2010年2月20日土曜日

厄除けに行ってきました

 今日はとてもいい天気でしたね.災厄消除(やくよけ)のために,午後から川崎大師に行ってきました.私は今年の5月で41歳,前厄だということです.正直なところ,あまり厄除けに行く気はなかったのですが,両親が言うには,厄は自身だけではなく,周囲の人にもおよぶということで,それは申し訳ないということで行くことにしました.
 実は,私は川崎市の生まれで,幼稚園までは川崎大師から歩いて行ける池上新町というところに住んでいました.小学校から現在実家のある戸塚に住むようになりましたが,毎年1月2日には家族で川崎大師に初詣に行き,厄除けもしてもらっていました.5年前に結婚して以来,川崎大師に行くことがなかったので,今日は5年ぶりのお参りということになりました.
 正月の初詣のときは大変な人出で,お参りには午前中でも2時間はかかるのですが,2月半ばともなるとさすがにすいていて,12時半にお護摩の受付をして,13時からの修行に参加,13時半にはお護摩をいただくことができました.時間は早く済みましたが,修行を受けた人はかなりの人数でした.さすが関東厄除け三大師の一つです.
 せっかくお寺にきたので,お昼は妻のリクエストに従い,出店のたこ焼きを食べることになりました.最初のたこ焼きを食べた後,妻が「たこが入っていたのか分からなかった」と文句を言うので,たこが大きいことを目視で確認できた別の店のたこ焼きをもう1パック食べることになりました.確かに,二つ目のたこ焼きの方がうまかったですが,いい年をして,これは明らかに食べすぎ.さらに,帰りにうまそうに見えたお団子の誘惑に負けて,炭水化物を一本ずつ摂取するはめに.おかげで,晩飯は枝豆と冷奴とビールという,居酒屋のほろ酔いセットみたいなものになってしまいました.
 思えば,お休みの土曜日は5ヶ月ぶり.さらに明日は日曜日.ささやかでありふれた幸福をかみ締めております.

2010年2月19日金曜日

学者になった日

 今日の午後,隣の研究室の学生の博士学位論文予備審査があり,審査教員として出席しました.真面目に研究していると伝え聞いていましたし,関係する論文が5本もあるというのですから,学位取得にはまったく問題ないと思います.これからもがんばって欲しいですね.
 博士学位論文の審査に係わったのは,教員となってから初めてでした.13年前の自分自身の予備審査のときのことを思い出しました.当時は,修士課程から5年間も取り組んできた研究なのに,やればやるほど次から次へとやるべきことが出てきて,こんなまとまりのない内容で学位なんか取れるのかと,学位論文の作成中は悶々と過ごしていました.そんなとき,お世話になっていた研究所の人から「工学の学位はパスポートみたいなものなんだから,もらってからしっかりがんばればいいんだよ」と言われました.当時はいぶかしげに感じましたが,今では本当にそのとおりだと思っています.
 長い年月をかけ,苦労して学位を取られた方もおられるので,あくまで一つの考え方だと思っていただければ幸いです.何よりも,学位取得後も研究活動を続けることが一番大切だと思います.このパスポートは,大学や高専や研究所の人間になるつもりがなければ,国際的な研究活動をしないとあまり効力がありませんので.

2010年2月18日木曜日

建て前ではなく,本音が知りたい

 今日も雪が降りました.最近,よく降りますね.9時から担当している生産システム工学の試験だったので,交通に影響がないか心配しながら大学に行きました.京王線が遅れているという情報がありましたが,試験会場の部屋に行ってみると,学生達もだいたい来ていたので,予定通り試験を実施することにしました.
 試験が終わって,昼食後,さっそく採点にとりかかりました.採点してみると,いつも前の席に座って熱心に聴いている学生の出来が悪いと嘆いたり,いつも寝てばかりいるという印象の学生がすばらしい解答を書いているのに驚いたり,つくづく自分は人を見る目がないな,と思いました.こんなことでは,人を値踏みするなんて,一生できそうもありません.
 今回の試験で一番がっかりしたことは,最後の問題に対する解答でした.「最近の日本の製造業は危機的状況にあるが,今後どのような方向に進むべきか,自分の思うところを述べよ」というような問題でした.これは感想文のようなものなので,自分の考えを200字ぐらい書いていたら,10点あげるつもりで出しました.この10点を放棄する学生が結構いました.まったく理解できません.講義中に私が語った私の意見を,そのまま書いてきた学生もいました.ちっともうれしくありません.他の問題は良く書けているのに,この問題だけ解答しない学生もいました.寒いですね.こういうことにならないように,来年度は普段から言い聞かせないとダメですね.
 何を知っているかではなく,何を考えているかが大事なのだと.

2010年2月17日水曜日

コピペ病

 最近学科のある先生から,講義の課題として提出する電子ファイルを,他人からもらったまま提出する学生がいると聞きました.スペースや改行を含め,すべてのキャラクタが一致するということですから,間違いなさそうです.私が担当している学生実験のレポートでも,同じグループでまったく同じ内容のレポートが三つも出されて,驚いたことがあります.でも,もっと驚いたのは,そうすることがどんな結果につながるか,まったく予想できていないということです.でも,予想できるのなら,こんな稚拙なことをするハズがありませんよね.これも,いわゆるニュータイプなんでしょうか?
 ツイッターでも,エントリーシートをコピペしただけで出してくる学生がいるという話題がありました.とうとう,就職試験という最終プロセスまで,コピペ病が蔓延してしまったようです.寒い時代になったものです.

2010年2月16日火曜日

指導者の仕事

 今日,大学生協で「[セオリービジネス] 教える力、育てる力」というムック本を購入しました.私はこのシリーズが大好きで,毎号欠かさず買ってきました.今回の号は,昨年末には発行されていたようなのですが,完全にウォッチし損ねてしまい,今日になってようやく入手したというわけです.
「一流スポーツの指導者の秘伝公開」という表紙のコピーにあるように,いかにも私の好きそうな内容でしたが,とりあえず最後の記事「名将の名言・金言100」を拾い読みしていたところ,私が教育者として尊敬している,高校ラグビー・元伏見工業高校/山口良治先生の言葉がありました.

「その人が、いいか悪いかを値踏みして選別するのが、上司や教師、指導者の仕事ではない」

解説として,以下の文章が添えられていました.

新人をひと目見て、「使える、使えない」と判断する指導者がいるが、それは本来の仕事ではない。人を値踏みするのはもってのほかだということを頭に叩き込んでおこう。

年度末から年度始めを迎えるにあたり,肝に銘じておこうと思います.

2010年2月15日月曜日

Twitterも始める

 実は,忙しい時期だったにも係わらず,先月からTwitterなるものを始めています.現時点で,63ツイート,19フォローしている,13フォローされている,0リスト.まだまだですね.
 始めたばかりなので,ツイッターがすごくいいという感じはありません.でも,悪いことは今のところまったくありません.いいことはいくつかあります.
 現在,私がフォローしている人の中には,とても啓蒙的なことをつぶやく人がいて,すごく励みになります.良いつぶやきには,拍手のつもりで即座にリツイート.知り合いの人が近況をつぶやくと,がんばっているなと,思わず返信.私も一日に一度ぐらいは自分の言葉でつぶやいていますが,人のためになるようなことは簡単にはつぶやけません.でも,無理をしないで続けていこうと思っています.
 ツイッターやっていてよかったと思う日が来ればいいですね.でも,なんだかそんな日が来るような予感がしています.

2010年2月14日日曜日

今日はバレンタインですね

妻 「このチョコレート,買ってあげようか」
私 「そんな千円のデコレーションよりも,板チョコ10枚の方がいい」
妻 「... つまらない人 ...」

どうも,生産工学に係わると,モノを原価で評価するという悪い癖がつくようです.他にも,私の場合は「形(かたち)」のことを「形状(けいじょう)」としか言えなかったり,「0.01ミリメートル」以下からは「10ミクロン」と言ってしまいます.専門家どうしでは気になりませんが,一般の人から見れば,やはり,おかしいですよね.気をつけます.