2014年5月31日土曜日

研究室で「ザ・プレミアム・モルツ講座」を受講

 平成26年5月31日(土)の午後は,研究室のメンバ全員で 「サントリー武蔵野ビール工場」 を見学しました.通常の1時間コースではなく,事前予約制の 「ザ・プレミアム・モルツ講座」 を手配するという完璧な企画内容でした.5年ぐらい前までは,このビール工場を見学することが研究室の恒例イベントとなっていたのですが,いつの間にか立ち消えとなっていました.私個人としても,3年ぶりの訪問ということで,今回の見学を楽しみにしていました.

ダイヤモンド麦芽
 おそらく,もう5回ぐらい見学しているので,知っていることばかりでした.しかし,現在の関西の 「天然水」 を生産しているのは,鳥取県日野郡にある 「天然水奥大山ブナの森工場」 だということを初めて知りました.昔は,「南アルプス」「阿蘇」 だけだったのですが,やはり,ご無沙汰はいけませんね.

 缶詰・箱詰の工程では,6月24日(火)から限定発売されるという 「オールフリー シトラスクール」 の生産が進められていました.私のノンアルコール・ビールに対する評価は厳しく,かろうじて 「キリンフリー(KIRIN FREE)」 だけは認めているというぐらいなのですが,「ビールテイスト飲料」 ということで,ビールではないのだと割り切れば,そこそこ飲めるものなのかもしれません.今回の縁があったということで,とりあえず,限定発売中の 「オールフリー シトラススパークル」 を飲んでみようかと思います.

 そして,お楽しみの試飲タイムとなりました.「ザ・プレミアム・モルツ講座」では,通常のピルスナーの他に,「ザ・プレミアム・モルツ〈黒〉」 も飲むことができます.今回は,ピルスナー⇒黒⇒ピルスナーと,制限いっぱいの3杯を楽しみましたが,やはり,普通のピルスナーが一番だと思いました.そして,30分で3杯というペースは,今の自分には少しツライということも分かりました.次回からは,ピルスナーを2杯飲んで終わるようにします.

 「今日から,君達のビールが変わる。」 研究室の誰もが,出来たてビールの美味さを実感してくれたのではないでしょうか.また来年も企画して欲しいと思います.

2014年5月30日金曜日

学外の会議をハシゴしました

 平成26年5月30日金曜日の午後は,学協会の会議をハシゴしました.まず,みなとみらい線の馬車道駅の近くにある 「型技術協会 事務局」 に移動して,14時からの会合に参加しました.
 次期会長に就任することになっているHENGのTOKさんが,今後の協会の方針や体制について意見を伺い,事業をはじめ様々な内容について検討したいということで招集されたのですが,企業の方の組織運営の考え方は,見習うべきことがたくさんあります.「報告に時間を費やしていたこれまでの理事会から,議論中心の理事会に大変身!」 は,どの組織の会議にも通用する取り組みだと思いました.費やした時間の半分以上が報告事項なんて会議,身の回りにたーくさんありますからねー.ははは.
 誰が,何を,何時までにやるかだけを決めれば,後は担当となった人がどんどん進めるだけなのですから,結局,キチンとしたメンバだけで構成された組織であれば,会議なんて必要ないのかもしれません.

 型技術協会の会合は15時10分頃中座させていただき,「2014年度 精密工学会事業企画第1グループ 第2回ミーティング」 に出席するために,九段下駅近くにある 「精密工学会 事務局」 に移動しました.
 16時30分から始まったミーティングは,10月17日に開催予定となっている 「第369回講習会」 と,来年5月に開催することになっている講習会の内容に関する議論が中心となりました.これから企画第1グループで企画する講習会は,次回も次々回も面白そうです.乞うご期待,です!
 そして私は,企画第1グループのサブリーダーを務めることになりました.当初要請された幹事就任を固辞した私ですが,責任から逃げている人間の発言は重みがなくなると思い,自らサブリーダー就任を受け入れました.これからも遠慮のない発言をしながら,責任を持って発言したことを実現していきたいと思います.

平成25事業年度 マザック高度生産システム研究助成対象者の発表会ならびにマザック高度生産システム論文賞の表彰式

に出席するために,平成26年5月29日木曜日は,岐阜県美濃加茂市にある 「ヤマザキマザック美濃加茂製作所」 に行ってきました.集合時間の前に,犬山城の下に鎮座する 「針綱神社(はりつなじんじゃ)」 を参拝しました. 知人がこの神社を参拝する様子をFacebookに投稿しているの見て,いつか参拝したいと思っていました.感無量であります.

 名鉄線犬山駅の駅前から送迎バスに乗って11時には,会場に到着しました.この工場は,これまでに何度も訪れていますが,いつ見てもその規模に圧倒されます.今回は,研究助成の対象者として招待されましたが,本当にありがたいことだと思っています.いただいた助成金を有効に活用して,物理的な成果に還元したいものです.

 今回は,私の研究室から2013年3月に修了した特攻隊長のOKMT君が日本機械学会に投稿した論文「統計的パターン認識に基づいたボールエンドミルによる切削面の外観検査」が論文賞を受賞することになり,本人も表彰式に出席しました.私の研究室からこの賞を受賞するのは彼で3人目となりますが,やはり,受賞した論文はどれもよい論文でしたし,そのためにした仕事も素晴らしいものでした.今後の学生も,よい研究をして,よい論文を書いて欲しいものです.

 式典終了後,ヤマザキマザックが管理運営しているゴルフ場 「クレセントバレーカントリークラブ 美濃加茂」 のクラブハウスに移動して,昼食を兼ねた懇談会となりました.一度,このゴルフ場でラウンドしてみたいです.

 懇談会終了後,「ヤマザキマザック オプトニクス株式会社」 に移動して,ピラミッドのようなエントランスから地下にエントリーし,地下工場を見学しました.レーザー加工機を生産するために,ほこりが少ない密閉された空間が欲しいということで作られた工場だそうですが,空調のための消費電力が地上建屋の10%という点も驚きです.
 レーザー加工機の紹介もありましたが,中でもタップ加工用のミーリングヘッドを搭載した複合機があることに関心を持ちました.今後,仕上げ加工などの本格的なミーリングができる機械が登場するかもしれません.あと,ファイバーレーザーを搭載した機械が増えてきているように感じました.

 オプトニクス見学後,美濃加茂製作所に戻り,サイバーファクトリー,ボールねじ工場,ショールームなどを見学しました.この工場は,これまでに何度も見学させていただいています.どの工場も,見学するたびに新しい気付きがあり,脳の刺激になります.今回は,ボールねじに関する情報が更新されました.

 16時半ごろ,式の次第はすべて終了となり,名鉄線犬山駅までバスで移動し,17時7分発の特急で名古屋へ,18時3分発の居酒屋のぞみでOKMT君と乾杯して,新橋の立ち呑み屋で本格的に祝杯をあげました.皆さん,飲み過ぎには注意しましょう…

2014年5月28日水曜日

45回目の誕生日

 今日,2014年5月28日水曜日は,私の45回目の誕生日でした.昨夜の日付変更とともに,Facebook上でメッセージが届き始め,ああ,誕生日が来たんだなと思いました.誕生日ぐらいゆったりと仕事したいところですが,今日から2限と3限のダブルヘッダー加工学の講義が始まりました.講義すること自体が3ヶ月ぶりなのに,いきなり3時間も話し続けて,喉が痛くなりました.喋ることを生業としている以上,日頃の鍛錬が大事ということですね.4限は研究室のミーティング,5限は学科で所有しているレーザー加工機の利用講習会の準備と立ち会いなど,ちょっと,予定を詰め込み過ぎました.自業自得です.

 夜は,妻が買ってきてくれた調布パルコ地下1階のフードコートに入っている「大泉学園の老舗洋菓子店」の苺のショートケーキで,ささやかなお祝いをしました.平日に自分の誕生日を盛大に祝うなんて,もう無理なのかもしれませんね.今週末に,もう一度お祝いしないと気がすまない.そんな気分になった今年の誕生日でした.

2014年5月27日火曜日

JSME 第92期 生産加工・工作機械部門 第1回運営委員会

に参加するために,今日の午後は,JR信濃町駅近くにある日本機械学会会議室に行って来ました.先月は引き継ぎのために,新旧委員長・幹事合同の委員会が開催されましたが ⇒ 「m-shige's log: JSME 第92期 生産加工・工作機械部門 第1回新旧合同委員長・幹事会」,今回は運営委員全員が集うことになりました.部門幹事を務める私は,事前に電子データとして配布された試料を熟読して委員会に臨みましたが,なんとか想定内の議論でまとまったようでホッとしました.宿題を課させて頂いた委員の皆様には大変にご愁傷様ではありますが,集客が見込めるような有意義な企画を提案して頂けるよう,ご協力のほど,どうぞよろしくお願いいたします.
 最初の運営委員会を終えた率直な感想としては,やはり総務委員会の仕事は大変だと思った次第.年中,なんらかの賞の審査の取りまとめをしているような感じで,心やすまる時期がないというところでしょうか.その他の委員会も,決して楽なところはなく,むしろ,部門の作業全体を俯瞰しているような自分の立ち位置は,それほど大変ではないように思いました.でも,年度末の取りまとめはとっても大変なので覚悟しておくようにと,MRNK部門長に釘を差されてしまったので,早めに対応しておくようにしたいと思います.

2014年5月26日月曜日

自転車に対する一考察

 先週,免許の更新に行って来ました.私は横浜の実家を出て以来,すっかりペーパードライバーになってしまいました.必然的に,自動車運転免許の更新等をした時点で過去5年以内に加点対象となる交通違反などがない 「優良運転者」 となってしまいましたが,ちっとも嬉しくありません.でも,自動車が必要になる生活になる可能性がないとは言えませんし,写真付きの身分証明書として免許証は貴重なので,仕方のない手続きだと割りきっています.というわけで,私に車を運転させないで下さい(笑)

 手続きはどんどん進み,最後には30分の 「優良運転者講習」 を受講しました.30分では,配布された教本の内容すべてを講義するのは不可能ということで,平成25年12月に改正された道路交通法で新たに加えられた3つの法制が紹介されました.そのうちの2つは,自動車ではなく,自転車に関するものでした.

○自転車の検査等に関する規定の新設
 警察官は、内閣府令で定める基準に適合するブレーキを備えていないため交通の危険を生じさせるおそれがあると認められる自転車が通行しているときは、停止させてブレーキを検査できるようになりました。
 さらに危険を防止するために必要な応急措置を命じ、応急措置では必要な整備ができない場合は、その自転車を運転しないよう命ずることができるようになりました。また、これらの命令に違反した者に対しての罰則も整備されました。
 検査拒否等、応急措置命令等違反は、5万円以下の罰金

○軽車両の路側帯通行に関する規定の整備
 自転車等の軽車両が通行できる路側帯は、道路の左側部分に設けられた路側帯に限ることとされました。
 路側帯の右側通行をした場合は、通行区分違反として、3ヵ月以下の懲役又は5万円以下の罰金

 ママチャリに乗っている自分にとって,最初のブレーキの有無に関する法制は関係ありませんが,次の右側通行禁止に対する法制については要注意ですね.でも,これだけ法制で縛られると,神社仏閣史跡巡りですっかり歩くことが好きになってしまった私は,ますます自転車から遠ざかりそうです.我が家の自転車は,かわいそうだと思います.自転車でしか行けないような場所を開拓しなきゃ…

 ここでひとつ,強く主張しておきたいことがあります.「自転車は、車道が原則、歩道は例外」 なのです.例外的に走っている 「歩道では、すぐに停止できる速度で歩行し、歩行者の進行を妨げるおそれのある場合は一時停止しなければなりません。」
 毎朝大学に向かう時,駅に向かって爆走してくる自転車群と対向することになるのですが,とても上の法制が守られているとは思えません.正直,身の危険を感じるほどです.罰則がないからでしょうか? であれば,早急に罰金刑を制定して,ガンガン取り締まっていただきたいものです.そうしなければ,自転車と歩行者による人身事故が急増して,取り返しの付かない不幸を量産することになるでしょう.

2014年5月25日日曜日

「ルーズヴェルト・ゲーム」を読む

 ずいぶん前に,池井戸潤氏のエンタメ小説 「ルーズヴェルト・ゲーム」 の文庫版を読了していました.今年の4月27日からTBS 「日曜劇場」 枠で放送中の連続テレビドラマの原作です.もちろん,テレビドラマも録画して欠かさず観ています.

 これまでの作品とは違い,社会人野球チームの存亡を賭けた戦いも並行して描かれていますが,大枠としては 「空飛ぶタイヤ」「下町ロケット」 と同様,企業の社長,役員,技術者らが,自社の存亡を掛けて大きな困難に立ち向かい,最終的には大逆転で勝利するというような内容です.確かに面白いのですが,ちょっと飽きてきたような気がする展開でした.

 一方のテレビドラマの方は,原作よりも脚色が強すぎるのか,主役を張れるような個性的な役者が多すぎると思います.どの人物に注目して観ていたらよいのかわかりません.原作に沿うような配役にしないと,原作のファンを置き去りにしてしまうのではないでしょうか.原作を読んでいない人であれば,あまり問題ないのかもしれません.私自身も,原作とは別のドラマと考えながら,それなりに楽めていると思います.

 「空飛ぶタイヤ」 を最後に,しばらく池井戸作品を読むのはお休みしようと思っていたのですが ⇒「m-shige's log: 「空飛ぶタイヤ」を読む」,テレビドラマになると聞くと,それを観たくなってしまい,テレビドラマを観る前に,先に原作を読みたくなってしまいます.もしかしたら,完全にテレビ局と出版社の術中にハマっているのかもしれません.