の様子から察するに,かなり難しく感じたみたいです.出張講義の目的は,高校生に大学の講義の雰囲気を知ってもらうということなので,大学で講義している内容から難しい部分を削って話しているのですが,やはり,高校生向けにスライドを作り直した方がいいのかな? でも,それでは大学の講義という主旨から外れると思いますし… ちょっと,他の先生がどうしているか訊いてみることにします.

 自分としては,充実した出張講義となりましたが,聴講してくれた学生に対して,何らかの影響を与えられたことを祈るばかりです.

2013年11月20日水曜日

鳥すきやき「ぼたん」の会

 今日の夜は,金型関係の皆さんが会する,鳥すきやきを楽しむ集いに,ご一緒させていただきました.豚すきやきは実家で食べていたので,馴染みがありますが,鶏肉のすきやきを食べるのは初めてです.自他共に認める食いしん坊である私は,今回の会食を励みにして,二週間の刻を生きてきました.
 指示に従いながら食べてみたところ,実にさっぱりとした味わいで,すきやきというのに,いくらでも食べられるような気がしました.ビールでも,日本酒でも,お酒にとっても合うので,これは大変にキケンです.すきやきが大好物という妻が,絶対に喜ぶと思うので,今度は夫婦で来たいと思います.
親子丼,スタンバイ!
 話のなかで印象に残ったことは,今の中小企業の二代目や三代目の方は,しがらみなどが多くて,結構,大変だということです.責任を問われるのであれば,それなりの権力が必要ですよね.実力で勝負と言われたら,30代では親に勝てませんよ.私のような公僕には,分からない苦労ですね.
絶品,親子丼
 美味い料理を肴に,美味しいお酒を頂きなら,大いに勉強させていただきました.また機会があれば,ご一緒させていただきたいと思います.

2013年11月19日火曜日

平成26年度卒研配属のための研究室公開

 今日の午後,14時30分から17時30分まで,来年度の卒研配属対象者のために,研究室を公開しました.研究室の卒研生をはじめ,総力をあげて対応すべく,待ち構えていましたが,結局,研究室を訪れてくれた学生は2人だけでした.昨年は2日間の公開で,延べ18人の学生に対応していたので,単純計算で1/4になってしまったことになります.がっかりしたというか,正直,拍子抜けした気分です.
 見学に来てくれた学生から聞いた話では,今回はロボットや制御の研究室が人気みたいですね.どの研究室も,研究内容や活動方針が,急変することはないと思います.なので,人気の変動は,学生の考え方の変動だと考えています.自分としては,来てくれた学生と一緒にやっていくだけです.
 思いがけず暇になってしまったので,研究室の学生達と,色々なことについて話すことが出来ました.いやはや,どこで見聞きしたのか知りませんが,彼らは学科のことについて,色々な情報を持っているのですね.そんなことまで知っているのか! どころか,私が知らない情報もありました.
 間違っている情報もありましたけどね.准教授は博士課程の学生を指導できないという噂があるようですが,これは,大変な間違いです.Dマル合の資格を持っていれば,准教授でも博士論文の指導を担当できます.私も,Dマル合の資格は持っていますので,私の専門分野で学位を取りたいという方は,遠慮無く相談して下さい.
 明後日の夕方には,卒研配属対象者と教員の懇親会が予定されているので,質問などには真摯に対応したいと思います.

2013年11月18日月曜日

多軸・複合加工機が牽引する製造業の未来

 2013年11月15日(金)付日刊工業新聞 第2部 「工作機械産業」 特集の 4-5頁に,私が寄稿した「これからの多軸・複合加工のためのソフトウェア技術」 が掲載され,先週,冒頭の部分を紹介させていただきました⇒「m-shige's log: 実用段階にある5軸制御工作機械」.それでも,読んでいないという方が多いと思うので,今回はまとめの部分を紹介したいと思います.

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 日本の製造業の現状は厳しく、量産については、東南アジアの国々に仕事を取られ続けているという状況である。今後、日本国内における仕事の可能性としては、高速一品試作などの、個別対応を前提とした多品種少量生産による事業のあり方を模索することになるであろう。自動化によるコスト削減や、多品種少量生産に対して、大きな可能性を持つ多軸・複合加工機に対する期待は大きい。

 国内外で開催される工作機械の展示会などにおいては、5軸制御マシニングセンタや複合加工機しか出展していないという工作機械メーカーも増えてきた。これは、今後の機械加工に関する新技術については、多軸・複合加工機周辺のものを中心に提案していくという、各メーカーの方向性を明確に示している。このような動きについては、ユーザーの立場からも、注視していかなければならない。

 多軸・複合加工技術のさらなる活用によって、付加価値の高い加工技術に基づいた、高付価値製品が創出されるなど、日本の製造業の活性化に繋がることを期待したい。
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 うーん.機械は頑張っていると思いますが,CAD/CAMも頑張ら…ゲフンゲフン… それよりもNC…ゲフンゲフン… いや,しかし,しがらみの多い業界です.専門家としての責任を,痛感しています.

2013年11月17日日曜日

教えに従うということ

 日曜日のゴルフスクールで,最近,大きな気付きがありました(しかし,いつまで経っても,色々なことに気付きますね…) 私には,スイングの途中で右手がほどけてしまい,ロフト角以上にボールが上がってしまうという悪癖があります.ビデオで見てみると,右手を押し込んでいるように見えるので,右手の力を抜くようにしてきたのですが,まったく改善が見られませんでした.右手の力を抜こうとすると,なぜか左手に力が入るようになり,結果的に右手にも力が入ってしまうように感じます.
 というわけで,先週,クラブを握る両手の力を思い切り抜いてスイングしてみました.そのとき,ヘッドスピードを計測する装置を使わせてもらえたので,力を入れた時と抜いた時のヘッドスピードを比較してみました.結果は,力を抜いた時の方が,圧倒的に速いことが分かりました.私のゴルフスクールでは,男性はヘッドスピード 40m/s 以上を目標値としています.私は,この目標値にほとんど届いていなかったのですが,力を抜いただけで,楽々 40m/s を超すことが出来ました.クラブを強く握ると,腕全体がこわばってしまい,しなやかにスイングできなくなるとのことですが,これを数値的に実感することが出来たというわけです.
 実は,クラブを軽く握るということは,ゴルフでは基本中の基本で,ゴルフスクールに入ったころから,何度も,何度も,繰り返し言われ続けてきたことでした.小鳥を握るような感覚でというのは,有名なたとえ話です.しかし,クラブをゆるく握ると,なんとなく不安な気持ちになり,教わったことを無視するように,しっかりクラブを握ってきました.しかし,ヘッドスピードが速くなるという効果が明確になった今,クラブをゆるく握るという教えに従うことに対して,もはや迷いはありません.
 効果があることが確実であれば,人は教えに従うということです.逆に,教える側としては,効果があることを示さなければならないということになります.これは,学ぶということの真理なのかもしれません.

Re:日本再生シンポジウムNEXT

平成25年11月16日土曜日は,「第9回全国若手ものづくりシンポジウム In 八王子 Re:日本再生シンポジウムNEXT ―世界の潮流をもう一度日本へ―」 に参加するために,東京工科大学の八王子キャンパスに行って来ました.このキャンパスに行くのは初めてでしたが,正直,その規模の大きさにビックリ! こんなキャンパスなら,学生も勉強したくなりそうだよなぁ… 機会があれば,平日の様子もリサーチしてみたいと思います.

今日のお目当ては,何と言っても,「全日本製造業コマ大戦(G3)プレ世界大会 in 八王子」 です.コマ大戦は,今年の4月の三越場所以来の観戦です ⇒「m-shige's log: 全日本製造業コマ大戦 G3 日本橋三越場所」.私見ですが,この戦いは,ケンカ独楽よりも,どちらが長時間回り続けるかという勝負の方が,引き込まれるように思いました.その方が,長時間楽しめますし.しかし,対戦時間が延びると,運営側としては大変かと思いますが.

 コマ大戦は途中で中座して,14時半からは併催されていたパネルディスカッション 「世界の潮流を再び日本に! ~中小企業におけるグローバル戦略~」 を聴講しました.パネリストは,国内外で成功している,大変著名な中小企業の経営者の皆さん.一番印象に残ったのは,どんな事業も,プロデュースが成功した後のプランも,きちんと提示できないといけないということ.これは,大学の研究も同じだと思うのですが,実際のところ,私は出来ていません.強い動機付けをしていただきました.参加して,本当によかったと思っています.

 やはり,自分から動かないと,何も得られないと,強く感じた一日でした.今後の活動に,生かしたいと思います.