新たなる牙、D200Z。（９）

　牧野フライス製作所製 5軸制御立形マシニングセンタ D200Z 23号機，2021年9月17日(金)は，OBのHND君が再び来学して，学生たちにインペラ加工のデモンストレーションを見せてくれました．

　送り速度 50000 m/minとか，主軸回転数 30000 rpmとか，見たこともないような指令値が流れていくのを見て，言葉を失いました．まあ，実際に出ている送り速度は低いと思いますが，遅れていることを感じさせないスムーズな動きでした．いやはや，最近の工作機械はスゴイですねえ．最適化されていないNCプログラムでも，あまり問題にしないのではないでしょうか．CAMオペレーターとしては，少し虚しいですね．

　直径40mm，高さ20mm，6枚羽のインペラを，30分程度で削り出すことができました．生産システム工学の講義で見せているインペラ加工の動画と同じ加工が，目の前のD200Zで実現される様子を見て，とても感慨深く思いました．これでいつでもインペラ加工を楽しむことができます．全員にとはいきませんが，見学者へのプレゼントにするために，定期的に加工していきたいと思っています．とりあえず，１週間に１個は作りたいところです．

改善の余地は無限にある

が，14日の『【日めくり】2021年版 日々のことば 松下幸之助「創意工夫」』のことばでした．「たとえ今、順調でも、はたしてそれは最高の状態か。よりよくできることは、もうないのか。そんなことはあるまい。よく見れば、改良、改善すべき点はいくらでも出てくるはずである。改善の余地も無限、発展の伸びしろも無限。そう考えれば、面白みも生きがいも湧いてくる。」という解説が沿えられていました．英訳は，"There are countless ways to improve your performance." でした．

　最高の状態は，日々の活動の積み重ねなのです．最高の状態だと思って何もしないでいると，取り返しのつかないことになります．なんだか，平家物語みたいですね？ 良い状態を維持するだけでも大変なことなのです．結局，日々，改善点を探して実行していくしかないのです．

新型コロナワクチン接種（第２回）その後

　昨日２回目の摂取をした 新型コロナワクチン モデルナ（武田薬品）， 就寝前に測った体温は36度ちょっとの微熱でしたが，2時頃に悪寒を感じて毛布を引っ張り出すことに．しかし，しばらくして今度は暑くてたまらなくなり，何もかけることができなくなりました．明らかにおかしいと思って，体温を測ってみたところ，38.2度でした．これはダメだと判断し，用意してあった解熱鎮痛剤 EVE A錠 を飲んでみたところ，4時には37.5度に低下しました．0.7度下がっただけでしたが，これでだいぶ楽になりました．どうやら，かみさんも発熱して大変だったみたい．副反応との戦いの一日が始まりました．

　二人とも食欲がなかったので，フルーツとヨーグルトとチーズとコーヒーいう簡単な朝食で済ませました．その後，体温は37度の微熱ラインを乱高下しましたが，昼から強い頭痛に悩まされるようになったので，カップヌードルという悲惨な昼食を取った後，2度目の EVE A錠 を摂取して，しばらく横になっていたところ，なんとか頭痛は治まりました．相変わらず暑くてだるかったですが，頭が痛くなければなんとかなります．

　筋注した左腕の鈍痛は１回目の時よりも楽でしたが，全身症状が洒落になりませんでした．頭を使う気になれないので，本も読むこともできず，本当に非生産的な日曜日となりました．でも，土曜日に摂取して日曜日に休むという計画は成功したといえるでしょう．明日の月曜日は大丈夫かしら？